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「Catch up Premier League」~2021.11.5 プレミアリーグ 第11節 サウサンプトン×アストンビラ ハイライト

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■不慣れな2センターが致命傷に

 4-4-2同士の噛み合わせになったフライデーナイトの一戦。いつも通りのサウサンプトンに対して、連敗から脱せないアストンビラはフォーメーションの試行錯誤が続いている印象だ。

 実際、この試合の彼らのパフォーマンスも十分だったとは言い難い。再三指摘しているが、このチームの今季のキモは中盤の3センターの完成度の高さである。それがドウグラス・ルイスが離脱してしまって以降は特にクオリティが下がり、攻守にチームを支えられていない。

 この試合でもアストンビラはその中盤の隙を突かれてしまった印象である。サウサンプトンは後方のビルドアップにおいて2-2と3-1を使い分けながら、CHがサリーしたり2トップ脇に降りたりなどかなり動き回りながらビルドアップを行っている。

アストンビラのCH2枚はそのサウサンプトンのCHの行動範囲の広さにかなり引っ張られる傾向が強かった。そのため、DF-MF間が空いてしまいサウサンプトンの2トップやSHが絞りながら受けるスペースを与えてしまうことが多かった。

 先制点となった場面もそのライン間へのアダム・アームストロングへの楔から。隙を見逃さなかったウォード=プラウズもさすがであった。アストンビラの視点から見ると縦パスを入れられたところから、リトリートのところまでかなりゆるゆるで楔を入れられてからはほぼ抵抗できないまま失点してしまった形だった。

 アストンビラが試行錯誤を続けるのは前線も同じ。前回と同じく右サイドで起用されたベイリーはやはり左足専門の色が強く、右サイドに置くとカットイン専用機になる。密集に突っ込む形のカットインで中に入り込むような動きが読まれると受けるほうとしては読みやすいし、ブエンディアやワトキンスの助けにもならない。

 そのワトキンスも動きの重さが目に付く。ちょうど連敗が始まったアーセナル戦あたりから動きが重く、サイドに流れてタメを作る役割をこなせなくなっているのが気がかりである。イングスの離脱以降、1トップにシステムを変えたため、エリア内から動かない意識を高めているのかもしれないが、もう少し2列目のスペースメイクをしてあげてもいい気がする。

 ベイリーを左サイドに置いた後半はだいぶ持ち直したアストンビラ。早い展開に舵を切って流れを引き寄せる。主導権を取り戻したアストンビラだったが、ゴール前の迫力を出せずに結局はサウサンプトンに逃げ切られてしまう。

 昨季からあらゆるチームを苦しめ続けたディーン・スミス政権はここで終焉。脱グリーリッシュとドウグラス・ルイス、イングスの離脱で最適解探しの森に迷い込んでしまったアストンビラをジェラードは救うことが出来るだろうか。

試合結果
2021.11.5
プレミアリーグ 第11節
サウサンプトン 1-0 アストンビラ
セント・メリーズ・スタジアム
【得点者】
SOU:3′ アダム・アームストロング
主審:アンディ・マドレー

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