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「Catch up Premier League」~Match week 37~ 2021.5.18-5.20

目次

①マンチェスター・ユナイテッド【2位】×フルハム【18位】

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■ここに来て今季ベストの勝ち点の効率

 地獄の中1日の行程を終えて、なんとか一息をつくことができたユナイテッド。この2試合はさっぱりだったが、2位が決まっているということで、多少はまったりする余裕はあったというのが正直なところだろう。だが、ELの決勝が残っている現状では調子を取り戻していく必要がある。

 そんなユナイテッドだが立ち上がりからフルハムを圧倒。当ハイライトレビューを読んでいる方ならお分かりだと思うが、フルハムには理不尽な武器は存在してないので、押し込まれたら素直にペシャンコにされてしまうチーム。高い位置からのプレッシングと、SHのポグバを使ったゴリゴリにフルハムは完全に屈してしまう。

 序盤戦からペースを完全に握ったのはユナイテッド。先制点こそカウンターから芸術的なボレーをカバーニが沈めたからこそだが、基本的には攻守ともに敵陣で完結。相手陣でプレッシャーをかけて奪い取り、相手の守備陣にフィジカルを活かした競りかけを行う。フルハムはプレスの圧力に脱出することができず、前半はユナイテッドがずっと俺のターン状態だった。

 後半の頭からもユナイテッドが一方的に押し込む展開が続く。フルハムで光になっていたのは前節得点を決めた18歳のカバレイロ。この試合でもリンデロフをちぎる抜け出しを見せて、あわや得点にまで結びつくかというシーンすらあった。

 理不尽がなくなかなか不利を覆せないフルハムだが、この試合ではユナイテッドが2点目だけが決まらずに苦しんだことで、終盤まで希望を持つことができた。それが実ったのがブライアンの同点ゴール。ユナイテッドとしてはショウとトゥアンゼベの守備のアプローチの意図が合わずに交代させられたことが痛恨。片側にほころびを作った後、外から外へのクロスでファーに余らせた人に合わせるという王道パターンでついに追いつく。

 結局はこの1点でフルハムは勝ち点を持ち帰ることに。理屈通りに進まないと勝ち点を取れないフルハムだったが、終始押し込まれながらも持ち帰ったこの日の勝ち点1は今季最も効率よく取れたポイントだったかもしれない。

試合結果
マンチェスター・ユナイテッド 1-1 フルハム
オールド・トラフォード
【得点者】
Man Utd:15′ カバーニ
FUL:76′ ブライアン
主審:リー・メイソン

②サウサンプトン【14位】×リーズ【10位】

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■何とか持ち込んだスペース攻略のフィールド

 前節、バーンリーにダブルを達成したリーズは快勝を収めた3-3-3-1のフォーメーションを継続。ビエルサは4-4-2殺しのこの並びをバーンリーと同じく4-4-2の使い手であるサウサンプトン相手にも採用することを決めた。

 このシステムが4-4-2殺したる所以なのは、立ち位置が自動的に4-4-2の間になるから。ピッチを広く使い、すべての選手の中盤ポジションを取りながら飛び回れば、間延びしたピッチが使い放題だろう!というプランである。しかし、この試合の立ち上がりは立ち位置を守ることよりも人をがっつり捕まえに来たサウサンプトンによってかなり苦しめられた。トランジッション勝負であれば、サウサンプトンも負けたくはない土俵である。

 サウサンプトンのCBが持ち運びができるというのも大きなファクターだった。特にヴェスターゴーアは序盤戦のような積極的な持ち上がりでリーズの陣形に穴を空けつつ、ボールを前に進めていった。

 だが、サウサンプトンとしては陣形をコンパクトに保てていたうちに勝負を決められなかったのが痛恨だった。スコアレスで前半を折り返すと、後半は徐々にリーズの幅広なスペース勝負が効いてくるようになってくる。スペース勝負に持ち込んで相手陣に攻める機会が増えたリーズは最後の仕上げもスペース勝負。動き直しが絶品だったバンフォードの抜け出しで勝負あり。

 サウサンプトンも食い下がりながら反撃を伺うが、逆に後半追加タイムにロバーツにさらなる一撃を食らい、傷を大きくすることになってしまった。

 どちらのチームにも勝つ好機はあったが、フィニッシュワークに絡んだ動き出しの質はリーズが1枚上。押し込んだ後の仕上げのクオリティが結果に効いた一戦。苦しみながらもリーズは再び3-3-3-1で4-4-2を封じて見せた。

