MENU
カテゴリー

「Catch up Premier League」~2024.12.4 プレミアリーグ 第14節 ニューカッスル×リバプール ハイライト

目次

サラーの驚異的なリカバリー

 停滞する2位以下を引き離し絶好調のリバプール。今節は大物食いに定評があるニューカッスルのホームスタジアムに乗り込んでの一戦となる。

 ボールを持つのはリバプール。いつものように2CB+2CHをベースとするポゼッションからボールを動かしていく。ニューカッスルは4-5-1のフラットでライン間を圧縮することで受け止めにいく。

 リバプールはサイドからボールをキャリーしつつ、折り返しでブロックの外からミドルを放っていく。ニューカッスルはその手前でボールを取り上げてカウンターに移行するのが主な攻撃のプランだった。

 変化があったのはニューカッスルのプレスの姿勢である。高い位置からマンツー気味に相手を捕まえるアクションをすることで敵陣でのボール奪取を増やしていく。いつものリバプールであれば、このプレスも外せたかもしれないが、この試合では安易に蹴ることで相手にボールをプレゼントする場面が目立った。

 ショートカウンターの機会が増えるニューカッスルはそのまま先制点をゲット。ビッグマッチに置いてバフがかかるイサクらしい豪快なシュートでケレハーの守るゴールを打ち破る。

 機能的な前進ができないリバプールは以降も苦戦。相手に捕まるケースが多く、ニューカッスルを外して敵陣に入る形を作ることができない。

 後半もニューカッスルは優れた入り。ハイプレスで敵陣でのプレータイムを増やしながら支配的に試合を進めていく。だが、割り切ってWGに託すというやり方もできるのが今季のリバプールの強みでもある。サラーに前進を託す形で前線で時間を作ると、カーティスの飛び込みから追いついてみせる。以降も押し込むことが決定機を連発する。

 しかし、ニューカッスルも反撃。先程カーティスを逃してしまったトナーリが右サイドで起点となり、見事な横断を完結。最後はゴードンのゴールで勝ち越しに成功。リバプールは2CHがフリーズしてしまい、全くフィルターとして機能しなかった。

 だが、この日のサラーはここからが凄みがあった。交代で入ったアレクサンダー=アーノルドのアシストを受けてあっという間に同点ゴールを決めると、さらに勝ち越しゴールまで。試合を一気にひっくり返す。

 これでリバプールの完全な勝ちパターンに入ったはずだったが、最後にニューカッスルはセットプレーから同点に。ファーに流れたボールに対してケレハーがゴールマウスを開けてしまい、そこにシェアが角度のあるコースから打ち込んでみせた。

 締まりが悪かったリバプール。ただ、見方を変えれば苦しい出来の中でなんとか勝ち点をもぎ取ったと見て取れる90分だった。

ひとこと

 サラー、恐ろしいな。

試合結果

2024.12.4
プレミアリーグ 第14節
ニューカッスル 3-3 リバプール
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:35′ イサク, 62′ ゴードン, 90′ シェア
LIV:50′ カーティス, 68′ 83′ サラー
主審:アンディ・マドレー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次