
ファイナル決定のパレスがエバートンの壁になる
見事にカンファレンスリーグの決勝に駒を進めたクリスタル・パレス。クラブ史上初の欧州ファイナルを前に残りシーズンで弾みをつけたいところ。対するはこちらは来季の欧州へのルートが見えているエバートンである。
序盤からボールを持つのはエバートン。列を下げ気味に振る舞うパレスに対して、立ち上がりはミッドウィークの有無がダイレクトに展開に効くような形に。
セカンド回収も含めて優位に立ったエバートンが押し込んでいくと、セットプレーから先制。ニアフリックからフリーになったターコウスキが落ち着いたシュートでリードを奪う。
失点してからボールを持つことを許されたパレス。こちらもすぐにセットプレーからリチャーズがチャンスを迎える。
エバートンがうまく受けられたかは微妙なところ。もう少しカウンターから運び切れると良かったが、全体の重心が後ろすぎる影響か、なかなか縦に速い攻撃は刺さらない。WBを軸にパレスがきっちり押し下げた影響だろう。
パレスは流れに乗って同点に。サイドからの攻撃にラインを下げすぎた影響で二次攻撃のチャンスをもらったサールが見事なゴール。公式戦20点目を決める。
エバートンは終盤にセットプレーから反撃に出るが、ネットを揺らすところまでは至らず。試合はタイスコアでハーフタイムを迎えることとなった。
後半の立ち上がりはストライカーのチャンスの応酬でスタート。鎌田からのクロスでフリーになったストランド=ラーセンのシュートは枠を捉えず。返す刀でカウンターからチャンスを得たエバートン。ベトが冷静にこれを沈めてリードを奪う。
以降もペースはほんのりエバートン。速攻ベースでデューズバリー=ホールにチャンスがあったりなど、大きなチャンスも含めてゴールに向かっていく機会は多かった。
それでも一方的なエバートンペースといえないのは鎌田を抑えることをエバートンが軽視していたから。後半頭のチャンスメイクにも貢献した鎌田からボックス内へのルートが通っているうちはパレスにもチャンスがある展開だった。
77分の同点ゴールは左サイドから。ミッチェルからのクロスを仕留めたのはマテタ。サールのゴールの時もあったエバートンのゴール前の緩さがぶり返し、シューターに十分なスペースを与えることに。
終盤戦は非常にオープンな展開に。マテタ、デューズバリー=ホールなど完全に抜け出してのチャンスもあったが、要所でシュートは枠を捉えず。試合はドローのまま決着することとなった。
ひとこと
パレス、思ったよりも全然体が動くなという感じだった。
試合結果
2026.5.10
プレミアリーグ 第36節
クリスタル・パレス 2-2 エバートン
セルハースト・パーク
【得点者】
CRY:34′ サール, 77′ マテタ
EVE:6′ ターコウスキ, 47′ ベト
主審:トーマス・ブラモール
