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「Catch up 日本代表」~2026.3.28 国際親善試合 日本×スコットランド ハイライトレビュー

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3-1-4-2は本大会につながるのか?

 W杯本大会メンバーが決定する直前となる3月シリーズ。負傷者の状況も含めて不透明さが残る日本代表にとって、重要な欧州遠征に挑むこととなる。まずは同じく本大会出場を決めているスコットランドとの一戦だ。

 スコットランドのスタンスははっきりしていた。CBが広がりながら深さを取る一方で、日本のシャドーがプレスのスイッチ役としてプレッシャーをかけるとロングボールで脱出を図る。

 特にターゲットになったのは右サイド側に流れるダイクス。ゴールに直線的に向かうのではなくサイドに流れて収め、前進のポイントを作っていくイメージ。サイドでタメを作ることができれば、ゴール前に飛び込むマクトミネイがシュートに向かうことができる。

 ダイクスには挟みながらの対応で少しずつ落ち着きを取り戻す日本。ロングボール一辺倒では難しいと判断したスコットランドは、中央でファーガソンがサリーしながら枚数を増やし、サイドにボールを散らしていく。

 日本の保持はWBが大外の高い位置に張る布陣でサイドの起点に。シャドーはインサイドに絞りながら中盤に降り、ポジションチェンジに関与。田中のサリーも含めて、センターラインの選手は列を落とす動きが目立っていた。

 両サイドのCBはボール保持の起点に。ライン間に縦パスを入れるか、もしくは両サイドに張るWBへフィードを蹴るかは彼ら次第。いずれにしても4-4-2ベースのスコットランドはここにプレスをかけることができず、日本は両ワイドのCBをビルドアップの起点としていた。相手が出てこないと判断すればキャリーも選択するなど、バックラインの役割は多彩だった。

 序盤はなかなか前進できなかった日本だったが、徐々にボックス内へ侵入できる状況に。後方の迎撃も安定し、一方的に攻撃のターンを作ることができるようになっていく。

 まずいと感じたスコットランドはハイプレスに出ていくが、日本は落ち着いて対応。レイオフの連続から見事に前進し、再び押し込む展開を作る。だが、得点には至らず。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半、勢いを取り戻したのはスコットランド。サイドでロバートソンが推進力を発揮すると、ボックス内でマクトミネイが合わせる。日本はやや受けに回ってしまい、マクトミネイにボックス内への侵入を許す形で、この時間帯は相手の攻撃を受け止める展開となった。

 日本は自陣でのビルドアップから流れを引き戻す。特にハーフタイムに左CBに入った鈴木淳之介の配球により、左サイドの攻撃に変化が生まれる。

 さらに後半途中の交代で流れが加速。CFに入った上田のポストから攻撃が前進し、伊東と三笘の両シャドーによって縦に速い攻撃の破壊力が増していく。

 インサイドの密度を高め、左WBの中村も内側に入る可変を見せた日本。最終的には鎌田をアンカーに置き、塩貝を投入する3-1-4-2にシフトするなど柔軟な変化も披露した。

 圧力のある攻撃が実ったのは84分。左サイドの大外を回った鈴木のクロスを起点に、ボックス内での落ち着いたプレーから伊東がゴールを決める。

 この1点を守り切った日本。敵地で本大会出場国相手に勝利を収めた。

ひとこと

 攻撃的なオプションに振ったテストができたのはとても良かった。

試合結果

2026.3.28
国際親善試合
日本 1-0 スコットランド
ハムデン・パーク
【得点者】
JPN:84′ 伊東純也
主審:ショーン・エバンス

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