
120分間攻めダルマの大逆転劇
1st legでは3点という大きなビハインドを背負ってしまったスポルティング。ホームでの逆転突破を狙い、迷いなくゴールに向かっていく。WGにボールを預けつつ、SBとの連携でサイドを破ってゴールまで迫る。
立ち上がりに大きなチャンスを迎えたのはトリンコン。ボックス内で決定的なシュートを放ちながらも枠をとらえることができなかった。
トリンコン以外にも対角のアラウホなど危険な場面が続くボデ/グリムト。序盤15分はまるで最後の15分のように受けに回るシーンが続く。致死性の高い場面の連続ながら、幸運にも立ち上がりに失点はなかったボデ/グリムト。しかし、押し返すことはできず、ハウゲとホグのファストブレイクをベースに一矢報いにいく。
序盤でゴールを奪えなかった分、ややトーンダウンしたスポルティング。ゴールを決めきれなかったことで徐々にペースが移るかと思われたが、その矢先に先制点をゲット。セットプレーからイナシオがゴールを決めて2点差に詰め寄る。
得点をきっかけに試合はオープンな殴り合いに変化。サイドからのファストブレイクでボデ/グリムトが反撃に出る場面も増え、試合は行ったり来たりの展開が続いていく。セットプレーからの決定機もあるなど、この時間帯はボデ/グリムトにも得点のチャンスがあった。それでも優勢なのはスポルティング。左サイドの奥を取る形からゴールに向かっていく。
前半の押し込み具合のわりに1点止まりだったのはスポルティングにとって不満だっただろう。後半の立ち上がりも、いきなりヒュルマンドの累積警告が響くなど、なかなか前向きになりにくい入りとなった。非保持でもギアを上げきれない点も課題だった。
それでもカタモを起点に右サイドから少しずつ押し込むきっかけを掴むスポルティング。得点が決まったのは61分。カタモから右サイドの裏抜けに成功したスアレスの折り返しをゴンサウヴェスが仕留め、ついに1点差に。
さらに圧力をかけていくスポルティング。セットプレーとミドルシュートでひたすら殴り続けるが、ボデ/グリムトもハイキンのファインセーブでなんとか凌ぎ切る展開が続く。
同点ゴールはハンドによるPK。スアレスの一撃でついに試合は振り出しに戻る。
一息ついた後半終盤はやや得点の匂いが薄れる展開だったが、延長戦早々にスポルティングがゴール。1st legで出場できなかったアラウホの一撃で、この試合で初めてスポルティングが前に出る。
大逆転劇の最後を締めくくったのはCLデビューとなったラファエル・ネル。ショートカウンターからの一撃で歓喜は最高潮。最高の舞台を締めくくってみせた。
ひとこと
素晴らしい圧力で120分走り切ったスポルティングだった。
試合結果
2026.3.17
UEFAチャンピオンズリーグ
Round 16 2nd leg
スポルティング 5-0(AGG:5-3) ボデ/グリムト
エスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ
【得点者】
SPO:34′ イナシオ, 61′ ゴンサウヴェス, 78′(PK) スアレス, 92′ アラウホ, 120+1′ ネル
主審:サンドロ・シェーラー