試合結果
サウサンプトン 0-2 リーズ
セント・メリーズ・スタジアム
【得点者】
LEE:73′ バンフォード, 90+5′ ロバーツ
主審:ピーター・バンクス

③ブライトン【17位】×マンチェスター・シティ【1位】

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■懸念さえ取り除かれれば・・・

 ブライトンとしては圧倒的に出鼻をくじかれたといっていいだろう。大外のマフレズ、そしてギュンドアンの飛び込みというシティの今季を代表する2つの武器で先制をあっさりと許してしまう。

 だが、今季の武器でやられた分は今季の武器でやり返すというのがこの試合のブライトン。抜け出しまではパーフェクトな前線がシティのDF陣に牙をむく。ウェルベックに翻弄されたカンセロには前半早々の段階でレッドカード。数的不利の状況で残りの時間を過ごすことになる。

 ブライトンは数的優位を存分に使ったといっていいだろう。4-4-1のように構えるシティに対して、サイドにおける数の論理で押し込む。きっちり押し込むことが重要で、仮にロストしてもシティのロングカウンターの負荷を高める方向で慎重に試合を進める。80分間の数的な不均衡をきっちり使い切ってやろうという算段だ。

 しかし、後半早々に得点を奪ったのはマンチェスター・シティ。フォーデンの追加点の時点ですでにブライトンの勝ちは潰えたかのように思えた。だが、ここから試合はブライトンの舞台に。フォーデンのゴールの直後にトロサールの無限切り返しから一矢報いると、ダンクのヘッドで同点に追いつく。

 仕上げとなったのはバーン。長身SBでシティに立ち向かうというと、背丈のミスマッチを使ってバシバシ起点になるのかと思いきや、バーンは普通にワンツーを使ってエリア内にヌルヌル進んでいくのだからおもしろい。俺も初見の時はめっちゃびっくりしたけど。3点目はそのバーンの侵入が功を奏した形。

 抜け出し、押し込んだ後の形にフィニッシュがついてきたブライトン。10人のシティ相手に保持できっちり押し込んだ上に逆転までたどり着いた。懸念だった決定力にカタがつけば、これくらいやれるチームということを証明した90分だった。

試合結果
ブライトン 3-2 マンチェスター・シティ
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRI:50′ トロサール, 72′ ウェブスター, 76′ バーン
Man City:2′ ギュンドアン,48′ フォーデン
主審:スチュアート・アットウィル

④チェルシー【4位】×レスター【3位】

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■強度で違いの序盤戦、チェルシーがリベンジ達成

 FA杯から続く第2ラウンドはその決勝で苦杯をなめたチェルシーのホームでの開催。このリーグ戦もタイトルを賭けた一戦ではないものの、CL出場権を争う直接ライバルということで依然バチバチの様相である。

 90分間を通して、この試合はチェルシーが優位に進めたといっていいだろう。特に高い位置から取り返していくというプレッシングで主導権を引き寄せる。両チームの間でもっとも違ったのはプレスの勢いのところ。レスターがそろりそろり様子を見ながらプレッシングをかけていったのとは対照的にチェルシーはガンガン前からプレッシングをかけていく。

 スピードアップもスムーズで、プリシッチがDFラインの手前で前を向くと、ヴェルナーが少しサイドに寄りながら、プレスラインを破るという前線の連携の成熟も徐々に見られるように。少し気になったのはカンテの交代。ケガでベンチにさがってからは、右サイドのオフザボールの動きの活性が低下し、数の論理を使いにくかったことである。チェルシーのサイド攻撃はこの交代を境にやや馬力が低下したように思う。

 しかし、馬脚を露したのはチェルシーの保持における動きではなくレスターの守備対応の方。非常にもったいないPKでチェルシーに決定的な2点目を献上する。カバーリングが神がかっていたカスターニュやFA杯から神がかっているシュマイケルなど、この日は守備の面々の粘りは見えただけにもったいない失点だった。

 結局チェルシーがFA杯のリベンジを達成。せわしない終盤戦でなんとか欲しい勝ち点を手にした。

試合結果
チェルシー 2-1 レスター
スタンフォード・ブリッジ
【得点者】
CHE:47′ リュディガー, 66′(PK) ジョルジーニョ
LEI:76′ イヘアナチョ
主審:マイク・ディーン

