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「Catch up Bundesliga」~2023.2.26 ブンデスリーガ 第22節 ブンデスリーガ バイエルン×ウニオン・ベルリン ハイライト

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絶対王者が君臨する首位攻防戦

 三つ巴となっている優勝争いのうちの2チームが直接対決。10連覇中のバイエルンが待ち構えるアリアンツ・アレナにウニオン・ベルリンが襲いかかる。

 試合はボール保持のバイエルンとそれを受け止めるウニオン・ベルリンの構図でスタート。バイエルンはデイビス以外の3枚で組み立てを行う。中盤はキミッヒが舵取り役となって組み立てるいつもの光景だ。

 ウニオン・ベルリンはそのバイエルンの保持を5-3-2で受ける選択。スペースを埋めることを優先してカウンターを重視する格好である。なお、バイエルン戦だからこうなっているのか、これが普段着なのかは不明である。

 バイエルンは5-3-2攻略に勤しむことに。鉄則としてサイドからきっちり押し下げることを優先するのは彼ららしい。大外にはデイビスとコマン。十分に相手を破壊することができる武器がある。

 この武器を生かしてバイエルンは先制点をゲット。サイドのクロスからチュポ=モティングが合わせて重要な一戦の先手を奪う。

 ウニオン・ベルリンはカウンターから反撃を狙う。彼らのカウンターは非常に直線的であることが特徴。バイエルンはサイドの選手を上げるので、シンプルに押し下げるのであればこの裏のスペースをついた方が得策な気もするが、ウニオン・ベルリンは中央に突撃する形を優先。ライドゥニの馬力を考えればそういう策を取りたくなるのもわからないわけではない。

 だが、バイエルンはこのウニオン・ベルリンの方策をひっくり返す形で追加点をゲット。デ・リフトのロングボール跳ね返しからミュラーがコマンの裏抜けを察知。ラインを上げたウニオン・ベルリンの背後を独走し、追加点を手にする。

 この日のミュラーのしたたかさはとても光っていた。3点目もサイドから相手を出し抜き、前半のうちに相手をさらに突き放すゴールをゲット。45分で試合は実質決着の様相を呈した。

 後半は首位攻防戦となるような緊張感からは少し離れてしまった感がある。バイエルンがスタニシッチを軸に5-3-2の空いているスペースからボールをきっちりと落ち着かせる。サイドからボールを運び、ライン間に斜め方向のパスを刺すのがバイエルンのプランである。

 ウニオン・ベルリンは後半はそこまで急がずにボールをゆったり持つ。バイエルンもそこまでボールを追いかけなかったため、後半は切り替えの少ない展開となった。

 ゴールに迫る機会が多かったのはやはりバイエルン。後半に最も目立っていたウニオン・ベルリンの選手はGKのレノウだった。

 内容も含め、バイエルンが90分を支配しての完勝。首位攻防戦に圧勝し、絶対王者としての力の差を見せつけた。

ひとこと

 雪が降っていたので荒れる要素はあるかな?と思ったのだけど、そんなものは関係なし。天候の影響を感じさせない精度でプレーするバイエルンの強みを感じた。

試合結果

2023.2.26
ブンデスリーガ 第22節
バイエルン 3-0 ウニオン・ベルリン
アリアンツ・アレナ
【得点者】
BAY:31‘ チュポ=モティング, 40’ コマン, 45+1′ ムシアラ
主審:マルコ・フリッツ

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