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「Catch up Premier League」~2022.4.2 プレミアリーグ 第31節 リーズ×サウサンプトン ハイライト

■フィリップスの帰還で主導権を取り返したが

 早々にペースを握ったのはホームのリーズ。早い攻撃からゴールに向かい、セットプレーからさらに攻勢を強めるという流れでサウサンプトン陣内に侵入する。

 リーズが狙い目にしたのはサイドの裏。サウサンプトンの4-3-1-2において守りにくいサイドにおいて、WGとSBを重ねることで決壊を誘発する。時には右のラフィーニャが左に流れることも。前政権ではもっぱら右に張るばかりだったラフィーニャだが、マーシュが就任してからはだいぶ柔軟性が出てきた感じはする。右サイドでの1on1ももちろん健在で、エイリングがIHをピン留めしてから右の1on1で勝負する形も効いていた。

 逆にサウサンプトンのサイドの守備はきつそうだった。ウォーカー=ピータースが留守にすることが多いせいでやたら引っ張り出されるサリスがしんどそう。サウサンプトンのSBが留守にするせいでリーズは早い攻撃を効果的に行うことができていた。

 サウサンプトンの保持も本来はSBのオーバーラップを活かしたいところだが、リーズほどボールをうまく繋げることができなかった印象である。ロングボールに頼りがちになってしまい、ボールをすぐ相手に渡してしまう。

 サウサンプトンは深さを作ってライン間を開けるパターンも時計が進むにつれて出てこないこともなかったが、頻度と精度の部分でリーズに後手を踏んでいる感じはした。優位に立ったリーズは29分に先制。右サイドから深さを作ったところでクロスを上げて、混戦になったところをハリソンが決めて先手を奪う。

 サウサンプトンは後半早々にプレス強度を上げて反撃。SBのオーバーラップを前半よりも効果的に使うことでリーズの陣内に迫っていく。そして、伝家の宝刀であるウォード=プラウズの直接FKが炸裂。49分に同点に追いつく。

 リーズは交代選手でペースを引き戻す。ゲルハルトの投入からショートパスを基軸としたポゼッションで試合を落ち着けて、再び主導権を握る。さらにアクセントになったのは復帰戦となったフィリップス。ショートパス主体の組み立てのアクセントとして中距離のロブパスが入ることでサウサンプトンの守備の狙いを絞りづらくする。フィリップスにとってはそれなりに手応えのある復帰戦になったのではないだろうか。

 試合終盤は互いにゴール前の局面が増えて、再びオープンな展開に。それでも互いに決勝点を奪うことはできず。試合は1-1のドローのままで終了のホイッスルを迎えることとなった。

試合結果
2022.4.2
プレミアリーグ 第31節
リーズ 1-1 サウサンプトン
エランド・ロード
【得点者】
LEE:29′ ハリソン
SOU:49′ ウォード=プラウズ
主審:アンソニー・テイラー

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