Fixture
FA Cup
Quarter-final
2026.4.4
サウサンプトン
×
アーセナル
@エミレーツ・スタジアム
戦績
過去の対戦成績

過去10回の対戦でサウサンプトンの2勝、アーセナルの5勝、引き分けが3つ。
サウサンプトンホームでの戦績

過去10回の対戦でサウサンプトンの3勝、アーセナルの5勝、引き分けが2つ。
スカッド情報
- ジェイ・ロビンソン(?)
- レオ・シエンツァ(鼠蹊部)
- アレックス・マッカーシー(手)
- マッズ・ローアスリウ(アキレス腱)
- ウェリントン(筋肉)
- ウィリアム・サリバ(足首)
- ガブリエウ・マガリャンイス(膝)
- レアンドロ・トロサール(臀部)
- ブカヨ・サカ(?)
- デクラン・ライス(?)
- マルティン・スビメンディ(膝)
- ミケル・メリーノ(脚)
- エベレチ・エゼ(脚)
- ノニ・マドゥエケ(膝)
- ピエロ・インカピエ(?)
Match facts from BBC sport
- FAカップにおける6回目の対戦。初めの4回はアーセナルが勝ち上がったが、直近では20-21の4回戦の対戦でサウサンプトンが勝ち上がっている。
- アーセナルは直近2回のサウサンプトンとの公式戦で勝利。3連勝になれば2004年以来のことになる。
- 5回戦でフラムに勝利したことでサウサンプトンは75-76以来初めてトップリーグ以外でプレーしながら、1回のFAカップで2回トップリーグ相手にラウンド突破を果たすチャンスとなっている。この時がサウサンプトンの唯一の優勝となっており、3回戦でアストンビラ相手に再試合で勝利し、決勝でマンチェスター・ユナイテッドに勝利した。
- アーセナルは直近48回のプレミア外のチームとのFAカップでの対戦で45回突破を果たしている。敗退したのは12-13のブラックバーン、17-18,21-22のノッティンガム・フォレスト。
- サウサンプトンはトップリーグのチーム相手と対戦した直近5回のFAカップ準々決勝でいずれも敗退。そのうちの1回は1978-79のアーセナル。最後の勝ち上がりは2部時代の62-63で2回の再試合の末にノッティンガム・フォレストを下した。
- アーセナルは直近16回のFAカップ準々決勝で14回勝ち上がり。敗れたのは10-11のマンチェスター・ユナイテッドと15-16のワトフォード。
- トンダ・エッカートはサウサンプトンの指揮官としてFAカップ3試合を全勝。勝てばジョージ・ゴス、アラン・パーデューに続きクラブ史上3人目の就任後の4試合のFAカップで全勝した指揮官となる。
- ガブリエル・マルティネッリは3回戦から参加したどの選手よりも多くFAカップで得点に関与している(5-4G,1A)。マルティネッリがこの大会において決めた直近6つの得点はいずれも2部以下のクラブ相手に決めている。
予習
FA Cup 5回戦 フラム戦

