
セットプレー中心の猛攻を耐えたフラム
上位勢が詰まっていることもあり、まだまだ逆転でのEL出場権が見えている両チームの一戦。第33節はランチタイムのロンドン・ダービーからスタートする。
序盤からダイレクトな展開が目立ったのはブレントフォード。右サイドの裏のチアゴを狙うなど、サイドの背後をかなり活用していく形。そのままストレートに左右のWGへ長いボールを入れるなど、まずは縦に速い攻撃から様子を見る立ち上がりとなった。
一方のフラムはCHのサリーから左右のCBに叩いてキャリーを促す形から少しずつチャンスメイク。マンツー気味のハイプレスに出てくるブレントフォードに対して、穴を開けにいくアプローチを仕掛ける。
少しずつポゼッションの割合を増やしていったのはブレントフォード。フラムはなかなか前からボールを捕まえに行くきっかけを掴めないまま苦戦する。押し込むことに成功したブレントフォードは、セットプレーから先制ゴールのチャンスを伺っていく。
フラムはボールを持つことができれば左サイドのイウォビにタメを作ってもらいながら崩しにいくことで対抗。だが、ボールを奪えない分、機会としては限定的になる。そのため、ボール奪取直後のトランジッションをベースに戦うことになる。
そんなフラムに対して追い打ちとなったのが、保持におけるキーマンであるイウォビの負傷退場。これによって保持の拠り所を失ったフラムは、暗雲が立ち込めた状態でハーフタイムを迎えることとなった。
後半、フラムは非保持で仕掛けにいくスタート。ハイプレスから流れを掴みにいく。ボールを奪ったら素早くサイドにつけながら相手の奥を取る。ブレントフォードはワッタラが下がって5バックにシフトするなど、押し込まれる場面も見られるように。
だが、時間の経過とともにブレントフォードは冷静に対処。チアゴを左右に動かしてロングボールの的にしつつ、CBのキャリーの頻度を上げることで徐々に押し下げていく。
プレスにおいても、サイドへの誘導に対してフラムは徐々に逃げ切れない場面が出てくるように。強度高く追い込み、敵陣でスローインを奪ってロングスローでボックス内を狙うという形も確立。CKやFKも含めて、ブレントフォードのセットプレーがこの試合で最も得点の可能性が高い形だったことは間違いない。
フラムは保持に回った時にボールの預けどころがないという苦しみが如実に表れる。クロスを入れるタイミングが合わないあたりは、一度止めて抜け出す選手にパスを出せるイウォビの不在を感じる部分でもある。
それでもブレントフォードのクロス攻勢をしのぎ切ったフラム。なんとかスコアレスで勝ち点1を持ち帰ることに成功した。
ひとこと
耐えた!という感じのフラムだった。
試合結果
2026.4.18
プレミアリーグ 第33節
ブレントフォード 0-0 フラム
G-techコミュニティ・スタジアム
主審:ピーター・バンクス
