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「Catch up UEFA Champions League」~2026.3.10 UEFAチャンピオンズリーグ Round 16 1st leg アトレティコ・マドリー×トッテナム ハイライトレビュー~

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悲劇の連鎖が止まらないトッテナム

 悲劇的と形容してもいいパレス戦の敗戦から1週間。トッテナムが再起を図る舞台はマドリード。アトレティコとのCLに挑む。

 左サイドへのロングボールと、そこからの流れでのハイプレス。序盤の狙いははっきりしていたトッテナム。ミドルブロックの5-4-1とメリハリをつけながらアトレティコに圧力をかけていく。

 しかし、6分に先制点を奪ったのはアトレティコ。抜擢されたキンスキーの足元のミスを逃さずに先制ゴール。トッテナムは勢いのいい立ち上がりを挫かれる格好となった。

 だが、このアクシデントはあくまで序章。ここからアバウトに前線からつっかけてくるアトレティコに対してミスを連発するトッテナム。右サイドからのジョレンテの裏抜けからサールがボールを処理しきれないでいると、そのこぼれを拾ったグリーズマンがゴール。先制点と同じくファン・デ・フェンは足を滑らせてしまった。

 さらに1分後にキンスキーが2回目のスリップをして3失点目。前に前にという仕掛けのプレーに屈したトッテナムは15分で3失点を奪われる。キンスキーはこのプレーで交代を命じられることとなった。

 もっとも、トッテナムは何もかも通用しなかったわけではない。トランジッションで勢いを持って進む形はポロのゴールで証明できたし、局面での強度やボックス内の空中戦からアトレティコを脅かすシーンはあった。

 だが、それでも受けに回った時の脆さは難しいところ。セットプレーからル・ノルマンにさらにゴールを献上したことに加えて、右の守備ユニットがルックマンとルッジェーリに後手を踏み続けた感もある。間合いがあっていないような守備者のタックルも少なくなく、攻め筋はあったが、テンポを取り戻せたかは微妙なところだった。

 後半、2枚交代したトッテナムは高い位置からのチェイス。相手のバックラインへのミスで得点を重ねているアトレティコも前から守備に出ていく形。先に攻撃の形を作ったのはグリーズマンがハーフスペースアタックを仕掛けたアトレティコの方だった。

 55分のゴールは後半のオープンな展開の一つの結末だと言える。カウンターでゴールを決めたアルバレスの直線的なカウンターは綺麗だったが、直前のセットプレーでアトレティコはファーで3人のトッテナムの選手をフリーにしており、守備対応としては完全にやってしまった部類。オブラクのファインセーブが強引に流れを捻じ曲げた結果の5点目であった。

 終盤はやや間延びしたオープンな展開に。トッテナムは諦める気配はなく、アトレティコも特に試合をコントロールする気配もないので、試合はオープンな流れのまま続いていく。オブラクのミスからソランケが奪った2点目のゴールもトッテナムが完全に死に体であれば生まれていないゴールでもある。

 最後までミドルゾーンでスペースがある攻防を繰り広げていた両チームだが、試合はこれ以上は動かず。最後はロメロとパリーニャが衝突するアクシデントもあったが、主審はピッチの人数の影響が大きく出る前にファイナルホイッスル。アトレティコが3点のアドバンテージを手にしてロンドンに舞台を移す2nd legを迎えることとなった。

ひとこと

 一番目立ったのはキンスキーだが、スペンスやファン・デ・フェンをはじめとしてトッテナムの選手はアトレティコよりも明らかに足を滑らせていた。ピッチの確認とスパイクのポイントの調整でどこまでカバーできたかはよくわからないが、結果には致命的な影響を与えた。

試合結果

2026.3.10
UEFAチャンピオンズリーグ
Round 16 1st leg
アトレティコ・マドリー 5-2 トッテナム
エスタディオ・メトロポリターノ
【得点者】
ATM:6‘ ジョレンテ, 14‘ グリーズマン, 15‘ 55′ アルバレス, 22’ ル・ノルマン
TOT:26‘ ポロ, 76′ ソランケ
主審:セルダル・ゴズビュク

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