Fixture
FA Cup 5回戦
2026.3.7
マンスフィールド
×
アーセナル
@フィールド・ミル
スカッド情報
- ルーク・ボルトン
- ウィル・エバンス
- マルティン・ウーデゴール(膝)
- ウィリアム・サリバ(足首)
- ベン・ホワイト(?)
- ミケル・メリーノ(脚)
- マイルズ・ルイス=スケリー(出場停止)
Match facts from BBC sport
- 1929年以来にアーセナルがFA杯で勝利して以来初の対戦。アーセナルにとってブランクのある再戦としては1915年から2017年まで対戦がなかったリンカーン・シティ以来のこととなる。
- アーセナルは3部以下の相手と対戦するFA杯では直近15試合全て突破している。最後に敗退したのは1991-92シーズンの3回戦で4部のレクサムと対戦した時。
- マンフィールド・タウンは通算5回目のFA杯5回戦進出。初回は1974-75シーズンのカーライル・ユナイテッドに敗れている。準々決勝に進出したのはウェストハムを3-0で撃破した1968-69シーズンだけ。
- アーセナルはミケル・アルテタ政権下で2回目の5回戦と到達。初回は2019-20シーズンで5回戦はポーツマスを撃破し優勝。最後に5回戦で敗れたのは2012-13シーズンのブラックバーン戦でアルテタは先発出場した。
- マンスフィールドのナイジェル・クラフ監督は指揮官としてアーセナルと初の対戦となる。彼の父であるブライアン・クラフは1993年2月にフォレストの指揮官としてアーセナルと対戦。ナイジェルも選手として出場し、2-0で敗戦している。
- ガブリエル・ジェズスはシティ時代も含めて直近19試合のプレミアではない相手との国内カップで20得点に関与(14G,6A)。この19試合でジェズスが所属していた試合は全て勝利しており、AGGは69-9。
予習
FAカップ 3回戦 シェフィールド・ユナイテッド戦

FAカップ 4回戦 バーンリー戦

予想スタメン

展望
5回戦進出の立役者は?
2つのドローによる停滞の後、3連勝。1試合消化が少ないながらアーセナルは再びシティとの勝ち点差を7に広げ、付かず離れずの首位争いは続いていく。
今週末はそんなプレミアから距離をとってのFA杯。久しぶりの5回戦進出となったこのラウンドでは、4回戦で勝利したウィガンと同じく3部のマンスフィールド・タウンとの試合だ。
Match factsにも書いた通り、かなり長いブランクを経てアーセナルと対戦するマンスフィールド。リーグ戦では現在16位に位置する。ちなみにウィガンは19位。21位以下である降格圏とはマンスフィールドは5ポイント差。直近5試合で勝利はなく、やや停滞気味な戦績となっている。
FA杯では3回戦でシェフィールド・ユナイテッド、4回戦でバーンリーという馴染みのあるチームを撃破。いずれも複数得点で90分間の戦いできっちり上回っている。
この2試合のフォーメーションはいずれも5バックだが、リーグ戦では4バックの試合もちらほらある様子(Transfermarkt調べ)。ただ、直近のリーグ戦でも5バックの試合は増加傾向にあるため、基本的にはこのフォーメーションをベースに戦い方を考えていきたい。
5-4-1のフォーメーションの特徴としては守備ブロックがかなりフラットであること。シャドーのポジションの選手が相手の中盤をマークできるようにナローに守るチームはあるが、マンスフィールドの2試合のFA杯ではそうした兆候は認められず、4枚の中盤がフラットに似た高さで2列目をカバーする形が基本線。
最前線にCFのオアテスを残して残りの10人は自陣に下がりながらの守備を厭わない。ただしリトリートによるベタ引きをするだけでなく、CHが対面のCHにプレスに出て行こうとするなどラインを上げていきたい様子は見て取ることができる。
ボックス内のクロス対応はやや不安。空中戦によるボールの競り合いでシンプルに相手に負けるケースが多く、きっちりと跳ね返せないまま相手にチャンスを与え続けてしまうことが多い。シェフィールド・ユナイテッド戦ではバンフォード、バーンリー戦ではフレミングにかなりボックス内で余裕のあるシュートを許してしまっている。
攻撃においてはシェフィールド・ユナイテッド戦ではロングボールが中心。バーンリー戦ではCBからのキャリーで左右に揺さぶりながら大外の幅を使っていく形を意識するなどやや傾向の違いがあった。
前者の場合、主役となるのはCFのオアテス。SHのエバンスと連携しながら長いボールを引き出し、収めて時間を作っていく。味方に前を向かせるだけでなく自らが前を向いて仕掛けていくまで持っているスキルは高い。スピードはないものの、相手の逆を取るドリブルからきっちりとゴールに向かっていく形だ。幅を広く使う場合、オアテスはファーに構えるターゲットになる。
もう1つ、3回戦と4回戦で共通していた得点パターンはリード。CKのこぼれ球をミドルで仕留める形と直接FKで合計3点を決めている。主将も務める彼のミドルレンジのショット精度がマンスフィールドのFA杯をここまで牽引したと言っても過言ではない。ミドルレンジのショットストップに一抹の不安があるケパが先発予想であることを踏まえると、CKを跳ね返した後の押し上げはきっちりとやっていきたい。
右サイドの機能性を問われる可能性
基本的にアーセナルのスタンスは4回戦と同じ。主なテーマは主力のプレータイムマネジメント、そしてそうしたメンバーでも勝たなければいけない相手である。
マンスフィールドの5-4-1の守備ブロックはコンパクトとは言えず、特に縦方向に間延びすることが多い。相手の1トップ脇でボールを持てば、おそらく相手のCHがプレスに来る。そうすればライン間が空く。このシンプルなメカニズムで中盤中央でフリーマンを作れるはず。
SBがインサイドに入る形でもいいし、CFが降りる形でもいい。まずはライン間で縦パスを受けられるポイントを多く作りながら相手のCHを手前に引き出すことを意識したい。
押し込むことができればどんどんボックス内にクロスを入れていきたい。ハヴァーツを先発起用し、クロスのターゲットにする形が理想的。右のマドゥエケに1on1を仕掛けてもらって、ここからのクロスを入れていくことに積極的に。SBがサーモンだとサポートがきついかもしれないが2列目のサポートを生かしながら上げ切るところまでは持っていきたい。
守備においてはオアテスへのロングボールにどのように対応するかが非常に重要。全体的に左に流れ気味のプレーが多いので、アーセナルの右サイドの守備ユニットは機能性が問われるかもしれない。ブライトン戦では悔しい交代となったモスケラや出場が期待されるサーモンにとっては腕の見せ所である。
前の項でも述べたが、オアテスへのロングボールを抑えることと、CKからの二次攻撃を防ぐことが守備における重要事項。この2つを入れ替えが予想される守備陣でやり切りたい。
相手のピッチが不安視されているというMirrorの報道を鵜呑みにするのであれば、いつものサッカーができるかはわからない。だが、今のアーセナルはそういう状況も跳ね返す必要がある。「どんな手を使ってでも勝つ」という揶揄をされているのであれば、どんな手を使ってでも勝ってその言葉を正当化する必要がある。それが口うるさい外野に対する一番の返事になるだろう。
