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「Catch up Premier League」~2025.8.25 プレミアリーグ 第2節 ニューカッスル×リバプール ハイライト

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16歳がスリリングな展開を制するマッチウィナーに

 1人のストライカーをめぐり、熾烈な場外乱闘を繰り広げている両チーム。色んな意味でセント・ジェームズ・パークの一戦は負けられないものとなる。

 意気込みをより強く感じたのはニューカッスル。強烈なタックルでリバプールに簡単に主導権を渡さない意思を早々に見せる。プランとしてもオールコートマンツーがベースとなる超強気のハイラインを強いたニューカッスル。中でもゴードンの存在感は別格でGKまでの二度追いと中盤をマークするプレスバックの両刀を使いながらマンツーマン守備の強度を高めていく。

 リバプールの中盤はややバタバタ気味。ボールを奪われた後のニューカッスルのカウンターを止めるフェーズを含めて、序盤は後手となる展開が目立つように。保持においてもニューカッスルはサラー周辺でリヴラメントが浮くことでボールをスムーズに運ぶことができていた。

 アリソンが間を作りたがるほど落ち着きができなかったリバプール。しかしながら30分を過ぎたところでようやく押し込むように。瞬間的にトナーリから浮くヴィルツはサイドの導線となっており、ニューカッスルはこういうギャップを埋めようと自陣側に4-5-1のブロックを敷くように。

 押し込んだリバプールはフラフェンベルフのミドルから先制。狙い澄ました一撃で劣勢の中で先にスコアを動かす。このゴールですっかりペースはリバプールに。なかなかハマらなかったハイプレスでもニューカッスルを押し込んでいくと、左サイドのエキティケとガクポの連携から決定機を迎える。

 悪い流れはいいプレーをしていた選手も飲み込んでしまうのだから恐ろしい。前半終了間際にはゴードンが一発退場。ニューカッスルは数的不利での戦いを余儀なくされる。

 後半、リバプールは一手目で追加点。ガクポとエキティケの連携からエキティケがシュートを撃ち抜いてさらにリードを強固なものにする。

 ニューカッスルの4-3-2に対して一方的な保持で試合を進めるリバプール。このまま試合をコントロールしながら進めるかと思われたが、ニューカッスルはここから数的不利をものとしない押し込み方を見せる。

 一気に押し返すと左サイドからのクロスをギマランイスが押し込んで1点差に追いつく。以降もカウンターもプレスもなかなか冴えを取り戻すことができないリバプール。一方のニューカッスルも度重なる負傷によってなかなかリズムを掴めず、試合は一進一退の展開に持ち込まれる。

 すると、ニューカッスルはセットプレーの流れから同点に。自陣からのFKで抜け出したオスラが貴重な同点弾を呼び込む。

 勢いに乗るニューカッスルだが、最後の最後にドラマが。右サイドから奥を取ったリバプール。クロスは中央のショボスライを抜けてファーに待ち受けていたングモハの元に。試合を決めたのは16歳。久しぶりに見せた数的優位を生かした攻撃でリバプールは土壇場で勝ち越しに成功する。

 どうなるかわからないシーソーゲームを制したのはリバプール。セント・ジェームズ・パークを黙らせる16歳の一撃で開幕連勝を飾った。

ひとこと

 マンデーナイトには勿体無いくらいスリリングな展開となった一戦だった。

試合結果

2025.8.25
プレミアリーグ 第2節
ニューカッスル 2-3 リバプール
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:57′ ギマランイス, 88′ オスラ
LIV:35′ グラフェンベルフ, 46′ エキティケ, 90+10′ ングモハ
主審:サイモン・フーパー

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