マッチレースはまだまだ続く
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今節も優勝争いマッチレースは続行。先に試合を終えたリバプールとマンチェスター・シティ。次節直接対決を控える2チームに対して、背中をぴったりと取る形でついていきたいところである。
勝って当たり前という最下位相手の試合はどことなく特別なプレッシャーがかかる。しかしながら、アーセナルはわずか4分でその不安を一蹴。あっという間の先制点で電光石火のゴールを決めてみせた。
この先制点の場面のようにアーセナルの攻撃はとにかくサイドに枚数をかける。オーバーロードというのは大袈裟かしれないが、CFやIHはボールサイド側に動きながら攻撃に参加。ズレを作ったのは重なったライスとマルティネッリ。この2人から抜け出し→折り返しからウーデゴールが仕留めてあっさりと先制ゴール。
それ以降も両サイドを止めることができないブレイズ。サカには縦に並ぶ形のダブルチームはついてはいたが、後方で構えるハーマーに対してマーカーのトラスティが方向を規定できずに苦戦。これにより2人を差し向けている意味はなくなり、サカは右サイドを縦に抉る形をやりたい放題だった。
2点目は右サイドをえぐる形で奪われたブレイズはプレスに出ていく形で反撃。しかし、こちらは追い込みたいサイドからの脱出をサカとウーデゴールに決められてしまい、あっという間に点差は3点となった。
ブレイズは17分に交代で5バックに移行。サカへのマークも安定し、それまでよりは相手をつかまえられるようになった。それでもチャンスは単発。明確にチャンスといえそうなのは惜しくもオフサイドとなったハーマーの抜け出しくらいだろう。
勢いに乗るアーセナルは前半の内にさらに2点を追加。これでハーフタイムまでに5点差をつけることに成功し、試合を前半で決める。
後半、右サイドからサカが退いたことで流動性がアップ。大外レーンをシェアする形で抜け出しを狙うし、後方の司令塔のジョルジーニョは放っておけば勝手にフリーになるので特別な打つ手をする必要もなし。大外のレーン交換をフリーのジョルジーニョが動かすことができれば、それだけでサイドから決定機を生むのは難しくはない。
アーセナルは早々に6点目を奪うと離脱組のリハビリを開始。ジェズス、トーマスにプレータイムを与えてとっとと店じまいである。
3強マッチレースはまだまだ継続。アーセナルも勝ち点を落とさずに上位追走に成功だ。
ひとこと
ミッションコンプリート。大差での勝利と離脱組の調整に時間をさけたのは大きかった。
試合結果
2024.3.4
プレミアリーグ 第27節
シェフィールド・ユナイテッド 0-6 アーセナル
ブラモール・レーン
【得点者】
ARS:5‘ ウーデゴール, 13’ ボーグル(OG), 15‘ マルティネッリ, 25’ ハヴァーツ, 39‘ ライス, 58’ ホワイト
主審:サム・バロット