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「Catch up FIFA World Cup Qatar 2022 Asia qualifiers」~カタールW杯 アジア最終予選 グループB 第3節 中国×ベトナム~ 2021.10.7

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■ラインの駆け引きを制したウー・レイが勝利の立役者

 予想通り、9月は苦しんだグループBにおいては格下の両チーム。上位勢に少しでも近づけるようにまずはきっちりここで勝利を掴んでおきたいところである。

 主導権を握ったのは中国。攻撃時は3-2-5に変形。18番のチャンを中心にエウケソンとウー・レイがシャドーで待ち受ける形を作る。ベトナムの守備は5-4-1で後ろに重く構える形で迎え撃っていたのだが、ライン間のスペースの管理がややルーズ。ラインのスペースが空いてしまったり、後ろから捕まえにいってファウルを犯したりなど中国に対して中央を封鎖することができていなかった。

 中国の武器はもう一つ。左サイドの縦関係。17番のリュー・ビンビンと3番のワン・シンチャオのコンビでクロスを上げるところまで持っていき、PAに迫っていく。ただし、中国は精度がイマイチ。長いボールやクロスの精度が欠けており、最後のところでベトナムのゴールを脅かすことができていなかった。

 一方のベトナムも攻撃においては苦戦。グエン・フォンが高い位置を取ることで5バックから攻撃的な形にシフトし、高い位置からの攻撃を狙ってはみたもののやや硬直気味。9月に見せたような細かいパスを素早く繋ぐ小気味いい攻撃は完全に形を潜めてしまう。単純なアスリート的な身体能力は中国の方が上だけに、攻撃が一度止まってしまうとベトナムは一気に苦しくなる。この日のベトナムはテクニックの部分でもやや難があり。トラップが流れてしまう場面が目立ってしまっていた。

 中国有利で進んだ展開は後半にスコアが動く。ベトナムが高い位置からプレスに行ったところを中国がロングボールで一気にひっくり返す。最終ラインの駆け引きでも中国は優位に立っていたのだが、ようやくロングボールからウーレイの抜け出しで先制。日本相手には起点になれなかったFW陣がロングボールを収めることでようやく中国は得点を手にする。

 2得点目もラインの駆け引きから。ベトナムの守備陣は中国のアタッカー陣の上下動に対応することができていなかった。こうなると中国は一気に優位に。とりあえず撤退し、ベトナムの攻撃のミスを待ち続けるだけでいい。自陣に引く中国に対してベトナムは苦しむ。

 だが、80分にベトナムは反撃ののろし。ミスが多く、PAまで迫るところまでいけなかった試合だったが、そこまでいければ得点ができることを証明して見せた。さらに終了間際にベトナムは追いつく。攻撃の核であるグエン・クアン・ハイの技ありのアシストで90分に同点弾を決める。

 しかし、試合の流れは最終盤に再度中国の元に。チームを救ったのは再びウー・レイ。ベトナムの守備陣との駆け引きを制し終了間際に勝ち越し。中国に劇的な予選初勝利をもたらした。

試合結果
2021.10.7
カタールW杯アジア最終予選 第3節
中国 3-2 ベトナム
シャルージャ・スタジアム
【得点者】
CHI:53′ チャン・ユニン, 75′ 90+5′ ウー・レイ
VIE:80′ ホー・タン・タイ, 90′ グエン・ティエン・リン
主審:モハメド・アブドゥラ

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