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「Catch up Premier League」~2022.2.19 プレミアリーグ 第26節 リバプール×ノリッジ ハイライト

■60分の奮闘はあっさりとなかったことに

 今シーズンの両チームの出来を考えれば、当然リバプールのワンサイドゲームになると考える人が多いはず。だが、立ち上がりは試合がやたら落ち着かず。オープンな展開から両チームが共にゴールに迫る形を作ることができていた。

 先に得点のチャンスを見い出したのはノリッジ。中盤からセカンドボールを拾いそこから縦に一気に進む。この試合はリバプールのバックラインのラインコントロールが怪しい場面があり、背後をつかれると意外とあっさり危険なシーンを作られることもあった。特にSBに入ったゴメスはラインの高さを決めるのに苦しんでいた印象だった。

 一方のリバプールは相手を横に揺さぶりながらチャンスを作る。プレッシャーのかからない相手のMFラインの手前から横のドリブルを行い、ライン間に縦パスを通す。そこから大外に流してクロスを入れて勝負!と言う形。プレスをかけてこない相手のMFラインの消極的なところをついてのチャンスメイクとなった。

 大外からはサラーがゴリゴリ迫ってくる恐怖と戦うノリッジ。途中からノリッジはノルマンを最終ラインに吸収させる形で5バック化。なるべく早い段階で大外の選手を止めて、なんとかカバーに走る。だが、試合は時間が経つにつれてリバプールがボールを持つようになり、同時に主導権も握るように。

 しかし、後半早々に先手を取ったのはノリッジ。ロングキックからの陣地回復で一気にリバプールゴールを陥れる。アリソンにとっては不運な跳ね返りでシュートをゴールにすっぽり入れられてしまった感じである。

 だが、リバプールはすぐさま反撃に打って出る。プレス強度とカウンターからのスピード感をアップし、ノリッジを追い込んでいく。システムも4-4-2変更し、攻撃的な色を濃くする。

 そんな交代の結果が出たのは64分のこと。ヘンダーソンからサイドに展開し、攻撃のスイッチを入れると最後はマネがバイシクルでゲット。同点に追いつくと、今度はアリソンのロングフィードからサラーが追加点。ノリッジの60分強の奮闘をあっという間に台無しにして見せた。

 あっという間に試合を握られたノリッジはさすがに意気消沈。ここからは完全なリバプールのゲームだった。仕上げは新加入のディアスのダメ押し弾で終わってみれば3-1の完勝。一瞬のキレ味でノリッジを置いていったリバプールが首位を追撃する3ポイントを重ねることに成功した。

試合結果
2022.2.19
プレミアリーグ 第26節
リバプール 3-1 ノリッジ
アンフィールド
【得点者】
LIV:64′ マネ, 67′ サラー, 81′ ディアス
NOR:48′ ラシツァ
主審:マイク・ディーン

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