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「ライン間を広げる作業」~2024.12.21 プレミアリーグ 第17節 クリスタル・パレス×アーセナル プレビュー

目次

Fixture

プレミアリーグ 第17節
2024.12.21
クリスタル・パレス(15位/3勝7分6敗/勝ち点16/得点17 失点21)
×
アーセナル(3位/8勝6分2敗/勝ち点30/得点29 失点15)
@セルハースト・パーク

戦績

過去の対戦成績

 過去5年間の対戦でクリスタル・パレスの1勝、アーセナルの5勝、引き分けが4つ。

クリスタル・パレスホームでの成績

過去10回の対戦でクリスタル・パレスの2勝、アーセナルの6勝、引き分けが2つ。

Head-to-head from BBC sport

Head-to-head
  • アーセナルはリーグのパレス戦5連勝を狙う。直近4試合のでのAGGは12-2。
  • パレスは直近2試合のホームでのアーセナル戦は連敗で無得点。
  • アーセナルは直近19試合のリーグでのパレスとのアウェイゲームでは2敗(W10,D7)。

スカッド情報

Crystal Palace
  • 鼠径部の負傷でマテウス・フランサ、アダム・ウォートンは欠場。
  • ダニエル・ムニョスはミッドウィークに続き、週末も出場停止。
Arsenal
  • デクラン・ライスはエバートン戦の軽い負傷から復帰見込み。

Match facts from BBC sport

Crystal Palace
  • リーグ戦は5試合負けなし(W2,D3)。今季最も長いラン。
  • 直近8試合でリーグ戦の負けは1つのみ(W3,D4)。
  • 3つあるホームでの敗戦のうち、2つはロンドン・ダービー(ウェストハム、フラム)。
  • ホームの6得点はイプスウィッチに並んでリーグロー。
  • エディ・エンケティアは直近28試合のリーグ戦の出場で得点がない。
Arsenal
  • リーグ戦6試合負けなし(W3,D3)
  • 2024年は17のリーグ戦のクリーンシートでリーグハイ。しかしながら、直近6試合のアウェイのリーグ戦では失点を喫している。
  • 2024年のロンドン・ダービーは9試合負けなし(W7,D2)
  • PKを除き、セットプレーから9得点でリーグハイ。
  • ガブリエル・マルティネッリはパレス相手に5得点。どの相手よりも多く得点を決めている。うち、3つは途中交代から。

予習

第14節 イプスウィッチ戦

第15節 マンチェスター・シティ戦

第16節 ブライトン戦

カラバオカップ アーセナル戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望

マテタが稼働しているうちに・・・

 さて、ミッドウィークに引き続き今週末のアーセナルはクリスタル・パレスとの連戦に臨む。カップ戦で仮にターンオーバーをされてしまったら、もう書くことがないんだぜ!という感じだったが、何とかフルメンバーで来てくれたので、カラバオカップでのフィードバックをベースに週末を展望することが出来る。助かった。

 先に述べたようにミッドウィークのクリスタル・パレスはリーグ戦から10人を継続起用するフルメンバーを投入。ちなみに唯一外れたムニョスはなんとカラバオカップでも2枚の警告を受けての累積警告による出場停止だったため、このポジションは強制ターンオーバーとなっている。ムニョスはプレミアでも出場停止のため、今週末も不在となる。

 大きな方向性の変更がない限りは基本的にはこのミッドウィークのメンバーで試合に臨むことになるだろう。ムニョスの代わりに右で入った公式戦初先発のクポルハはトロサールにかなり苦戦。よりソロでの特攻が可能なマルティネッリが先発であればさらに厳しい戦況となるだろう。ウォードかクラインが先発に入ると予想する。

 カラバオカップでの対戦で分かったのはやはりリトリートとロングカウンターをベースに戦ってくるであろうこと。早い時間に先行したというスコア推移の影響もありはするだろうけども、基本的にはロングカウンターで完結することが出来ることを見せたので、サールとマテタの抜け出しを作ることを考える形で後方の陣形を埋めに来るだろう。

 リーグ戦の先発をミッドウィークで使ってしまったので短期的な体力面では不利が予想されるのはパレスの方だろう。できれば、マテタがピッチにいるうちに何とか試合を動かしたいところだ。アーセナルのメンバーが様変わりすることを想定すると、カップ戦以上に押し込める可能性は低くなるわけであり、その点ではマテタの依存度は高い。

 カップ戦で得点を獲ったエンケティアであるが、彼が苦しんでいるのはむしろ中盤からアタッキングサードにおけるボールを運びながらのチャンスメイクの方。マテタ、エゼのエネルギーがなくなってしまい、エンケティアに苦手分野が回ってくれば勝ち筋は薄くなってしまうはず。

 そのためにもロングカウンターで効く時間で試合を動かし、あとは逃げ切りという形が理想だろう。ロングカウンターかセットプレーで試合を動かして、アーセナルを焦らせる展開に持ち込むことで自分たちのペースをつかみたい。

後半の再現をするためには

 アーセナルは端的にいえば上で述べたことをパレスに強いればいい。押し下げる時間を確実に作ることで時計の針を進めつつ、相手のブロック守備をきっちりと攻略する。これが理想の形。

 逆にパレスは人数をかければきっちりとサイドを破るクオリティがあるチームということはカップ戦できっちりと証明している。レギュラーを戻すであろうリーグ戦では失点の可能性は下がることが想定されるとは言え、彼らの圧力をもろに受ける展開は避けたいところだ。

 ブロック守備の攻略に関してはここ2試合のリーグ戦では手を焼いている部分ではある。パレスの守備の特徴はコンパクトな守備のブロックを敷く一方で、3トップの守備の可動域がそこまで多くないこと。きっちりと彼らの脇に顔を出せば、3トップの管理外から外れることが出来る。

 後半から入ったウーデゴールがとても効いたのはこの点を忠実に守っていたから。3トップではなく、勝負するのは中盤。ヒューズがついていこうとする素振りを見せれば背後は空くし、その背後のスペースをメリーノ、ジェズスと連鎖的な動きで攻略することでゴールをこじ開けた。この試合でも同様の動かし方は期待できる。

 すなわち、パレスの中盤の守備のベクトルを前に向けてライン間を開かせる作業が必要ということになる。この作業が不発に終わってしまうと、カラバオカップでの前半のような停滞感が出てくることになるだろう。

 SBが自由にポジションレスに動けるキャラクターであれば攻略はより簡単なものになる。ただ、左サイドにルイス=スケリーを起用するとこちらのサイドではサールに押し負ける可能性がある。ムニョスがいればやめておけ!なのだが、彼がいないということでこのリスクを取るかは非常に微妙なところ。カラフィオーリが戻ってきてくれれば理想的なのだけども。

 中盤をバックラインから引きはがすことが出来ればアタッキングサードでの攻略は容易になる。左サイドのマルティネッリには輝くチャンスを生かしてほしいところ。対面の相手を縦横に揺さぶりながらクロスを入れることで違いを見せていきたい。1on1で勝負できるチャンスはここ3試合のなかではもっとも与えられる相手であると予想する。

 カラバオカップに勝ち上がったことで1月も連戦は確定。リーグしかない年末年始は相対的に楽というもはやわけのわからない日程になっている。それだけに短期的には自軍以上にタフなコンディションで迎えるパレス相手にはきっちり勝利を挙げたいところだ。

【参考】
https://www.bbc.com/sport/football/premier-league

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