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「Catch up J1 League」~2022.5.21 J1 第14節 湘南ベルマーレ×ヴィッセル神戸 ハイライト

■またしてもラストプレーの悲劇

 J1の17位と18位が直接ぶつかり合う裏天王山。出遅れから思わぬ苦戦を強いられている神戸とこちらも厳しい序盤戦を迎えている湘南の一戦だ。

 負けてしまった方は勝ち点も離されてしまう単独最下位ということで両チームには気合が入っていたように思う。序盤戦はその気合がコンタクトプレーの方に向いてしまったせいで、ファウルが多く試合がかなり止まりやすい展開だった。

 両チームとも保持が落ち着くようになると、それぞれのメソッドで敵陣に入り込んでいくように。神戸は5-3-2で構える湘南の2トップ脇からボールを運ぶことを狙う。湘南の2トップは無理にCBにプレスをかけていくスタイルではなく、アンカーを受け渡しながら監視する形。アンカーは消されても2トップの脇から丁寧に運ぶことで確実な前進を行う。

 前節の横浜FM戦でも顕著だったが、湘南は中盤が横からのパスに弱く、素早くピッチを横断させてしまうとピンチに陥りやすいという弱点がある。左からの逆サイドへの展開と、左サイドに流れるイニエスタを使いながらゴールに迫っていく神戸。だが、アタッキングサードからシュートまでの道筋が見えず、得点は取れないまま沈黙が続く。

 横への揺さぶりから活路を見出したのが神戸ならば、トランジッションの強度の面で差を見せたのが湘南。神戸は被カウンター時に前線の戻りが遅れることが多く、後方から厚い攻め上がりを見せる湘南に対して後手を踏むことが多かった。

 そして、この攻め筋から湘南は先制。左サイドから攻めあがった杉岡のミドルのこぼれ球を町野が押し込んで先手を奪う。前半はこの湘南の1得点のみでハーフタイムを迎えることになる。

 後半、ビハインドで迎えた神戸は2枚替え。左サイドに足元の優れた初瀬を入れて保持の改善を狙う。しかしながら、これが裏目になってしまう。湘南は初瀬のバックパスをひっかけてショートカウンターから再び町野が得点。リードを2点に広げる。

 湘南はこのシーンに限らず、前半よりもサイドから相手を捕まえるタイミングを早くすることで敵陣の高い位置でボールを止めることを優先していた。

 2点のビハインドを背負い、動きが重くなった神戸。それでもCKから1点を奪い返すと、終盤は湘南を追い込む展開に。神戸がネットを揺らすことが出来たのは後半ラストプレーのこと。セットプレーから直接FKがリフレクションで入ったかと思いきや、これが武藤の手に触れておりハンドでゴールは認められず。

 すんでのところで負けを回避したと思った神戸だったが、前節の川崎戦と同じくラストプレーで泣くこととなってしまった。シックスポインターの勝者は湘南。神戸を抜いて、これで17位まで順位を上げた。

試合結果
2022.5.21
J1 第14節
湘南ベルマーレ 2-1 ヴィッセル神戸
レモンガススタジアム平塚
【得点者】
湘南:39′ 51′ 町野修斗
神戸:59′ 菊池流帆
主審:今村義朗

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