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「Catch up Premier League」~2023.2.25 プレミアリーグ 第25節 レスター×アーセナル ハイライト

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充実の最小得点差

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 基本的には試合は頭から最後までアーセナルのものだったと言えるだろう。立ち上がり、アーセナルのバックラインにプレスをかけに行ったレスターだが、このプレスは空転。むしろ、レスターのプレスの強度を利用してアーセナルはぐいっと前に出てきた印象である。

 アーセナルが狙い撃ちにしていたのはテテのサイド。アーセナルの左サイドはビルドアップにおいて特に変化が大きなポジションである。ジャカ、ジンチェンコ、ガブリエウとあらゆる選手が次々と登場。特に開いたり絞ったりするジンチェンコとジャカのポジション取りに対してテテは困惑気味。アーセナルはテテをインサイドに引き寄せてからその外側を使うことでチャンスを作り出していた。

 アタッキングサードにおいてもアーセナルの好調さは健在。この日のメインディッシュはCF起用されたトロサール。近頃、ややサポートが遠く孤立気味のマルティネッリとのポジションチェンジのパートナーになり、左サイドの中継点を増やすことに成功した。

 プレスをひっくり返す形で前進したアーセナルはアタッキングサードにおける攻略も無理はない。相手を前に引き出した状態でボールを前に運んでいるので、WGが1人で勝負できる場面も目立つ。アーセナルはボールを持たされるのではなく、プレスを交わして攻め込むことで確実にゴールに迫っていた。トロサールがネットを揺らしたシーンが認められれば前半は完璧なシナリオだったはずだ。

 前半の終盤は連携面で左サイドがややレーン固定気味になるなど、難がないといえば嘘になる。だが、冬以降は破壊力が一変したレスターをここまで完封するのは色眼鏡抜きでもよくやったと言えるだろう。バックライン、特に両CBはパーフェクトな対応を見せた。オールド・トラフォードですら猛威を振るったテテは保持面でも目立つことはなかった。

 迎えた後半、トロサールとマルティネッリのポジションチェンジから先制点を生んだアーセナル。後半開始早々に均衡を破ることに成功する。

 前に出なければいけないレスターだが、なかなかエンジンがかからない。64分のようにエンディディが1列前のプレスに出ていけた時はいいのだが、前半の悪いイメージが残っているのかそうした場面は非常に限定的。なかなか、アーセナルからいい形でボールを奪うことができない。

 アーセナルキラーのヴァーディもこの日は目立った出番はなし。アーセナルは最後までモノトーンでレスターを支配。最小得点差ながらゲームを支配し、連勝での首位キープに成功した。

ひとこと

 トロサールCFというオプション採用やトーマスとジョルジーニョの併用というテスト。アウェイでの勝利とチームの幅を広げるトライは見事だった。

試合結果

2023.2.25
プレミアリーグ 第25節
レスター 0-1 アーセナル
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
ARS:46’ マルティネッリ
主審:クレイグ・ポーソン

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