⑤エバートン【8位】×ウォルバーハンプトン【12位】

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■前節の自分たちに打ち勝ったエバートン

 前節、シェフィールド・ユナイテッドにまさかの敗戦を喫してしまったエバートン。保持のところでの虚無が目立ってしまい、グラウンドでの悪い環境とかけ合わせて泥沼にはまってしまった感のある前節だったが、今節の方が保持は頑張っていたと思う。

 エバートンは後方から積極的な持ち上がりを見せて、ウルブスのプレス隊を引き付ける。前節までのアランとドゥクレにとりあえず預けて何も起きません!よりも状況は改善したように思える。DFラインからドリブルを行い、ウルブスのDF陣を縦方向に間延びさせることで、エバートンは長いレンジでのフィードを刺すことが可能になる。

 ターゲットマンとなるキャルバート=ルーウィン、そして運び屋になれるリシャルリソンに当てることが出来るスペースが出来れば、よりロングカウンターの安定感が増していくように。

 対するウルブスは噛み合わせ的にエバートンの4-4-2にはデフォルトの立ち位置でズレが出てきているので、普通にボールを運ぶ余裕はあった。だが、ウルブスのバックラインは相手を引き付けて運ぶ意識が低く、後方からできるズレを前に送ることが出来ない。まさしく前節のエバートンが苦しんだようにボールを持つ余裕はあるけど、推進力を出せない状況。

 頼みのトラオレもダブルチームで締め出された上にエリア内には空中戦で劣勢なファビオ・シルバが頑張るも脅威になれない状況が続いていく。セットプレー一発でリシャルリソンに決められたゴールを最後までひっくり返せなかったウルブス。後ろに重たく推進力が出せない状況はまるで前節のエバートンのようだった。

試合結果
エバートン 1-0 ウォルバーハンプトン
グディソン・パーク
【得点者】
EVE:48′ リシャルリソン
主審:アンディ・マドレー

⑥ニューカッスル【16位】×シェフィールド・ユナイテッド【20位】

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■役に立った保持といつもより早めの救世主

 保持の局面が多い状況に回ったのはニューカッスル。立ち上がりからアンカーのシェルビーを軸に左右の幅を広く使いながら敵のゴールに迫っていく。たまにシーズン中盤に取り組んだ保持に舵を切った取り組みが実ってるように見えるのが今季のニューカッスルの面白いところである。

 そんなまったりとしたボール保持を成り立たせることが出来るのはサン=マクシマンという起爆剤があるから。一定のテンポでボールを回していても、ここで加速をすることが出来るのだから非常に大きい。先制点もこのサン=マクシマンのドリブルから。ウィロックはいつもよりだいぶ早い前半追加タイムでの得点となった。

 シェフィールド・ユナイテッドの保持もまったりはしているが、ニューカッスルと比べると前線のペースチェンジャーがいない分、どうしても迫力には欠けてしまう。しかも、下手にひっかけるとニューカッスルからショートカウンターという手痛いしっぺ返しが返ってくる可能性もある。

 守備に回ってもファウルを多発。カウンターに転じることが出来る場面がどうしても限られてしまう。ニューカッスルがサン=マクシマンがガス欠に陥った終盤は展開こそ落ち着いたものの、敵陣で攻め立てるシーンの連続まではいかず。エバートン戦に続いて連勝を狙ったブレイズだったが、ニューカッスルを殴り返すことはできなかった。

試合結果
ニューカッスル 1-0 シェフィールド・ユナイテッド
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:45+4′ ウィロック
主審:ロベルト・ジョーンズ

⑦トッテナム【6位】×アストンビラ【11位】

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■レギロンに立ちはだかった守護神

 欧州カップ戦出場権争いの中で負けられない試合が続くトッテナム。終盤戦は他のライバルと比べるとやや厳しい相手が続くため、気が抜けない終盤戦になっている。

 この試合では立ち上がりから保持で相手陣に迫りつつ高い位置からのプレッシングをかけて、アストンビラを積極的に攻め立てる。アストンビラはようやくスタメンに帰ってきたグリーリッシュが躍動。復帰即躍動ということで、この人がいない時期がアストンビラがいかにつらかったかがわかる。トッテナムが1stプレスを越された後のカウンター対応への移行が甘かったこともあり、アストンビラはロングカウンターからチャンスを得る。

