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「Catch up J1 League」~2025.6.15 J1 第20節 東京ヴェルディ×柏レイソル ハイライト

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リベンジを許さず順当な返り討ち

 ルヴァンカップのプレーオフステージでは柏が完勝。今年のリーグ戦の順位通りの結果を出して、次ラウンドに駒を進めた。東京Vにとってはなんとかリーグ戦でやり返しをしたいはずだ。

 序盤からボールを持つのは柏。目立ったのは右サイドのボールの動かし方。山田のサリーに合わせて小泉が列を下げつつ、その分原田が前に行くというローテ。大外の久保も含めた旋回でフォーメーション的には噛み合う柏を動かしていく。

 出口となるのは右サイドの裏。原田のような後方の選手でも積極的な飛び出しを見せてこちらのサイドから積極的に背後を取っていく。

 東京Vはカウンター主体。中盤でボールをカットして前に進むことができれば理想的。この形であればカウンターを放つことができるが、自陣に押し下げられると厳しいのは間違いない。山見のドリブルや前を向く森田や平川はチャンスを作れそうな気配はあるが、前を向くためのメカニズムはないので独力でなんとかしなければいけない。そうなるとなかなか苦しいものがある。

 優勢な柏は順当に先制点をゲット。後方から足の長い縦パスを受けると渡井と小屋松のワンツーで柏は左サイドを一気にブレイク。そのまま走り込んでいた久保にクロスを流し込み先制点を奪った。

 以降も支配的だったのは柏。同サイドにきっちりと追い込んでいくプレスで東京Vにロングボールを蹴らせて回収すると波状攻撃を仕掛けていく。追加点は45分。三丸→小泉の鋭いパスを通してハーフタイム直前にリードを広げる。

 後半もボールを持つのは柏。3バックと2CHが変形しながら隙を探して行く。前半よりはパスの精度は下がっていた分、東京Vのチャンスは広がっていたように思うが、東京Vの保持のターンにおいてはきっちりとインサイドを締めて迎撃する形など引き続き手堅く試合を進める。

 前線を入れ替えて裏へのフリーランを増やすことで活性化を狙う東京V。川﨑→食野のフリーランなど増えた保持の機会から徐々にゴールを狙う。

 しかし、よりゴールに向かう上で存在感を見せた交代選手は柏の細谷。右サイドを蹂躙するドリブルやロングボールの的などスピードとパワーの両面で東京Vの守備陣に圧力をかけていく。

 試合のクローズはその細谷の3点目。終わってみれば柏は3-0の大勝。リベンジに燃える東京Vを返り討ちにした。

ひとこと

 柏、順当に90分間を支配して勝ち点を持っていったなという感じ。東京Vはキーマンに前を向かせる仕組みが欲しい。

試合結果

2025.6.15
J1リーグ
第20節
東京ヴェルディ 0-3 柏レイソル
味の素スタジアム
【得点者】
柏:27′ 久保藤次郎,45+1′ 小泉佳穂, 90+3′ 細谷真大
主審:福島孝一郎

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