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「ライスを思い出しましょう」〜アーセナル週間移籍市場予報 vol.4 2024.7.12~

 詳細はこちら。

リカルド・カラフィオーリ

 ここ1週間ではあまり状況は変わっていない。個人合意は取り付けている。そして、カラフィオーリはアーセナルを望んでいるというのが基本的な各メディアの一致した姿勢である。

 GazzettaとSchiraの2つはすでに先走って合意の報道を出したが、クラブ間での交渉はまだ合意していないとするのが大勢の見方。総額は€50mでクラブ間で一致しているが、MorettoやRomanoといったこの報道で第一人者になっているソースはアドオンを含めた支払い構造や再売却条項での調整をしているという話。Skyによればアーセナルの提示は€40+10m、ボローニャの要求は€50mに再売却条項を加えたもの。Di Marzioも似たような話をプッシュしている。ここの調整は今週1週間ではつかなかった様子である。

 少し気になるのはOrnsteinが「アルテタはチームの内部にカラフィオーリの獲得を納得させなければいけない」というコメントがあること。現状ではあまりDFの必要性がチーム内で高まっていないとか、現状のレギュラーDF陣が不満を感じるような火種があるのだろうか。正直、文字通りのこと以外は読み取れない文章ではあるが、何か裏があってもおかしくないなという言葉のように思えた。

 流れとしては近いうちにクラブ間合意が出るかなという感じ。Romanoがインプ稼ぎおじさんみたいになっているが、放っておくとアーセナルファンは「どっかいっちゃう?」と不安になってしまうので、励まし続けるのはわからないでもない。公式は選手の休暇明けになるので、順調に交渉が成立したとしてもリリースが遅れるのは自然なこと。アーセナルファンはHWGから公式まで間があったライスの例を教訓に待ちたい。

ウチに来そう度:★★★★☆

ヴィクター・オシムヘン

 今週もストライカー周りの案件は動きがなかった。少し気になるのは『Give me sport』のDean Jonesが「今夏のアーセナルは情報を取るのが難しくなっている」と述べたこと。以前からRomanoも似たようなことを指摘していたが、それがプッシュされる形になっている。

 ただ、前提として述べておきたいのは昨夏のアーセナルがそうだったように基本的には新戦力は早く合流してもらった方がプレシーズンできっちり準備ができる。シェシュコの残留からかなり時間が経っていることを踏まえると、次の動きへの鈍さは感じる。

 後述するニコ・ウィリアムスのEUROが終わるのを待っている可能性もなくはないが、一つ考えたいのは「待っていることで何かしらの条件が緩和する可能性がある」というケース。このケースに該当しそうだなと思うのはオシムヘンだろう。今夏のナポリ退団は選手側、クラブ側ともに確実というスタンスであり、あとはどこにいくらで?というのが焦点となっている。

 しかしながら、現状ではオファーはなく値崩れの可能性はある。プレシーズンでの早期合流を捨てて待つ可能性があるとしたら、トップチームでの十分な実績と値下げの可能性という両面で自分はオシムヘンなのかなと思う。もちろん、現状でアーセナルがプッシュしている材料は何もないと言っていい。だが、RomanoやOrnstein、あるいはWattsやTeam news and ticksといったメディアがアーセナルの今夏の移籍の概要を描けていないことを踏まえれば、終盤のサプライズ枠の1つが彼になっても不思議ではないように思える。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ニコ・ウィリアムス

 バルセロナの会長が獲得に怪気炎を上げていた今週。ただし、『Marca』はバルセロナの接触を認めつつ、先に挙げた強気の発言はあくまで€58mとされているRCに限った話と述べている。もともと水準が高い給料面での交渉になれば、より資金力が強いクラブとの競争は難しいとの見解を示している。

 €58mを一括で払うというのは難しいことではあるけども、逆に言えばここさえクリアしてしまえば、この案件ではいくら残留に自信のコメントを残したとてビルバオの意向は関係ない。

 となると重要なのは本人の意思である。代表活動中もビルバオでの生活に満足しているようだったウィリアムス。現行の€210kを大幅に上回る高額なサラリーが翻意させるトリガーになるのだとしたら、バルセロナに限らずアーセナルにもそのトリガーを引くのは難しいように思える。

ウチに来そう度:★★☆☆

ミケル・メリーノ

 今週、もっとも具体化した案件である。本人の「ソシエダで満足している」というコメントで噂は一旦沈静化の構えを見せたが、McNicolasが具体的な興味のある選手として名前を挙げると、Romanoがこれに追従することに。さらにはSportやMarca、ElDesmarqueといったスペイン系メディアもアーセナルの興味について同調した。

 現状ではバルセロナ、アトレティコが競合と挙げられている。バルセロナよりもアーセナルは資金面に優位とされており、バルセロナは€20-25mでの成立を見込んでいるという報道を踏まえると、アーセナルが合意のために必要なのは€30mくらいだろうか。

 もちろん、スビメンディ、ウィリアムスと同じく本人の意向も重要なファクターになる。バスクへの帰属意識やバルセロナへの憧れが上回ることでアーセナルが条件面で優れたオファーを出しても意味がないこともある。ライスをはじめとして競合がありそうな人気選手をアーセナルが獲得した背景には選手の強いアーセナルへの希望が存在する。カラフィオーリも似た流れになっている。ソシエダ、ビルバオ関連の選手にはこの要素が見えてこない不安がある。

ウチに来そう度:★★☆☆☆

ダン・ベントリー

 突如現れた控えのGK候補。£1mというウルブスの提示は大きくアーセナルと乖離があるという報道には「桁数合ってる?」と誰もが思っていたが、アーセナル側の£0.05mというオファーでそれが間違っていないことが証明された。確かに乖離している。今朝になってRomanoから突然出てきたトミー・セットフォードへのオファーの報道と因果があるかは現状では不明である。

ウチに来そう度:★★☆☆☆

チドジー・オビ=マルティン

 アルテタの直々の説得というカードでアーセナル残留に流れが傾いているというのは初めに退団の可能性を報じたAcademyScoop。選手の決断は見えてこないが、今の報道の流れはアーセナル残留に近づいている。

退団の可能性:★★☆☆☆

アーセナルの選手の去就

 キヴィオルの話は進展なし。安く買いたいイタリア勢とカラフィオーリを獲得してなお安売りする気はないアーセナル側で価格が乖離していることは容易に想像することができる。イタリア国内にある競争をアーセナルが利用するか、それとも売り濃厚の立場を利用してイタリア勢が粘るか。本人の意思がイタリア帰還にあるのだとしたら、アーセナルからすると満足のあるオファーを手にするのは難しくなる。マルセイユから格安のオファーがあったエンケティア共々、競争状態を作れるかがアーセナルとしてはポイントになる可能性がある。

 一方でロコンガとタヴァレスのローン組は話がまとまりつつある。セビージャにHWGがかかったロコンガは詳細不明の条件付き義務移行型買取OP付帯のレンタルという流れが濃厚。買取価格は€12mと見据えられている。ラツィオが獲得に近づいているタヴァレスは媒体で差があるが€5-9mの買取義務に25%の再売却条項の付帯が濃厚。こちらも間も無くRomanoからの合図がかかるはずだ。

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