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「Catch up La Liga」~2024.3.17 ラ・リーガ 第29節 アトレティコ・マドリー×バルセロナ ハイライト

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共にCL後の難しい一戦をバルセロナが制する

 共にミッドウィークにCLを戦いイタリア勢を退けた両者。スケジュール的には苦しいこの週末に直接対決となるのは嬉しいのかどうか。

 ゆったりとボールを持つスタートとなったのはバルセロナ。アトレティコの立ち上がりのミドルブロックを見る限り、さすがに強度は据え置き?と思ったのだが、徐々にプレスを強化。3-2の後方ブロックで組むバルセロナのビルドアップに対して、前方のブロックがマンツーでハメていくことで前からボールを奪いにいく。

 シャドーはリーノ、ジョレンテといった後方の選手もしくは働き者を配置。プレスのスイッチ役を担っていたところに彼らを置いておくというのは理解しやすいところである。プレスとリトリートの使い分けはくっきりとしていたのもさすが。ただし、カウンターの出足はきっちりと蓄積疲労を感じさせたという展開だった。

 一方のバルサは保持のフェーズが続くもののスピードアップのポイントが見えない展開に。非保持においてはアトレティコのWBに対して、WGがきっちりとラインを下げるため、ハイプレスからのチャンスメイクはなさそうな状況に。

 相対的にいい流れだったのはバルセロナだったかなと思ったが、バルセロナはこの試合ではあまりなかった押し込むシチュエーションから先制点をゲット。レヴァンドフスキとフェリックスでサヴィッチの周辺を狙い撃ちすることに成功。レヴァンドフスキの折り返しをフェリックスが仕留めて先制する。

 押しかける展開となったアトレティコは後半の頭からグリーズマンとデパイを投入。ここから勝負に出る!という流れだったのだが、まさかのデ・パウルのパスミスからバルセロナが追加点をゲット。レヴァンドフスキの落ち着いたコントロールが光り、見事オブラクの守るゴールマウスにシュートが捩じ込まれることとなった。

 ファストブレイクがベースとなった後半。バルセロナは裏への積極的な抜け出しを前半に引き続き止めることなく敢行。多くの選手が前線に顔を出してチャンスを作った結果、クンデの抜け出しがフェルミン・ロペスの追加点を呼び、試合は3点差に。

 これで試合は決着。反撃のきっかけを見つけることができないアトレティコ相手にバルセロナが完勝。インテル相手に全てを出し切ったアトレティコには失点以降なす術が無かった印象だ。

ひとこと

 前半の立ち上がりはアトレティコの方が良かったかなと思ったのだけども。

試合結果

2024.3.17
ラ・リーガ
第28節
アトレティコ・マドリー 0-3 バルセロナ
エスタディオ・シビタス・メトロポリターノ
【得点者】
BAR:38‘ フェリックス, 47′ レヴァンドフスキ, 65′ フェルミン
主審:サンチェス・マルティネス

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