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「シェシュコ、終わりました」〜アーセナル週間移籍市場予報 vol.2 2024.6.14~

 詳細はこちら。2週目突入である。

ベンジャミン・シェシュコ

 テイストは各メディアによって違ったものの、ユナイテッド、アーセナル、チェルシーの三つ巴であり、ライプツィヒの残留の可能性も示されていた。そうした中で11日でRomanoが先陣を切って残留の方向性を示し、他の著名なジャーナリストも続々とこれを支持する形に。そして直後には正式に契約延長を発表した。動くにしても残るにしても結論が早く出やすいのはライプツィヒ周りのビジネスの傾向としてありがたいなというのが個人的な感想である。

 報道の背景を考えれば、プレミア勢の関心は事実と考えるのが妥当。そうした中で個人合意を果たしたと報道をしたIndykaila News、ライプツィヒ残留の可能性を示すことができていなかったTeam news and ticksは信用性を落とす結末となった。

ウチに来そう度:☆☆☆☆☆

ヴィクター・オシムヘン、イヴァン・トニー、ヴィルトル・ギェケレシュ

 シェシュコの残留によって加熱しそうなCFの代替候補の報道は全くと言っていいほど加熱していない。この3人は話が進んでいないことが今週強調されている。

 現状で最もこの夏のアーセナルとのリンクがないのはトニー。とにかく、関心が冷めたの一本槍でリストからすら外れたという見方が一般的である。

 ギェケレシュはリストには入っているがJacobsは移籍金が高額という考え方をプッシュ。McNicolasの「シェシュコを追う過程で関心が冷めた」というのはよく理由としてわからないが「このセクションにお金をかけること自体に固執していない」とするTaylorの報道に追随する形というのがしっくりくるだろうか。信憑性は怪しいが一応『The Sun』からは£50~60mでの獲得を狙っているが、突っぱねられたという報道もあった。

 イタリア方面からほんのりと獲得の意向が示されているのはオシムヘン。ただし、Team news and ticksが明確に獲得はないだろうとしている選手の一人であることはコメントしておかないといけない。

 当然高額の移籍金は障害になる。獲得の意向があるかないかに関わらず、現状においてアーセナルが合意に近付いていないことだけは確かと判断できるだろう。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ジョシュア・ザークヅィー

 シェシュコ残留に伴い、唯一報道が加熱した案件と言っていいだろう。€34mとされるRCはシェシュコをさらに下回る安価さである。

 獲得の状況としてはミランがRCの支払いを決めたという報道が一般的だが、代理人(あのジョーラブシャンだ)との手数料の駆け引きで手間取っている様子。そこにユナイテッドとアーセナルがちょっかいをかけているという構図である。

 報道を改めて出したのはSkyが先頭だった。それにCollings、Wattsといった無視できない名前が追跡を強調するという流れ。ただし、McNicolasは関心を否定しておりアーセナル周辺の記者の意見も一枚岩ではない。

 先に報じた通り、ミランがすでに交渉を進めている案件だけに逆転にはスピード感が必要であるが、そのスピード感は全く出ておらず、初報以降は停滞感がある状況だ。

ウチに来そう度:★☆☆☆

ニコ・ウィリアムス

 シェシュコに伴い、別セクションの強化候補として話が挙がった選手。本人がインタビューで去就はEURO後まで据え置きとしているため、話が進むにしても時間がかかることが予見される。WGで直近で話が進むとすればEUROがないドゥエの方かもしれない。

ウチに来そう度:★☆☆☆

ドウグラス・ルイス

 ルイスの話をするのは今週が最後になりそうだ。イリング=ジュニオール、マッケニー+€20mという条件でユベントスとのトレードが成立間近。ついさっき個人合意の報道もあった。

 アーセナルはユベントスの動きに対して静観を続けたというのが大枠の見立て。かつては関心があったが、今はターゲットではないということだろう。関心があったとされる2年前以降に加わったジョルジーニョ、ライスの獲得に伴い、彼への関心は冷めたと考えるのが妥当だ。

ウチに来そう度:☆☆☆☆☆

マルティン・スビメンディ

 いまだに方向性ははっきりしていない。「スペインを離れる意向はない」としてスペイン方面からの続報はなく、選手の意思を不透明としているイングランドソースが再びそれを追随しただけとなった。まずポイントになるのは選手の意思というのは間違いなさそうだ。

ウチに来そう度:★☆☆☆

ブルーノ・ギマランイス

 CFでなければMFに金をかける!というのであれば、真っ先に優先度を引き上げそうな案件だが、獲得の関心を強めたという報道は皆無。

 基本的にはRCに迫るクラブはおらず、あるとしたらシティという傾向は全く変わっていない。水曜の夜にニューカッスル界隈から「シティがRCを行使した」というまことしやかな噂が流れたが、これに関する大手ソースの続報はなく、現状ではまだ動きはない様子。いずれにしても獲得により熱心なのがシティという構図がシェシュコ残留によって覆った様子はない。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

アマドゥ・オナナ

 こちらはCrossとMcNicolasの2名から明確に「今夏の獲得はない」と明言された案件。「現段階では動いていない」ではなく「この夏に動く予定はない」とかなり強い口調で断定されているのが特徴であり、それを否定するような動きもないのが現状である。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ユリアン・アルバレス

 「シェシュコと個人合意した」でお馴染みのIndykaila News先生の今週の新作。

ウチに来そう度:☆☆☆☆☆

チドジー・オビ=マルティン

 アカデミー系の去就に強そうな見た目のアカウントがバイエルンが獲得濃厚と報じた。Romanoは去就が確定していないと述べたが、The Secret ScoutはそのRomanoが獲得濃厚と述べたマカイドゥーについて、引用の形でチドオビのリプレイスであることを示唆した。

退団の可能性:★★☆☆☆

アーセナルの選手の去就

 ラムズデールの退団はニューカッスルがトラフォードにターゲットを変えたことでまた暗礁に乗り上げた感がある。アーセナルのこれまでの姿勢を考えると、安価な条件では出さない(この夏のどの放出案件に対してもその姿勢だけども)構えである。もっとも、そこまでしてラムズデールを欲するクラブがあるかは怪しく、望む条件のクラブが出てこなかった時に残留する意向が本人にあるかは不透明である。

 スミス・ロウ、ネルソン、エンケティアは具体的な条件の話はほぼ進んでいない。ティアニーの移籍金が€10mに設定されたとかトーマスのサウジアラビア行きが迫っているという話は報じられてはいるがまだ真実味を帯びていない。

 より具体的な話が出てきたのはイタリア方面からのキヴィオルへの興味。ミランだけでなくユベントスの新監督のモッタが特命で獲得を要請したとの噂もある。ただし、アーセナルが望む移籍金を払う気はなく、値下げできるかゴネる姿勢の様子。選手はEUROに突入するので、ここ1週間で急いで動く案件ではないだろう。

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