
エティハド決戦はシティが制する
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日曜の午後に組まれたのは今季のプレミアを占う天王山。やや勢いが落ちていた首位のアーセナルを、1試合少ない状況で勝ち点6差のシティが追う構図で迎えたエティハド決戦だ。
明確な意図を見せたのはアーセナル。ハヴァーツを起点としたハイプレスでドンナルンマの選択肢を削り、できるだけ高い位置でボールを奪いに行く。シティは当然ハイプレス回避の術を持っており、ハヴァーツの背後に立つフサノフや、内側に絞るドクやオライリーを使ってギャップを作り、逃げ道を確保していく。ドンナルンマのキックを考えれば、前線に張るハーランドも有効な選択肢となる。
アーセナルは前線からのプレスの姿勢を崩さない。ロドリを迷いなく追いかけるライスや、チェルキを追って敵陣PAまで入るガブリエウなど、とにかく人に食いつく守備を徹底する。
その一方で、奪ってからのショートカウンターが不発に終わったのは痛かった。少ないパスで攻撃を完結させるところまでがこの日のアーセナルのプランだったはずだ。
逆に押し込む局面に持ち込めば手ごたえを感じていたのはシティ。ドクとオライリーの左、チェルキやベルナルドがサポートする右の両サイドからアーセナルを揺さぶる。
結局、試合を動かしたのは右サイド。チェルキが単独でガブリエウとライスを翻弄し、先制に成功する。だが、直後のプレーでアーセナルが同点。ハヴァーツのハイプレスから、わずか数分で試合を振り出しに戻す。
得点後も流れは大きく変わらず。ハイプレスで敵陣完結を狙うアーセナルと、押し込みたいシティのせめぎ合いは互角のままハーフタイムを迎える。
後半、マルティネッリを投入したアーセナルはプレスを強化。右サイドで外切りを加え、グエイを追い込む手段を増やす。中央やや左に人数をかけてパスの受け手を増やしたシティが押し込む時間を作るが、マルティネッリのプレスから決定機を迎えるなど、交代の効果も見られた。
しかし、このチャンスを逃すと流れは一転。マルティネッリが前に出た背後をオライリーに使われる。ドンナルンマのスローから一気に展開すると、左サイドの連携からハーランドがゴールを奪う。
試合を動かしたいアーセナルは終盤に押し込む時間を作り、自分たちのターンを引き寄せる。だが、ハヴァーツの決定機は枠を捉えられず。
エティハド決戦を制したのはシティ。終盤戦に向けて、より熾烈なタイトル争いを予感させる結果となった。
ひとこと
シティ、したたかな強さを見せつける試合だった。
試合結果
2026.4.19
プレミアリーグ 第33節
マンチェスター・シティ 2-1 アーセナル
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:16′ チェルキ, 63′ ハーランド
ARS:18′ ハヴァーツ
主審:アンソニー・テイラー
