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「バカンス中に物事は進まない」〜アーセナル週間移籍市場予報 vol.5 2024.7.19~

 詳細はこちら。

リカルド・カラフィオーリ

 この1週間も先の1週間と同じくボローニャとクラブ間合意を探る期間となった。保証された€50mが欲しいボローニャと€40~45m+ボーナスで€50mを満たしたいアーセナルのギャップが埋まるかどうかが争点となる。『ootball Italiaなどバーゼルにセルオンの割合を下げる交渉をしているという報道もあったが、これはRomanoが否定している。

 ここの綱引きに関しては各メディアで温度差がある印象である。多くのメディアが「条件面ではまだ差があり、交渉は膠着している」という事実ベースの報道に終始する中で、Corriere di BolognaがSport Witnessの情報を引用する形でレアル・マドリーの名前を出している。だが、これは正直ボローニャ系のメディアによる、アーセナル側への陽動の様相が強そう。ヨロへの交渉の姿勢を見る限り、彼らが個人合意済みの入札合戦に飛び込んでくるとは思えない。

 逆に言えば、アーセナルは他のクラブからの横やりが入らない状況だからこそ即座に条件を引き上げないのだろう。メディアの中で最もアーセナル入りに強気の姿勢を見せているのは「何も問題がないように見える」とコメントしたTeam news and ticksとルガーニという代役を挙げながら移籍濃厚と位置付けたDi Marzio。

 Di Marzioによれば€2m程度はベース部分を上げる余地があるとアーセナルは考えている様子である。状況を動かす可能性があるファクターはカラフィオーリのバカンスからの帰還が迫っていること。現状では強気の姿勢を崩していないボローニャだが、選手の移籍希望と競合不在の状況はあまり旗色が良くはない。アーセナルにやや有利の状況を変えるとすれば先に挙げたマドリーのように真剣に獲得を検討する競合が現れた場合だろう。

ウチに来そう度:★★★★☆

ヴィクター・オシムヘン、ジョアン・ネベス

 先週、「市場終盤のサプライズ枠でオシムヘンがあるのでは?」とコメントをしたが、1週間でその可能性はないに等しくなった。前提とした移籍金の値崩れは明確な競合不在でなければ成立しない話。パリ・サンジェルマンが正式に関心を示した時点で、もう大幅な値崩れは期待できない。個人合意は済んでいるようで今後はナポリとのクラブ間合意が成立するかがキーになる。

 ジョアン・ネベスもオシムヘンと同じく、アーセナルの噂があった案件に対して個人合意を取り付けている状態だ。ただし、こちらも設定されているRCを払う気はない様子。放出の可能性を示し続けているナポリと比べるとポルトガルのクラブと移籍金で合意するのは難しいように思えるが、果たしてどうなるだろうか。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ニコ・ウィリアムス

 基本的にはバルセロナの後ろに並んでいるという感覚で良さそうである。今夏のバスク系のプレイヤーに総じて言えることだが、残留やバルセロナといった国内でのステップアップに比べて、アーセナル移籍に対する前向き感は特に感じられない。この点はカラフィオーリの案件とは違う形である。Team news and ticksは選手側との話し合いをするとコメントしていたが、以降の続報はない。

 ニコ・ウィリアムスに関してはそう遠くない未来に結論は出そうである。バルセロナのトップターゲットと目されるウィリアムス。シンプルにバルセロナが選手側の要求を満たせるかがポイントになるだろう。選手はビルバオのキャンプに合流すれば、退団の可能性は無くなるといった報道は以前にもあった。

 順番待ちとなっているアーセナルにお鉢は回ってくるだろうか。

ウチに来そう度:★★☆☆

ミケル・メリーノ

 先週に引き続き、興味は具体的ではあるが進展は見られなかった展開。EUROが終わった今週は噂ばかりが活性化するばかりで、なかなか交渉が前に進まなかった。興味を持っているとされているバルセロナがニコ・ウィリアムス、アーセナルがカラフィオーリと別案件の進捗に手間取っている影響もあるかもしれない。そうした中でアトレティコが具体的な興味を強めているという話もある。

 残り契約が1年とクラブ側の立場が強くないというのはウィリアムスの案件と異なる部分。個人の意向は当然重要になるが、バルセロナが潜ろうとしてくるハードルにはおそらくソシエダはアーセナルをちらつかせながら待ったをかけるはず。

 もっとも、アーセナルがそうまでして獲得に力を入れるのかは疑問が残る。アーセナルの獲得方針から外れる経験十分な選手のリクルートはジョルジーニョ、トロサールともにチーム事情による格安の移籍金だからこそ実現したところがある。残り契約が1年という状況はここにも当てはまるが、条件面以外で有利をキープできなさそうな点は先の2つとは異なる部分である。

ウチに来そう度:★★☆☆☆

トミー・セットフォード

 すでにメディカルも予約されており、今夏の移籍第1号と相成りそうである。アヤックスの来季の第1GK候補だったらしいのだけども、そっちやらなくていいのだろうか。HGで若いとなれば枠的には圧迫しないので、アーセナル側としての懸念は少ない。

 同じく獲得が噂されているベントリーとはプロファイルはかなり異なる。チームをまとめるベテランは別途再オファーがあるのだろうか。

 第2GKとしてはベントリーもセットフォードも考えていられなさそう。ジョアン・ガルシアの名前も上がっているが、こちらはラムズデールの売却ありき。サウサンプトン行きの話が流れはしたが、続報もなくアクティブな状況ではなさそうだ。市場終盤に動きがある可能性がなくはないが、今は状況は静的だ。

ウチに来そう度:★★★★

アーセナルの選手の去就

 ロコンガ、タヴァレスの2つのローンが成立。特にタヴァレスに関しては買取義務付きながらかなり好条件での売却となった。国外にこれだけきっちりと移籍金を取って売ることができたのは個人的には快挙と言っていいレベルである。

 キヴィオルの話は進展がない。真偽はよくわからないが、カラフィオーリの取引に含めるかどうかと高額にはしたくない買い手側のイタリア勢と状況が急いで動くような状況ではないので、ある意味妥当と言えるだろう。マルセイユが£20mのオファーを拒否された後も強気な姿勢を崩さないのはよくわからないが、エンケティアに関しても今週はあまり進展は見られなかった。

 抽象的な噂が具体化したと言えるのはスミス・ロウとネルソンだろう。前者はフラムがオファー。拒否されたこのオファーはメディアごとにバラツキがあるが、£25-30mくらいと見るのが妥当だろう。Rice Riceはこのオファーに対して「要求額に近い」とコメントしたのに対して、Team news and ticksは「ひどいオファー」と形容している。2つの素性が怪しいメディアでスタンスが真っ二つに分かれている。いずれにしてもフラムはまだチャレンジに前向きで選手とクラブも受け入れる構えはありそうだ。

 ネルソンはウェストハムが興味。ExWHUemployeeというライスの時にお世話になったメディアが述べているので、おそらくこの案件は事実だろう。£15-20mでの決着が見込まれているというこの案件。具体的なオファーはまだ到着しておらず、ここから両チームは移籍金の落とし所を探すことになるだろう。

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