Fixture
明治安田 J1百年構想リーグ 第11節
2026.4.18
横浜F・マリノス(9位/3勝0分7敗/勝ち点9/得点13/失点18)
×
川崎フロンターレ(5位/3勝3分4敗/勝ち点14/得点14/失点18)
@日産スタジアム
戦績
近年の対戦成績

直近5年間の対戦で横浜FMの4勝、川崎の4勝、引き分けが3つ。
横浜FMホームでの戦績

直近10戦で横浜FMの2勝、川崎の4勝、引き分けが4つ。
Head-to-head
- 勝てば横浜FMは2014年以来の川崎戦シーズンダブル。
- 直近7試合でホームチームの勝利がないカード(D2,L5)。この間のホームチームとアウェイチームのAGGは5-16で、直近4試合はいずれもアウェイチームが3得点以上。
- 直近8試合の横浜FMとのアウェイゲームで川崎は1敗のみ(W3,D4)。
- 横浜FMがこのカードで挙げた直近14得点は全て川崎がホーム開催のもの。最後の得点は2022年2月のゲームで78分に仲川輝人が決めたもの。以降は282分ホームの川崎戦ではノーゴール中で川崎はこの間に4点を奪っている。
スカッド情報
- 木村凌也
- 角田涼太朗
- 渡辺皓太
- 木村卓斗
- 宮市亮
- 渡邉泰基
- 遠野大弥
- 鈴木冬一
- 松原健
- フィリップ・ウレモヴィッチ(?)
- 大島僚太(?)
- 家長昭博(?)
- 佐々木旭(左ハムストリング肉離れ)
- 谷口栄斗(左ハムストリング肉離れ)
- 大関友翔(左足関節捻挫)
- 山市秀翔(右鎖骨下静脈血栓症、右胸郭出口症候群)
- 紺野和也(左ヒラメ筋肉離れ)
- 小林悠(左ヒラメ筋肉離れ)
予想スタメン

Match facts
- 今季東地区では唯一の引き分けがないチーム。
- 敗れれば今季2回目の3連敗。
- 直近2試合の勝利はいずれもクリーンシート。
- 今季ここまで挙げた得点は13。そのうち5つのゴールは川崎戦で決めたものであり全体の38%。
- 天野純が川崎戦で記録した2得点は今季チーム内唯一の同一選手の複数得点。
- FW登録の外国籍選手(テヴィス、ディーン・デイビッド)はここまで無得点。
- 18失点は横浜FMと並び東西合わせて最多。
- 今季ここまで連勝も連敗もないクラブ。
- 今季ここまで2つ達成したクリーンシートはいずれもアウェイゲームのもの。
- 直近3試合の敗戦はいずれも無得点。
- 家長昭博はキャリア通算で横浜FM相手に10得点。最も多くの得点を決めている相手。
- エリソンはここまでチーム14得点中6得点を記録。全体の42.9%で東地区の全選手の中で最もチーム内での得点占有率が高い選手。
予習
第8節 川崎戦

