
勝利に垣間見える不安定さ
CLではトッテナムとのRound16で優位に立ち、準々決勝進出に王手をかけているアトレティコ。リーグ戦ではCL出場権確保に向けてターンオーバーを交えながら結果を求めている状況だ。
この試合でもメンバーはCLから大きく変更。システムも3バック気味に調整し、出場メンバーに合わせた設計となっていた。
ヘタフェは3-5-2でミドルブロックを構築。アトレティコは数的優位を確保した3バックからボールを動かし、打開策を探る展開となる。
まずはシンプルにサイド裏へのロングボールで様子見をするアトレティコ。しかし、その流れの中で先制点を奪う。モリーナのミドルシュートが炸裂し、開始8分でスコアを動かす。インパクトの瞬間はタイトに寄せられていたが、コース・スピードともにGKにノーチャンスの一撃だった。
ビハインドとなったヘタフェは前からのプレスにシフト。アトレティコも回避はできていたが、引っかけられる場面も散見される。ただし、ヘタフェは奪ってからのファストブレイクがスムーズではなく、決定機にはつながらない。
アトレティコは保持に回ればサイドからの速攻を軸に攻撃を展開。相手が前に出てきた分、ポゼッションでの組み立ても可能だったが、ターンオーバーの影響かパスワークにはややズレ。中央→サイドへの展開が噛み合わない場面も見られた。
後半はヘタフェがより積極的に試合を動かす。サトリアーノのワンツーからの侵入をきっかけに、サイドから圧力を強めて押し込む展開に。
だが、その流れの中でセルロートとの競り合いからアブカルが退場。ヘタフェは10人での戦いを強いられることとなる。
それでもヘタフェの勢いは落ちない。ポストプレーでアトレティコの最終ラインを止めつつ、裏抜けで加速する緩急の効いた攻撃から何度もチャンスを創出。決定機と呼べる場面も作り出し、ゴールに迫る。
アトレティコもCL組を投入し攻撃の鋭さは回復。しかし守備の緩さは改善されず、追加点の気配と同時に同点に追いつかれるリスクも抱えたまま試合は進む。
ファークロス対応など最後まで不安定さを見せながらも、なんとか逃げ切ったアトレティコ。10人の相手に対して冷や汗ものの勝利となった。
ひとこと
トッテナム戦で垣間見えた不安定さはこの試合でも顔を覗かせた印象。
試合結果
2026.3.14
ラ・リーガ
第28節
アトレティコ・マドリー 1-0 ヘタフェ
リアド・エア・メトロポリターノ
【得点者】
ATM:8‘ モリーナ
主審:ミゲル・アンヘル・オルティス