 プレスの掛け合いで速いテンポになる中で先制点を得たのはトッテナム。ナカンバをプレッシングで捕捉したところをきっかけに一気にゴールを陥れる。相手のミスの誘発しあいとなった状況で先手を取ったのはトッテナムだった。

 だが、前半のうちにアストンビラも反撃。同点弾は誘発されたミスというよりは何もないところから生まれたオウンゴール。狙っても難しいボレーを自軍のゴールネットを揺らすのに使ってしまったレギロンにはかける言葉もない。その流れでプレスの勢いを増すアストンビラ。再びレギロンのところからボールを取り返すと、最後はワトキンスが沈めて逆転に成功した。

 後半はソン、レギロン、アリを軸とした左サイドの攻撃を軸に反撃に出るトッテナム。レギロン、ミスを取り返そうと頑張っていたのは違いない。アストンビラも負けじと応戦。同じく左サイドの裏へのロングボールを主体として殴り合う。ロングカウンターは両チームとも安定感があり、なかなか前半のようにプレスをひっかける場面はあまりなかった。

 速い展開が得意なトッテナムには多くのチャンスが訪れたが、最後に立ちはだかったのはマルティネス。やや終盤戦は調子を落とした印象の守護神だったが、赤い血がたぎったかこの試合ではハイパフォーマンスを連発。古巣のライバルのシャットアウトに大いに貢献し、主将のスタメン復帰を祝う勝利に導いた。

試合結果
トッテナム 1-2 アストンビラ
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:8′ ベルフワイン
AVL:20′ レギロン(OG), 39′ ワトキンス
主審:クレイグ・ポーソン

⑧クリスタル・パレス【13位】×アーセナル【9位】

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■痛快な追加タイムと向き合うべき現実

 共に重たい立ち上がりとなった。自由にボールを持つのはアーセナルの方。クリスタル・パレスからのプレッシャーはほとんど受けておらず、自在に左右に展開することができていた。しかしながら、そこから先の一手をアーセナルは示すことがなかなかできず。唯一の突破口となっていたのは右サイドのペペ。長いボールを最終ラインの裏で受けたり、あるいは1on1で勝負できる状態を作ることができた際にはアーセナルは惜しい場面を作ることができていた。

 一方で、それ以外の攻撃は通用しなかったのが現状だろう。サカとスミス=ロウはシーズン中盤と比べるとややコンディションが据え置きで周りとのペアリングが上手くいかない。加えて、ゴール前特化型のオーバメヤンがトップであることを踏まえれば、ペペの大外以外には打開は期待できなかった。

 対するクリスタル・パレスも得意のロングカウンターが炸裂せずに苦しむ。大きかったのはトレーニングで大けがを負ってしまったエゼの不在。スムーズに前に進むことができず、ザハが1人で突っ込んではロストすることの繰り返し。停滞感は否めなかった。

 先制点を取ったのはアーセナル。この日なかなか機能しなかった左サイドの初めての崩しがそのままゴールにつながる。サカとティアニーのパス交換から、ティアニーがクロスを上げる隙を作ると、そこに飛び込んだのはペペ。左サイドから崩しのワンチャンスを得点につなげる。

 クリスタル・パレスが追いついたのはセットプレーから。フリーキックにアーセナルのバックスよりも先に触り続けたベンテケが苦しいクリスタル・パレスを押し上げる。後半はややパレスが盛り返し気味。敵陣でのボール奪取が増えて押し込む場面が増加。前半はやられ気味だったミッチェルがペペに対応できるようになり、アーセナルはスミス=ロウの中央からの持ちあがりくらいしか突破口が見られず。

 試合の流れを最後に変えたのは交代選手。後半追加タイムにウーデゴールからのクロスをマルティネッリが合わせて勝ち越し。加えて、ペペが独力で相手を数人抜き去り自らフィニッシュとアーセナルファンにとっては実に爽快な試合の締めくくりをしてみせた。

 アーセナルにとって懸念なのは、90分間それぞれの時間帯で攻撃の手段が1つしか計算が立たなかったこと。序盤はペペ、中盤はスミス=ロウ、終盤は再度テコ入れした右と一点突破の色が強め。できれば同時間帯であらゆる手段を持ちながら、相手陣に迫っていきたいところなのだが、まだ相手に合わせた柔軟な変形や試合の中での調整がまだうまくいっていないのが現実なのだろう。

