
美技が光るスーパーゴール
リーグフェーズの最終節ではトルビンの劇的な決勝ゴールによって、逆転でのPO行きを果たしたベンフィカ。ノックアウトラウンドを前に立ちはだかるのはあの日その劇的な決勝ゴールを喰らわせたレアル・マドリーである。
序盤にボールを持ったのはベンフィカ。マドリーは序盤は4-5-1をキープしたままの守備体系だったが、ベンフィカは右サイドからヴィニシウスの背後を利用したボールをキャリー。プレスティアーニ、デディッチなどの右サイドの面々からのパス交換から旋回と横断を繰り返しながらボックスに迫っていく。
マドリーはすぐさま4-4-2に修正し、カマヴィンガを左サイドに行かせることによってこのスペースをカバーする。それでも保持のターンが回ってくればきっちりとベンフィカは押し込むことができていた。
序盤はヴィニシウスからのカウンターが中心だったマドリーの攻撃は時間経過とともにゆったりと保持するフェーズに移行。左サイドのポジションチェンジが多めでインサイドにカレーラスが入っていく。後方ではハイセンが入り口となり、同サイドでの攻撃を後方支援しつつ、逆サイドへの対角のパスを狙っていく。
右サイドではアレクサンダー=アーノルド→バルベルデのバックドアから縦に鋭い攻撃。素早い折り返しからボックス内に入っていく。緩急を使いながらサイド攻撃を活用する。
徐々にベンフィカを敵陣に押し込んでいくマドリー。細かく縦に段差をつけながらボックス付近に入り込んでいく。ヴィニシウス→エンバペのパスはわずかなスペースからシュート機会を創出する素晴らしいものだった。
後半、ベンフィカは4-4-2のプレスの重心を上げにいくが、ショートパスを軸にテンポを落ち着けるとヴィニシウスのスーパーゴールでマドリーが先制ゴールを決める。ゴールの直後に例の人種差別騒動が入り、試合は10分ほど中断。ざわざわとした雰囲気で試合はリスタートする。
反撃に出ていきたいベンフィカだが、とにかくプレスがかからないところで苦戦。ラファ・シウバを使ったカウンターも単発でいわゆるボールを持たざる者らしい攻撃も仕掛けることができない時間が続く。
70分付近にキャリーから押し込んでいく時間帯を作るベンフィカ。しかしながら、攻撃の方向がPA正面側に集中。マドリーの守備の最も堅いところに自らぶつかっていってしまう。
エンドライン側から抉る動きを見せたと思ったら、プレスティアーニがシミュレーション。プレスを交わしてボックス手前までは進むが、本陣を破れない。
結局試合はそのまま終了。試合以外のところにスポットが当たってしまった試合はマドリーの先勝で幕を閉じた。
ひとこと
ヴィニシウス、素晴らしいゴールだった。
試合結果
2026.2.17
UEFAチャンピオンズリーグ
プレーオフ 1st leg
ベンフィカ 0-1 レアル・マドリー
エスタディオ・ダ・ルス
【得点者】
RMA:50‘ ヴィニシウス
主審:フランソワ・ルドゥグジェ