第38節 コベントリー戦

予想スタメン

展望
上り調子でPOに突き進む
2025-26シーズン最後の代表ウィークを経て、いよいよクラブシーンはラストスパートへ。泣いても笑ってもあと2か月で、すべてのタイトルの行方が決まることとなる。カラバオカップという1つ目のタイトルを逃し、残り3つに向けて邁進するアーセナルがまず向かい合うのはFAカップ。セント・メリーズで待ち構えるセインツとの準々決勝から、怒涛の2か月がスタートする。
現在、サウサンプトンはチャンピオンシップで6位。残り7試合で自動昇格圏までの勝ち点差は8。無理ではないが、間に3チームが入っていることを踏まえると、現実的には難易度が高い位置にいると言えるだろう。後方から迫るレクサムやダービーを振り切り、プレーオフ圏内を死守することがシーズン終盤のノルマとなる。
しかしながら、もしかするとという期待を抱かせるのは直近のリーグ戦の好調さだろう。1月18日の勝利を最後に12試合連続無敗。そのうち9試合で勝利を挙げている。チャンピオンシップで頭一つ抜けているコベントリー相手にもアウェイで勝利しており、上位に対しても猛追を見せている。勢いに乗っているチームと位置付けていいだろう。
印象としては質実剛健なスタイル。参考にした2試合がプレミア勢のフラムとのFAカップ、そして首位のコベントリーとのアウェイゲームということもあるが、相手にボールを持たせることを許容しながら我慢し、隙を突く展開が目立っていた。
4-2-3-1のフォーメーションにおいては中央封鎖の傾向が強い。特に中盤はマンツー気味に相手を捕まえ、フリーの選手を使わせないアプローチが光る。サイドの選手も守備意識が高く、ボックス付近までしっかり戻るケースも少なくない。
そしてGKペレツのファインセーブ。水際で踏ん張れるチームにとって欠かせない守護神の存在が、今のサウサンプトンの安定感を支えている。勢いという観点で見れば、プレミアで粘れなかった昨季以上の怖さがあるチームかもしれない。
保持においてのプランはシンプル。前線の4人で手早く攻撃できる形が最も効果的。両サイドのアタッカーはタメを作ることができ、遅攻でも仕掛けることはできるが、ボックス内の強度を考えると、相手の守備が整う前に攻略しきる形がベターに映る。
トップのラリンはポストとサイドに流れる柔軟な動きを併用できるストライカー。特にポストからトップ下のアザズが追い越す形を組み合わせれば、最短距離でゴールに迫ることができる。
松木の存在も見逃せない。FA杯5回戦では決勝点につながるプレーを見せ、コベントリー戦では先制点の起点となるクロスに加えて自らダメ押しゴールを決めるなど、大一番で結果を残している。アーセナルにとっても明確に警戒すべき選手の1人だ。
コンディションとCLを考えながらタフな戦いに
代表ウィークを挟んだとはいえ、好調のサウサンプトンのホームに乗り込む以上、この試合が簡単なものにならないのは明白だろう。アーセナルがまず整理すべきは、この試合にどの程度のリソースを割くのかという点だ。
そもそも選択肢がどこまであるのか。詳細な経緯についてここで触れる必要はないが、全員が万全のコンディションではないのは確かだろう。
代表活動を切り上げた選手のうち、エゼ、ウーデゴール、ティンバーはすでにアーセナルで欠場を経験している。さらにマドゥエケとインカピエは親善試合で負傷交代しており、状態の見極めが必要となる。サカとライスについても万全ではないという外部の指摘があり、トーマス・トゥヘルの発言を前提にするならコンディションには不安が残る。
代表ウィーク明けであり、さらにその先にはポルトガル遠征が控える中でのこの試合の位置づけは難しい。特にバックラインは悩ましい。ロンドンに残った主力組と、代表に帯同した控え組(ホワイト、カラフィオーリ、モスケラ)の中から最適な組み合わせを見極める必要がある。
ハヴァーツやノアゴールといったプレータイムを積みたい選手が代表で出場機会を得た点はポジティブだが、その直後にFAカップが控えているというのは判断を難しくする要素でもある。アンダー世代のルイス=スケリー、ダウマンも含めると、この試合にフルコミットできているのはケパとジェズス程度。どのようなメンバー構成になるかは大きなポイントとなるだろう。
試合展開としてはロースコアで粘りが求められる展開が想定される。中盤がマンツー基調である以上、前線で出入りできる選手の存在は重要になる。シティ戦でできなかった部分が、早くも問われることになる。
サイド攻撃では、3人までであればサウサンプトンはマンツーで対応してくるが、4人目が関与した際の対応は未知数。同サイドに人を集めるオーバーロードは試してみたいアプローチだ。
また、早い段階でSBが背後を取ることができれば、サウサンプトンのSHが戻りきれない場面も生まれる。バックドアから大外をSBが攻略する形は有効打になり得る。ベン・ホワイトがコンディションを上げて戻ってくれば、フリーランからのチャンスメイクには期待が持てる。
個人的にはFAカップの“下位カテゴリーとの対戦”という温度感は捨てた方がいいと考えている。プレミア中下位とのアウェイゲームくらいの難易度で捉えるべき一戦。CLやコンディションなど様々な要素を天秤にかけながら臨む、タフな遠征になりそうだ。
