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「コパアメリカ2021ハイライト」~Group B Match day 2 ブラジル×ペルー~ 2021.6.17

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■自由度をもたらす2トップ

 初戦でベネズエラを粉砕し、好発進を決めたブラジル。続いての対戦は2節目からの登場になるペルーである。ペルーは4試合連続で戦わないといけないローテである上に、初戦がブラジルという踏んだり蹴ったりな日程である。あと、背番号の視認性が悪すぎるので、正直誰が誰だかさっぱりわからない。なので個人がどうとかが全然わからん。ごめんね。

 試合は当然立ち上がりからブラジルペース。ベースポジションの4-4-2からあまり大きな変形はないのだが、自由度をもたらしているのは前方の2トップ。ネイマールとガブリエル・バルボーサは上下横に幅広く動ける裁量を与えられている。ブラジルのビルドアップにアクセントをつけるのは彼らである。

 特に圧巻なのはネイマール。普通は降りる動きをしてしまうと、ゴールから遠ざかってしまうのだが降りて、攻撃を加速させてゴール前にまで突撃できるのだからさすが。運べる中盤は優秀だが、降りて運んで加速させ自らがPAに突撃できる選手はスーパーである。先制点のシーンは降りたネイマールのスルーから加速。一気にゴールまでこぎつけた。

 ペルーは右のSBを上げる3-2-5気味の変形でブラジルに対抗。意外とゆっくりつなぐのが特徴である。攻撃はトップのラパドゥーラへのポストを中心に前進を狙う。しかし、サイドからの前進が停滞。2列目の横スライドをサボらないブラジルの中盤を飛び越すことができず。前進の精度でブラジルとは差があった。

 1点リードで迎えた後半。ブラジルはより直線的な攻撃での完結を狙う。途中から4-1-4-1に変更したペルーの中盤をポゼッションで釣れたと判断した際には、DF-MF間に縦パスを入れて一気に加速。後方からCHやSBもフォローに入り、中央を一気に陥れた。

 ネイマールは後半も躍動。はっきり言って何にも引き付けつつ自在にファウルを取る姿はやばい。PKこそVARサポートで取り消しされたものの、そのうっ憤を晴らすかのように直後に豪快な得点を決めてみせた。後半のペルーはブラジルに前半以上に気圧されてしまった。開幕戦での惨敗は仕方ないだろう。2試合目以降の巻き返しに期待したい。

試合結果
ブラジル 4-0 ペルー
エスタディオ・ニウトン・サントス
【得点者】
BRA:11′ サンドロ, 67′ ネイマール, 88′ エヴェルトン・リベイロ, 90+2′ リシャルリソン
主審:パトリシオ・ロースタウ

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