第9節 柏戦

第10節 FC東京戦

展望
明日は我が身
前回の対戦は衝撃的な5-0での敗戦。川崎にとっては敵地とはいえ、落とし前をつけるためにも3ポイントが欲しいところだろう。
3節前のダービーで勝利した横浜FMだが、以降の2試合では合計7失点で連敗。柏戦で前半早々にキニョーネスが退場してしまったなどエクスキューズはあるにしても、ローカルライバルとの対決を制した勢いを食いつぶしてしまった印象がある。
直近2試合で目立ったのはDFラインの迎撃能力不足だろう。10人となった柏戦ももちろん苦しかったし、出場停止のキニョーネスとセットで角田が不在だったFC東京戦は輪をかけて厳しかった。
中央でもサイドでもデュエルで後手を踏み、サイドを好き放題破られた結果、速攻でぶん殴られ続ける展開。1-3というスコアで済んだ方だと感じるほどだった。
テイストはやや異なるかもしれないが、最終ラインの個の能力が問われたというストーリー自体は、横浜FMと川崎で共通している。この2試合の横浜FMは、あの試合の川崎のような苦しみを感じていたように思える。
その中で部分的に川崎戦のいい流れとして継続しているのが、トップ下・天野の好調さ。ライン間で前を向くことができれば、そこから一気に加速しゴールに向かうパスを供給できる。
天野以外の前線の選手たちもオフザボールでの運動量は多く、走り合いは苦にしていない。ロングボールもターゲットの谷村だけでなく、クルークスの背後へのランに合わせて裏を狙うボールも織り交ぜている。乗った時のフリーランの多彩さは、今季最も横浜FMにゴールを許している川崎が一番実感しているところだろう。
ただし、後方からのゆったりとしたビルドアップの中で、どのように天野が前を向く形を作るのかという点は課題。組み立てから再現性を持って特定の形を作ることは、そこまで得意ではないように見受けられる。
横浜FM目線で言えば、この試合のキーポイントは最終ラインの立て直しができるかどうか。出場停止から復帰するキニョーネスを軸に、最終ラインの再建は急務となる。負傷者も目立つこのエリア(ここも川崎と共通点だが)の中でどういう人選を取るのか。GKの木村凌也が復帰できるかも含めて注目ポイントとなる。
DFラインの強度担保、そして後方からのビルドアップの関係性構築。この2点を修正できるかが横浜FM目線での神奈川ダービーのテーマとなる。
テーマは一択
前回の反省を生かすという観点で言えば、まずはDF陣が簡単に負けないことが重要。サイドで背後を取られないことも大事だが、最も重要なのはCBが穴を開けないことだろう。交代で入った丸山も含めて、国立での出来ではJ1相手に対抗するのは難しい。
マークについているはずなのに穴を空けてしまうというのは、そもそもそこにいないよりも重たい。周囲から見れば守れているように見える場所が、実際には守れていないということになるからだ。最初からいなければ周囲はカバーの意識を持てるが、中途半端にいることで逆に対応が遅れる。
したがってCBのデュエル強度は最重要項目。鹿島戦では丸山が別のベクトルでミスを犯すなど、このポジションは故障者の復帰状況次第で再編成も視野に入るタイミングだろう。
もっとも、前節がすべてダメだったわけではない。鹿島戦、浦和戦のクオリティであれば、国立のように中盤で木村卓斗(彼も出場可否は不透明だが)に好き放題やられることはないはず。アンカーを浮かせて自由に展開を許すケースも減ってきており、この点は継続したい。
ビルドアップに関しても一定の手応えはある。ブローダーセンからのショートパスを絡めた組み立ては鹿島相手にも通用する形が見えつつあった。インサイドに差し込み続ける方向性は、前節のCHのコンディションであれば十分機能するだろう。
一方でロングボールとの使い分けはやや不明瞭。エリソンがJ1のCB相手に簡単に競り勝てるわけではないし、そもそも長いボールが届かなければ成立しない。ブローダーセンのロングボールは結果的にボールを捨てる形になるケースも多く、ここは改善の余地がある。
サイドアタックも前節の流れを継続しつつ、右サイドでの三人目の関与から抜け出した山原のクロスをどうゴールに結びつけるかの設計はもう一歩欲しい。本人のプレー選択も含めて、継続しながら精度を上げたいところだ。
ここまではどの相手でも求められる継続課題。その上で横浜FM攻略にフォーカスするなら、トランジッション時の大外のオフザボールで揺さぶりをかけたい。横浜FMにとっては分かっていても対応が難しいポイントであり、今の川崎が得点に直結させたい要素でもある。
いろいろと課題はあるが、鹿島戦の敗戦を踏まえれば次の試合のテーマはシンプル。1つ1つのプレーを丁寧に積み重ねることだろう。個人のミスに見える部分も、後半はその前段階のプレーがすべて雑になっていたのも事実。
緊張感のある試合をつまらない形で落とすのはやはり堪える。国立の5-0とはまた違う意味で、二度と見たくない敗戦だった。同じことを繰り返さないための90分にしたい。
【参考】
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)
