
着実なミッションコンプリートで王手
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タイトルを目指し、緊張感のある戦いが続くアーセナル。バーンリーはマイケル・ジャクソン新監督のもと、ミドルプレス気味の4-4-2で試合をスタートする。
序盤はやや面を食らったような形だったアーセナルだが、少しずつプレスを沈静化することに成功。縦横無尽なポジションチェンジからフリーの選手を作りにいく。
特に右サイドの攻撃では、後方にホワイトを欠く中、ハヴァーツのサポートによって奥の受け手を作ることに成功。ボックス内にはエゼとトロサールが入ることで、ハヴァーツが流れた際のクロスのレシーバー役をカバーしていた。
ただ、右サイドからの仕上げはもう一歩という印象。ウーデゴールの勝負のパスがわずかにずれるなど、肝心な場面でラストパスが噛み合わない。
一方のバーンリーも、ロングボールからの前進には苦戦。チャウナがスピードに乗ることができればチャンスになりそうではあったが、フレミングがボールを収めてサイドへ展開する形をなかなか作ることができない。
仮にスピードに乗れたとしても、攻撃はやや一本道。一つのルートに依存する形になると、アーセナル守備陣の先読みが機能してしまう。結果として、バーンリーにゴール期待値の高い状態でのシュートをほとんど許さなかった。
落ち着いた試合運びを見せるアーセナルは、徐々に相対的にマークの薄い左サイドからの突破を増やしていく。サカがピレスに引っかけられたように見えた場面ではPK判定こそ下らなかったものの、アーセナルが徐々にゴールへ迫れていることを示すシーンだった。
押し込むアーセナルは、セットプレーから先制ゴールをゲット。最初の2本はショートコーナーをベースとしていたが、3本目はシンプルにボックス内へ入れるボールを選択。高さ勝負へ持ち込み、ハヴァーツがこじ開ける形で先制に成功する。
後半は一進一退の攻防。前半に比べると、アーセナルはバーンリーを抑え込むことに苦戦する。
低い位置でのエゼやウーデゴールのパスミスが目立ち、バーンリーはアーセナルの守備が整う前のファストブレイクを少しずつ繰り出せるように。
インサイドに網を張るバーンリーに対して、アーセナルは外回しから少しずつ陣地回復に成功。カラフィオーリ、トロサール、ハヴァーツの抜け出しから、ハイラインをひっくり返しにいく。
アーセナルペースへ戻ったかと思われたが、ハヴァーツに退場リスクのあるプレーが飛び出すなど、試合はややバタついた展開に。バーンリーに押し返すきっかけを与えてしまう。
それでも、ギョケレシュへのロングボールから陣地回復に成功するアーセナル。左右へ流れながら着実にボールをキープし、時間を使っていく。
押し込む機会こそあったものの、最後をこじ開ける力は欠いたバーンリー。1点のリードを守り切ることに注力したアーセナルが、着実にミッションをコンプリートした。
ひとこと
最小得点差ながら力の差を感じたアーセナルだった。
試合結果
2026.5.17
プレミアリーグ 第37節
アーセナル 1-0 バーンリー
エミレーツ・スタジアム
【得点者】
ARS:36′ ハヴァーツ
主審:ポール・ティアニー