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「Catch up Premier League」~2025.5.4 プレミアリーグ 第35節 ブレントフォード×マンチェスター・ユナイテッド ハイライト

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重さを見せつつ決定機を逃さない

 メンバー構成を見てもうすでにユナイテッドの興味はPLの細かい順位にはないのだろう。全てを注ぐのはCL出場圏への一本道となるELの優勝。タフさが売りのブルーノまでベンチに座らせる徹底的な構成でブレントフォードのホームスタジアムに乗り込む。

 前半から圧力をかけるプランでスタートしたブレントフォード。ユナイテッドのビルドアップを飲み込むプレスで敵陣からプレッシャーをかけていく。

 ユナイテッドはあわやというミスを犯すなど、危うい立ち上がり。それでもショートパスからボールを動かすことは諦めず、この日はバユンドゥルが守るGKを絡めてサイドを変える保持からゆったりと前に進んでいく。

 ユナイテッドにとって有り難かったのはこの日のブレントフォードのファストブレイクはイマイチだったこと。ムベウモを生かした右サイドからのリカバリーは序盤シャープさに欠けており、ユナイテッドの保持は相手に引っ掛ける形でもリカバリーを見せることができなかった。

 先制したのはユナイテッド。左サイドからのキャリーで進撃に成功したガルナチョからのクロスをマウントが仕留めて14分にネットを揺らす。

 ブレントフォードは一旦はユナイテッドの保持に対してリトリートモードのスイッチが入ったが、再びプレスで巻き直すことで反撃に打って出る。ユナイテッドのプレスに対しても、落ち着いた左右への揺さぶりでいなすと再び敵陣でのプレータイムの回復に成功する。

 すると、ブレントフォードはロングスローから同点。右サイドのロングスローから投げたカヨーデが再びサイドの奥を取ると、ショウのオウンゴールの誘発する。

 再びユナイテッドがプレスのスイッチを入れるが、このプレスを安定してかわすブレントフォード。押し込む流れからデ・リフトが負傷して蹲っているところを強かにシャーデが沈める。押し込むところの右サイドからの進撃に手応えを得たブレントフォードはカヨーデの積極的な攻撃参加でウガルテに警告を誘発するなど、以降も試合を優位に進めることに。

 迎えた後半、2枚を代えたユナイテッド。再びブレントフォードのプレスを左右を使って回避し、ゆったりとしてポゼッションで勝負を仕掛ける。サイド攻撃の肝は交代で入ったディアロ。右の大外からの仕掛けでユナイテッドは押し込んだ後の手札が増えた感があった。

 左サイドもガルナチョを軸に勝負を仕掛けていくユナイテッド。左サイドから配った時間でチド・オビがチャンスを迎えるが、これを決めることができない。

 後半もカウンターの切れ味にかけるブレントフォードだったが、徐々にポゼッションを盛り返すことで反撃。すると右サイドからのクロスをシャーデが仕留めてリードを広げる。このゴールでほぐれたブレントフォードは簡単に右サイドからのバックドアで4点目をゲットする。

 試合はこれで決着。終わってみればユナイテッドは1点差まで迫り意地を見せた言えなくもないが、アクティブな時間に勝ち点獲得の可能性も見せたかはまた別の話だ。

ひとこと

 らしくない重たさを見せながらもチャンスは逃さないブレントフォードだった。

試合結果

2025.5.4
プレミアリーグ 第35節
ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド
G-techコミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:27′ ショウ(OG), 33′ 70′ シャーデ, 74′ ウィサ
Man Utd:14′ マウント, 82′ ガルンチョ, 90+5′ ディアロ
主審:アンソニー・テイラー

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