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「Catch up Premier League」~2022.4.17 プレミアリーグ 第33節 ウェストハム×バーンリー ハイライト

■互いに悔いが残る引き分け

 先週のプレミアで最も大きなニュースといえば、ショーン・ダイチの解任だろう。多くのファンは仮に降格したとしてもダイチとバーンリーの旅は続くと思っていただろうが、終わりは突然やってきてしまった。バーンリーはどこに向かうのかはわからないが、ひとまずはユースコーチを引き上げて今節に臨むことになった。

 対するはウェストハム。先週に引き続き、今週も4位争いのライバルの2チームが敗れた状態での対戦。土曜日にアーセナルとトッテナムが敗れ、ウェストハムには再びチャンスが転がってくることになった。

 立ち上がりからうまくいっていたのはバーンリーの方だろう。縦パスをベグホルストに付けて、ここから前を向く選手を作り、前進する。サイドにおいてもオーバーラップの積極活用で大外からクロスを狙ってエリアに迫る。

 ウェストハムのブロックは前節までの不調を明らかに引きずっていた。ライン間は空いてしまい、縦パスはやたら入れられてしまい、バーンリーの前進を阻害することが出来なかった。

 ウェストハムは保持でもなかなか苦しんでいた。今季はやたらサイドに流れがちだったアントニオは中央から置いたままでの前進となった。これがまぁスピードに乗れない。機動力のある2列目のアタッカーにボールが渡れば、少しはスピード感は出てくる。

 前で時間が稼げれば、クレスウェルが上がってクロスを打ち込むことができる。この日もクレスウェルは左サイドからの供給がキレキレ。いかに人数を揃えたPAに彼のクロスを打ち込めるかがポイントになっていた。

 そんな中でウェストウッドが大怪我に見舞われてしまう。一刻も早い回復を祈りたいところである。直後のセットプレーからのベグホルストの先制ゴールは彼の回復を祈るためのセレブレーションがささげられた。

 得点で流れを手にしたバーンリーはハイラインの裏をコルネがつく形で攻勢を強める。前半終了間際には飛び出したコルネがファビアンスキに倒されてPKを獲得。だが、これをコルネは決めることができない。

 後半もどちらかといえばペースはバーンリー。コルネの抜け出しとベグホルストのポストという明確な前進の手段をベースに主導権を握る。

 ただ、ウェストハムも徐々にエンジンがかかってきた様子。カウンターにも鋭さが出てきて、徐々にバーンリーのバックラインを脅かすことになる。

 同点ゴールの起点になったのはアントニオ。相手を置き去りにするような圧倒的なパワーとスピードは依然として鳴りを潜めているが、得点につながるFKを得たことは最低限といった形だろうか。FKに合わせたソーチェクが同点となるゴールをゲットする。

 終盤はウェストハムが押し込みバーンリーを追い込む展開に。しかし、立ちはだかったのはポープ。最後の砦になった守護神がゴールマウスを死守し、ウェストハムに勝ち点3を許さなかった。バーンリーは失敗したPKが、ウェストハムは終盤の猛攻が実らなかった悔いが残る引き分けになった。

試合結果
2022.4.17
プレミアリーグ 第33節
ウェストハム 1-1 バーンリー
ロンドン・スタジアム
【得点者】
WHU:74‘ ソーチェク
BUR:33’ ベグホルスト
主審:ポール・ティアニー

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