
驚くほど余裕がある1勝目
ついに2025年内に今季プレミア初勝利を手にできなかったウルブス。ここからのグレートエスケープには欧州カップ戦か少なくともトップハーフに入り込む水準で勝ち点を積み重ねるハーフシーズンを過ごさなければいけないだろう。
バックラインにプレスにいかないウルブスに対して、ウェストハムはサイドから進撃するスタート。左右にボールを動かすことでチャンスを作りにいく。
しかし、主導権を握ったのは相手の守備の積極策をひっくり返すことに成功したウルブス。マンツー的なハイプレスを敢行するウェストハムに対して、ヒチャンのロングカウンターなど一気にゴールに突き進んでいく。
ヒチャンが流れる左サイドでウルブスは攻勢に出ていく。このサイドで猛威を振るったのはマネ。ハーフスペースにおけるドリブルで相手を引きつけつつ、左サイドの大外を攻め上がるウーゴ・ブエノのオーバーラップからサイドの奥を抉っていく。
この左サイドの連携からウルブスは先制。マネとヒチャンのコンビネーションから奥を取ると、マイナスの折り返しをアリアスが仕留めてゴールを決める。ウェストハムは総じてホルダーとの距離が遠く、ドリブルを仕掛ける起点でやられ放題。このシーンでマガッサが強引に捕まえに行った失敗が最後まで尾を引く格好に。後手後手に回り、最後はフェルナンデスのサボりを咎められしまった。
以降もこの左サイドのユニットが安定した優位を構築したウルブス。引き続きマネ、ヒチャン、ウーゴ・ブエノでチャンスを作ると、再びマガッサがトリッピングを犯してPKを献上。このPKをヒチャンが仕留めてリードを広げる。
右サイドからはシンプルなスピードを活かす形でチャチュアが突破。アロコダレへのクロスからさらなるチャンスを作り出す。
一方のウェストハムは保持から押し込む場面を作っていくが5-4-1でリトリートが間に合ったウルブスの守備ブロックに対して沈黙。反撃の機会を掴めずにいると、前半終了間際に左サイドからのマネのカットインシュートが決まってウルブスはさらにリードを広げる。
ウェストハムは2枚の交代枠を使い後半に巻き返しを図るが、押し込むウルブスの守備のブロックを壊すことができない状況は変わらず。ウルブスはアロコダレとヒチャンを生かしたカウンターから陣地回復に成功し、ブロックで構えながらさらに得点を狙っていく。
展開を変えることができないウェストハムに対して、時間を使いながら余裕の後半を過ごすウルブス。選手交代でも大きな流れを捻じ曲げられないままタイムアップ。試合はウルブスの完勝。あんなに苦しんだ1勝は驚くほど余裕を持った圧勝で手に入ることとなった。
ひとこと
今度はウェストハムが心配になる内容だった。
試合結果
2026.1.3
プレミアリーグ 第20節
ウォルバーハンプトン 3-0 ウェストハム
モリニュー・スタジアム
【得点者】
WOL:4′ アリアス, 31′(PK) ヒチャン, 41′ マネ
主審:ピーター・バンクス
