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「Catch up Serie A」~2023.4.15 セリエA 第30節 ナポリ×エラス・ヴェローナ ハイライト

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主力投入もギアチェンジには至らず

 ミランとの連戦の真っ最中であるナポリ。カンピオナートにおけるタイトルレースはかなり濃厚なため、積極的なターンオーバーでホームにエラス・ヴェローナを迎える。主力のうちメンバーに名を連ねたのはディ・ロレンツォを除けば、キム・ミンジェとアンギサという2ndレグに出場停止で出れない組である。

 エラス・ヴェローナはナポリのバックラインにはプレッシャーをかけないスタート。ナポリはキム・ミンジェのドリブルから陣形を動かしていく。膠着状態を動かすためのナポリの第一手は現状ではこのミンジェのドリブルになっているので、ビハインドで迎える2ndレグに彼がいないのは痛恨だろう。

 しかしながら、エラス・ヴェローナはうまくこのバックラインのキャリーを無視できていた。あくまで優先するのは中盤で噛み合わせる形でのマンツーでのマーク。ズレを作らせないことを大事にするエラス・ヴェローナに対して、ナポリは1つずつポイントを作っての前進ができなかった。

 よって、チャンスになったのはカウンターからのポリターノの独走という少しナポリの狙いとは毛色が違うもの。保持で崩すトライを延々と続ける。その結果、セットプレーから得点を決めたかと思われたが、これはオフサイドで取り消されてしまう。

 エラス・ヴェローナはこうした状況でもライン間のコンパクトさを維持することを優先。反撃には打って出ることができなかったが、粘り強くナポリをスコアレスで抑え続ける。

 後半もこの流れをエラス・ヴェローナが変えることはなかった。よって、試合は延々とナポリがボールを持つフェーズになっていく。

 ナポリはCFの手前をとるWGから内側にカットインをしながらボールを動かしていく。だが、クワラツへリアではなくロサノであるとやや威力が物足りないのも事実。サイドの旋回からラストパス、シュート、そして逆サイドへの展開など多くの選択肢を見せながら敵陣に入り込むことができなかった。

 最終的には主力を逐次投入しながらエラス・ヴェローナのバックラインをこじ開けるトライをしていくナポリ。オシムヘンをここで試せたのは朗報だろう。ボックス内での強さ、そしてラインを高く保ったまま体を張ってのポストプレーなど、2ndレグに向けて存在感を発揮することができたのは好材料である。

 しかしながら、この試合にフォーカスすれば、主力を投入してなおギアチェンジができなかったナポリ。最後までエラス・ヴェローナのブロック守備を崩すことができず、試合はスコアレスドローで幕を閉じた。

ひとこと

 ナポリにとっては勝ち点的な話をするのであれば引き分けでもいい試合ではあるのだろうが、主力を投入した後の内容に思ったよりも上積みが見られないのは気がかりである。

試合結果

2023.4.15
セリエA 第30節
ナポリ 0-0 エラス・ヴェローナ
スタディオ・サン・パオロ
主審:フェデリコ・ラ・ペンナ

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