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「Catch up Premier League」~2024.3.16 プレミアリーグ 第29節 バーンリー×ブレントフォード ハイライト

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全てを投げ打った10人相手の防波堤

 立ち上がりにボールを持つ立ち位置になったのはバーンリー。ボールを動かしつつ、受けて跳ね返す構えのブレントフォードに対して、構造的に空きやすいサイドからボールを動かしながら勝負を仕掛けていく。

 ボックス内での跳ね返しのフェーズは得意なはずのバーンリーだが、あっさりとミスをしてしまったのはレギロン。裏を取られたヴィチーニョを後ろから引き倒してしまいPK献上と退場のコンボ。80分以上を残して数的不利に陥ってしまう。

 10人になったことでブレントフォードは高い位置からのプレッシングをスタート。自陣に引きこもるよりもハイプレスという捨て身の手段を取ることを選ぶ。

 このプレッシングはシンプルにバーンリーに効いていた。バックラインの時間を奪われたバーンリーは一気にポゼッションが不安定に。オシェイのバックパスなどあわや!という場面も出るようになり、数的優位に経ってから逆に押し込まれる立ち位置になってしまう。

 それでもなんとか右サイドから奥をとることからのチャンス構築に成功したバーンリー。しかしながら、この決定機をフォファナが決めきれずにリードを広げる決定機を逃してしまう。

 後半の頭は再びペースを握ったのはバーンリー。4-3-2のブレントフォードに対して、サイドからボールを運ぶことで安定したポゼッションから押し込む展開に持ち込むことに成功する。

 追いかけたいブレントフォードはローアスリウとジャネルトが負傷。逆に開き直ってアタッカーを増員するというのはこの試合のトーマス・フランクらしい強気なプランである。

 少しずつ前に出てくるブレントフォードに対して、バーンリーはカウンターからひっくり返す形で追加点をゲット。リベンジのフォファナがゴールを仕留めてさらにリードを広げる。

 しかしながら、ここからはアタッカーを増員したブレントフォードの独壇場。10人であることを忘れる猛攻で左右からのクロス爆撃からガンガン仕掛けていく。圧をかけた一撃で1点差に迫ると勢いはさらに増すことに。

 ネットを揺らしながらもトニーのファウルで取り消しになるなど、ムリッチにとってはギリギリの戦いが続くことに。コンパニもアムドゥニのインアウトを使って中盤を強化するなど、手段を選ばない形で防衛策をとる。

 10人のブレントフォードに意地を見せたバーンリーが紙一重の逃げ切りに成功。悲願の勝ち点3を手にした。

ひとこと

 アムドゥニのインアウト、失敗したら全てを失ってしまいそうな交代策だったので実って良かったという気持ち。

試合結果

2024.3.16
プレミアリーグ 第29節
バーンリー 2-1 ブレントフォード
ターフ・ムーア
【得点者】
BUR:10′(PK) ラーセン, 62′ フォファナ
BRE:83′ アイェル
主審:ダレン・ボンド

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