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「Catch up Premier League」~2024.4.27 プレミアリーグ 第35節 ウェストハム×リバプール ハイライト

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赤信号にさらなる追い打ち

 ミッドウィークのマージーサイドダービーに敗れてしまい、優勝争いには赤信号が灯っているリバプール。最後の望みを繋ぐためにも、35節のスタートを飾るこの試合は必ず仕留めないといけない。

 立ち上がりはリバプールの安定したポゼッションがベース。2人のCB、アンカーの遠藤に加えて右のSBのアレクサンダー=アーノルドの4枚をベースに攻撃を構築していく。狙い目としてはウェストハムの4-4ブロックの外側からの前進。アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイクといった面々の対角パスを軸に外を使っていく。

 この日のリバプールが良かったのは外一辺倒にならなかったこと。インサイドに差し込んだ際のガクポ、マック=アリスターといった面々の狭いスペースの入り込みはとても良かった。かと思いきや、逆に中央から外に流れるグラフェンベルフなどはいい流れを掴んでいるように見えた。

 押し込まれた状況においてはロングボールから反撃するウェストハム。セカンドからの回収は十分に勝算があるという感じ。敵陣に入り込むことができればシンプルなクロスでも効果はありそうだったが、そうした機会を創出すること自体はしんどいという状況だった。

 優勢なのはリバプール。中盤から加速するとハンドとPKの合わせ技のような疑惑のプレーがウェストハム側に出るが、これはオフサイドで全て無かったことに。ピンチを凌いだウェストハムはセットプレーから先制点をゲット。ボーウェンがゴールを叩き込んで前半をリードで終える。

 後半、後がなくなったリバプールはガンガン押し込んでいく形。ディアスなど左サイドのユニットを使うことでゴールに向かっていく。ロバートソンのゴールが生まれるまではそう時間がかからなかった。

 防戦一方の状況を克服できずに苦戦するウェストハム。そんな状況のウェストハムを尻目にリバプールは勝ち越しゴールをゲット。セットプレーからファーに余ったガクポがオウンゴールを誘発する。

 リバプールはプレスの強度を上げるウェストハムに対してカウンターから決定的な3点目を仕留めたかったところだが、やや速攻が淡白。少し単調さが目立つ流れとなっていた。

 ウェストハムは速攻からのエメルソンのミドルで流れを掴む。すると、あっという間に同点。右のボーウェンからのクロスに合わせたのはアントニオ。マークを外す動きだしを見せたアントニオに合わせる一連は阿吽の呼吸と言えるものだった。

 追いつかれてしまったリバプールは左右からガンガンクロスを放っていくが、ヌニェスをはじめとしてインサイドのフィニッシャーがゴールを仕留めることができない。

 最後まで3点目のゴールを奪うことができなかったリバプール。またしても勝ち点を落としてしまい、さらに優勝は厳しい状況となってしまった。

ひとこと

 リバプール、これは厳しくなってしまった。

試合結果

2024.4.27
プレミアリーグ 第35節
ウェストハム 2-2 リバプール
ロンドン・スタジアム
【得点者】
WHU:43′ ボーウェン, 77′ アントニオ
LIV:48′ ロバートソン, 65′ アレオラ(OG)
主審:アンソニー・テイラー

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