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「ようやく動き出した」〜アーセナル週間移籍市場予報 vol.3 2024.7.6~

 詳細はこちら。

ヴィクター・オシムヘン

 EURO関連系の選手たちは大会終わってからね!というコメントだらけ。そうした中で動きそうなのはEURO圏外の選手だったりするのだが、別にそういう選手が動いているわけではない。その代表格がオシムヘン。どうやらクラブは出したそう、できればサウジでたくさんキャッシュを回収したいという思惑だろう。選手側がサウジアラビアにコンペティティブなのかはわからず、有線はプレミアリーグ。ここまではおそらく真実だろう。

 アーセナルが興味を持っているかどうかは国ごとに見解が分かれている。イタリア側はアーセナルに興味があるが、RCを払う気はないという見解であり、イングランド側は一切興味がないというTNATと足並みを揃える報道となっている。

 今年のアーセナルは計画の動き出しに何を待っている節があり、それが何なのかは図りかねるところ。仮にそれがオシムヘンなのだとしたらサウジアラビアとの交渉がこじれて価格が下がるケースだろう。一部では要求額を引き下げたという報道はあったが、それに呼応するアーセナルを含めたプレミアチームのアクションは見られず、今のところは来ない方向で風向きは全く変わっていない。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ヴィルトル・ギェケレシュ

『Leonino』『Universo Sporting』っていうフォロワーがやたら少ないスポルティング系の情報アカウントが2つ立て続けにオファーするだの、もうまとまりそうだの勝手に喋っている感じ。イングランドのソースはガン無視である。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ニコ・ウィリアムス

 おそらく、アーセナルが獲得に興味はあるのだろうと思う。EUROでの活躍もあり、RCそのものはパッとみると安く感じるのだが、Wattが指摘しているのは一括で支払う必要性。通常の移籍金とは異なる支払い構造を要求される可能性のため、瞬間的な負荷は見た目以上に高いと考えられる。

 加えて、高い給与もネック。同じ給与で加入したとしてもサカと同じレベル。本人の要求額が高いという話もちらほら聞こえてくるのも気になるところ。WattsとMcNicolasの両名がこの点で懸念を指摘しており、見た目以上に障害が多い案件だなという印象である。

ウチに来そう度:★★☆☆

イヴァン・トニー

 Team news and ticksがシンプルにアルテタが嫌っているって悪口を言っていた。

ウチに来そう度:☆☆☆☆☆

リカルド・カラフィオーリ

 シェシュコ以来久しぶりの本当に動いていそう案件。Romanoとタッグを組んだMorettoのスマッシュヒットと言っていいだろう。初報からユベントスとの位置関係を明確にしつつ、ほぼ一本道で間違いなく正確に契約の進み方を記している印象。この動きにイタリア勢であるDi Marzio、GdS、CdSが乗っかり、イタリアメディア絡みの久しぶりの成功作品になりそうな感じである。

 チェルシーは現状では他の案件に飛びついた感もあり、ユベントスはボローニャとの関係性や高騰する移籍金で頓挫した感がある。交渉はアーセナルと一本化していそうな論調だ。

ハイジャックの可能性はなくはないが、選手との合意も取り付けており、獲得へのプロセスを順調に踏んでいると言っていいだろう。年俸€4m、移籍金€50-55m周辺での決着が見込まれそうだ。

ウチに来そう度:★★★★☆

アマドゥ・オナナ

 エバートン側のソースが熱心にアーセナル行きの噂を流す一方で、アーセナル側は興味があるけども動いていないですよという方向性の一点張り。6/30を境に全く報道がなくなったことを踏まえると、PSRでの金策とユナイテッドへのブランスウェイトへのオファーを意識したエバートン側がアーセナルを煙幕として利用したことが考えられる。カラフィオーリ後に再起動する可能性もないわけではないが、現状では他の案件よりも明確に優先していると判断できる材料はない。

ウチに来そう度:★★☆☆☆

ジョシュア・キミッヒ、エベレチ・エゼ

 Team news and ticks枠。キミッヒは獲得が噂される「ドイツ代表のXさん」ではないことを明言。エゼはGoldbergやPhillipsといったチェルシー系のメディアと同じタイミングでアーセナルの強い興味を報じるという不思議な毛色でのリークとなった。

 TNAT自体はかなり今夏のソースの中では独自路線を走っている感があり、昨夏と立ち位置は異なっている。シェシュコ、カラフィオーリといった選手たちに関しては完全に後追いでも出遅れるタイミングでしかキャッチアップできていないだけに、エゼと「ドイツ代表のXさん」の交渉の成否は今夏のTNATの信頼度の命運を握っていそうだ。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ヨハン・バカヨコ、ミケル・メリーノ、ジュールズ・クンデ

 相手の所属チーム側のソースで1日だけ盛り上がってあっという間に沈静化したパターン。この中で最も多くのソースで報じられたのはバカヨコだが、ベルギー系のソースの大家と言えるTavolieriが明確に否定した以上、現状での動きはないと判断して良さそう。ただ、いずれもEUROでノックアウトラウンドに進んでいるので、大会終了後になんらかのアクションがある可能性も否定することができない。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

チドジー・オビ=マルティン

 アーセナルがオファーを引き上げて残留を試みているという報道が最近のものである。バイエルン、ドルトムントが状況を注視しているという構図は変わらず、本人に今はボールが渡っている状況と言えるだろう。

退団の可能性:★★☆☆☆

アーセナルの選手の去就

 スミス・ロウ、ネルソン、エンケティアは具体的な条件の話は依然進んでいない。もっとも報道の数が多いスミス・ロウは一番給料が安かったりするのは偶然ではない感じがする。逆にネルソンはここがネックになっている可能性もある。

スミス・ロウには£30-40m(TNAT,O’Rourke)、エンケティアには£50m(Tikitaca Conner)と強気な値札をつけているのは今夏のアーセナルの安売りしないという姿勢と一致する部分がある。

 キヴィオルのユベントス行きはカラフィオーリへの移籍と比例するように具体的な話が増えてきた感がある。イタリア系のメディアは€15m周辺でのオファーをアーセナルが受け入れる可能性を指摘しているが、Taylorが述べた「アーセナルは安売りする気はない」というスタンスとこの€15mという価格の関係性は不透明。本人の意思もまだ見えてこない。ロコンガのセビージャ行きに次いで具体的な案件であることは間違いないが、ここからどう転がるかは未知数なところが多いのが現状だろう。

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