
保持に出る圧力には明確な差が
奮闘しているのはわかるのだが、なかなか勝ち点を積み上げるペースが上がってこないバーンリー。見えてきたのは残留ラインではなく、大きくなってきたウルブスの影である。
バーンリーは気迫のハイプレスを敢行。高い位置から相手のバックラインを狭い方向に閉じ込めていく。フラムは非常に落ち着いた対応を見せたと言っていいだろう。イウォビのサリーから相手のプレスを外すことでギャップを作っていく。フラムのプレス回避はあくまで外に広げながら。幅を使ってバーンリーのサイド誘導を徐々に外していく。
バーンリーはフレミングへのロングボールから気軽に陣地回復。今節もアンソニーはシュート意識が高く、前線は強引にでもゴールをこじ開けにいく格好だ。
時間の経過とともに優勢となってきたのはフラム。CKからの二次攻撃など、セットプレーからのチャンス拡大を狙っていく。幅の広い攻撃を使いながらボックス内に侵入。大外のロビンソンは久々に持ち味を出しやすい展開だった。
保持ベースでフラムが主導権を握った中盤戦だが、そこからバーンリーは保持でテンポを奪い返しにいく。タコ殴りだった20分台はやや苦しかったが、前半終盤は保持でリカバリー。試合は膠着状態のままスコアレスでハーフタイムを迎えることとなった。
後半、勢いのある入りを見せたのはホームのフラム。インサイドへの差し込みからサイドへの展開で徐々に敵陣に入っていく。序盤は外が多かったが、後半はインサイドもインパクトのある働きを見せることに成功。ゴリゴリと敵陣に侵入していったキングの躍動は、個人的には久しぶりに映った。
ウォード=プラウズのFKなど、わずかなチャンスからゴールを狙っていくムーブもあったが、なかなか苦しいバーンリー。それでも千載一遇のチャンスをゲット。見事な右への横断から崩し切ることに成功する。フォスターのクロスからフレミングがシュートを仕留める。
追いかけることになったフラムは左サイドを入れ替え。前半よりもワンランクゴールに迫るアプローチがこれ以降できるように。ギリギリの対応が増えてきたバーンリー。最後のところをこじ開けたのはカットインからのウィルソン。今季は何度もクオリティを見せてきた8番の一撃で、ついに試合をひっくり返す。
もう1回根性を出して運んでいくバーンリーだが、有力なのはカウンターのフラム。縦に速い攻撃からさらなる得点の可能性を探る。決定打となったのは後半終了間際。ヒメネスのPKで試合は完全に決着。少しでも残留ボーダーに近づきたかったバーンリーだったが、完全にフラムに試合を持っていかれてしまった。
ひとこと
そろそろ勝ち点差で並ばれる可能性もあるバーンリーだった。
試合結果
2026.3.21
プレミアリーグ 第31節
フラム 3-1 バーンリー
クレイヴン・コテージ
【得点者】
FUL:67′ キング, 73′ ウィルソン, 90+5′(PK) ヒメネス
BUR:60′ フレミング
主審:クリス・カヴァナー
