
ヨーロッパに可能性を残す完勝
数年ぶりにヒリヒリしている残留争い。トッテナムとの激しいデッドヒートを迎えているウェストハムは、アウェイでブレントフォードに挑む。
序盤からボールを持つのはブレントフォード。バックラインにプレスに来ず、4-4-2ベースで構えるウェストハムに対して、幅を取ったCBからボールを運びながら相手の陣形を動かしていく。
サイドから幅広く運びながら敵陣に到達するブレントフォード。サイドからのクロスで先制。左サイドから飛び込んだカヨーデへのクロスを処理しきれず、ウェストハムはオウンゴール。ブレントフォードが先行する。
ブレントフォードの4-4-2もミドルブロック。ウェストハムは左サイドからディウフとフェルナンデスによってスペースを作りながら前に運んでいく。押し込む機会を得たウェストハムは、セットプレーから最近空中戦で無類の強さを発揮しているマヴロパノスがゴールを決めるが、これはわずかにオフサイド。ただし、セットプレーからのヘディングはこの日のウェストハムにとって最も可能性が高い得点手段だった。
ブレントフォードはファストブレイクで高い位置を取るDFラインの背後を狙っていく。ハーマンセンが危なっかしい対応を見せるなど、ブレントフォードには追加点のチャンス。保持においてもチアゴが作った深さからウェストハムを揺さぶり決定機を迎えるが、これはハーマンセンがファインセーブ。それでもブレントフォードは、ボールを持たれる時間が増えながらもゴールに近づいている展開だった。
後半も引き続きボールを持つのはブレントフォード。サイドアタックを中心にウェストハムを攻め立てていく。ウェストハムは前半以上に守備の整理ができていない印象で、大外に誰がアタックに行くか、ハーフスペースをどう埋めるかが曖昧だった。
その影響もあり、1on1で敗れたところからあっさりとPKを献上。チアゴが今季22ゴール目を仕留め、ブレントフォードがリードを広げる。
ウェストハムはよりシンプルに前線へボールを入れる選択を増やすが、なかなか収まらない。トラオレの投入で3バックにシフトするも、流れの変化にはつながらなかった。
最終的にはダムズゴーのゴールで3点差。ウェストハムの緩い守備を突いた一撃で、ブレントフォードが勝利を決定づけた。
ヨーロッパ出場への可能性をつないだブレントフォード。一方のウェストハムはトッテナムと入れ替わる形で、再び降格圏での戦いを強いられることとなった。
ひとこと
失点してからの脆さは明らかだったウェストハムだった。
試合結果
2026.5.2
プレミアリーグ 第35節
ブレントフォード 3-0 ウェストハム
G-techコミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:15′ マヴロパノス(OG), 54′(PK) チアゴ, 82′ ダムズゴー
主審:クレイグ・ポーソン