試合結果
クリスタル・パレス 1-3 アーセナル
セルハースト・パーク
【得点者】
CRY:62′ ベンテケ
ARS:35′ 90+5′ ペペ, 90+1′ マルティネッリ
主審:アンソニー・テイラー

⑨バーンリー【16位】×リバプール【5位】

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■奥行きでもたらされた難所攻略のきっかけ

 逆転でのCL出場権を狙うリバプールが立ち向かうはプレミア名物の難所の1つであるターフ・ムーア。どことなく立ち上がりからリバプールはバーンリーのペースに飲まれた印象で、試合はもっさりとした流れに持ち込まれる。

 長いキックと前からのプレッシングの組み合わせのバーンリーのキックアンドラッシュのスタイルに対してリバプールはなかなかペースを握ることができない。リバプールの保持に対してはバーンリーの2トップが縦関係で向き合い、アンカーのファビーニョを消すように振舞う。リバプールはそれに対してチアゴを下げて保持を安定させる。だが、これでリバプールの保持はやたら後ろに重たくなるように。前に攻め込む推進力が失われがちなのがこの試合の前半のリバプールだった。

 風向きが変わったのはリバプールの先制点。押し込んでからのオフザボールの動きが停滞気味だったのを打開したのは、ロバートソンの裏に抜ける動き。押し下げた後のひと味でバーンリーの最終ラインを動かすことでフィルミーノの先制点を呼び込んだ。

 ここからはリバプールが支配的な展開に。試合の決着としてはセットプレーの流れから攻め残ったフィリップスが決めた後半早々の2点目で決着といっていいだろう。苦しいCBのやりくりの中で踏ん張っていたフィリップスにとってはさぞうれしい得点になった。

 バーンリーはウッドを軸に押し返す気概を見せることができていたが、反撃のゴールを挙げることはできず。苦しんだリバプールだったが、後半早々に決着をつけることができたのは望外。CL出場権獲得まであと1つだ。

試合結果
バーンリー 0-3 リバプール
ターフ・ムーア
【得点者】
LIV:43′ フィルミーノ, 52′ フィリップス, 89′ オックスレイド=チェンバレン
主審:クリス・カバナフ

⑩ウェスト・ブロムヴィッチ・アルビオン【19位】×ウェストハム【6位】

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■肉弾消耗戦を制してEL出場に前進

 欧州カップ戦争いを終盤戦まで争うことができているウェストハム。地獄の序盤戦をしのいだ反動なのかはわからないが、終盤戦は比較的下の順位の相手との試合が続く。この日の相手はすでに降格が決まっているウェストブロムである。

 チャンスはいきなり。当記事では軽率の代名詞でおなじみのアジャイがこの日も軽率ぶりを発揮。バックパスをアントニオにかっさらわれ、ジョンストンのPK献上を誘発してしまう。しかし、これはライスが失敗。ウェストハムは序盤でアドバンテージを得るチャンスを逸してしまう。

 その後は両チームのゴール前の時間が長くなった試合だった。ウェストハムはアントニオのポストからのサイドへの展開でSB主体でクロスを上げていくスタイルに。ウェストブロムもロブソン=カヌとペレイラの2人を主軸としてのコンビネーションで前進。ウェストハムの中盤がやたらまったりモードだったこともあり、比較的簡単に侵入することができた。

 そんな中で先制したのはウェストブロム。ペレイラのCKはソーチェクの頭をかすめる形でネットに吸い込まれた。だが、そのソーチェクは前半終了間際に個人でリベンジを達成。同点ゴールを呼び込み、何とか汚名を返上したところで前半を終える。

 中盤での競り合いは基本的にはオフェンス有利なこのゲーム。ゴール前のシーンが多い中で、カギを分けたのは後半もセットプレーだった。一進一退の展開が続く82分にオグボンナのヘディングでウェストハムはようやく一歩前に出る。そして、仕上げとなったのはアントニオ。肉弾戦、消耗戦となった試合の最後をエースが彩り、ウェストハムがEL出場権獲得に向けて前進する勝ち点3を得た。

試合結果
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン 1-3 ウェストハム
ザ・ホーソンズ
【得点者】
WBA:27′ ペレイラ
WHU:45+1′ ソーチェク, 82′ オグボンナ, 88′ アントニオ
主審:マイケル・オリバー

  おしまいじゃ!

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