
粘って粘ってノルマ到達
残留ラインの一つの目安とされる勝ち点40にリーチをかけているリーズ。だが、その前に立ちはだかるのは直近で好調のボーンマス。重圧から一刻も早く解放されたい状況で、難敵との一戦を迎える。
立ち上がりから思い切りのいいプレスに出たのはボーンマス。ただし、FWとMFのラインがやや間延びしていたこともあり、リーズは田中とアンパドゥを起点に左右へ展開することができていた。
一方で、より慎重だったのはリーズ。中盤を基準にしたミドル〜ローの5-4-1で構え、ボーンマスの保持を受ける形を選択する。CBが比較的自由に持てる状況となったボーンマスは、セネシを中心に左サイドから奥を取るアクションを増やしていく。
この流れを嫌ったリーズはハイプレスにシフト。しかし、オカフォーの背後を使ったヒメネスのキャリーによって、ボーンマスはあっさりと回避策を見つける。リーズはオカフォーやキャルバート=ルーウィンにボールを預けて打開する場面もあったが、基本的には保持・非保持ともに前進に苦しむ展開となった。
押し込みながらも仕上げに課題を残すボーンマス。左サイドではタヴァニアとトリュフォーをセネシが操る形で攻勢を強めるが、リーズも粘り強く対応する。カウンターからアーロンソンの決定機を作るなど、残留争いを戦うチームらしいしぶとさも見せる。
それでもスコアは動かず、試合はスコアレスのままハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりはリーズが前線の特性を生かす形。キャルバート=ルーウィンへのロングボールやアーロンソンの突撃で前進を図る。しかし、すぐに主導権を取り戻したのはボーンマス。再び左サイドから圧力をかけ続け、ボックス内へと侵入を繰り返す。
リーズはロドン投入で同サイドのテコ入れを図るが、ボーンマスの勢いは止まらない。タヴァニアのファーを狙うクロスに対して、リーズはPKすれすれの対応を強いられるなど後手に回る。
均衡を破ったのはトランジッション。セネシのボール奪取から一気に縦に進むと、中央を打ち破ったクルーピがゴール。ボーンマスが先制する。
それでもリーズはすぐに反応。4バックにシフトすると直後に同点に追いつく。ゴール前の混戦からヒルのオウンゴールを誘発し、力業で試合を振り出しに戻す。
再び主導権を握るボーンマスは、左サイドに入ったライアンを軸に攻撃を展開。押し込みながら勝ち越しを狙う。そのライアンが結果を出したのは86分。右サイドからのクロスを見事に叩き込み、再びリードを奪う。ボックス内での段差の作り方、クロスとシュートの精度ともに見事なゴールだった。
さらに後半追加タイムにはエヴァニウソンがネットを揺らすが、セネシのパスがわずかにオフサイド。追加点は認められない。
それでも試合は終わらない。バタつく終盤を締めたのはリーズ。セットプレーのこぼれ球を豪快に叩き込み、再び同点に追いつく。
劣勢の試合をなんとかドローに持ち込んだリーズ。勝ち点40に到達し、残留に大きく前進する結果となった。
ひとこと
正直やや判定に恵まれた感じもあるが、よくこれだけやられて耐えたなという感があるリーズだった。
試合結果
2026.4.22
プレミアリーグ 第34節
ボーンマス 2-2 リーズ
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:60‘ クルーピ, 86‘ ライアン
LEE:68’ ヒル(OG), 90+7‘ ロングスタッフ
主審:マイケル・サリスベリー
