MENU
カテゴリー

「Catch up Premier League」~2023.5.6 プレミアリーグ 第35節 トッテナム×クリスタル・パレス ハイライト

目次

起伏のない90分に一刺しのセットプレー

 徐々に欧州への扉が閉ざされつつあるトッテナム。今節の相手はクリスタル・パレス。無風地帯にいるもの同士のロンドンダービーである。

 お互いにバックラインがゆったり持つ立ち上がり。後方から時間を作って押し上げるタイプのチームではないので、どちらも無理にDFにプレッシャーをかけることをしない立ち上がりだった。ちなみにトッテナムは保持ではいつもの3-4-3をキープしつつ、非保持ではソンとポロがサイドハーフに入る4-4-2のような形に変形をしていた。

 その分、崩しのアクションは前線に依存をする傾向があった。トッテナムにおいて最終局面の違いを作ることを託されたのはリシャルリソン。最終ラインからスムーズに抜け出すアクションをこなすことでクリスタル・パレスのバックラインに対してギャップを作っていく。

 一方のクリスタル・パレスはWGの突破力が生命線である。トッテナムが中央に安易に刺してくるパスを捕まえてのカウンターと掛け合わすことができればさらに威力は増していく。元々チャンスが少なくなかなか動かさなそうな試合だったが、30分を境にパレスがロングカウンターの機会を増加させて少しずつチャンスの頻度は増えていくようになった。

しかしながら、得点を決めたのはトッテナム。前半ラストプレー、右サイドのポロから上がったクロスをケインが決めて先制。限られた機会を得点に結びつけるエースの働きで前半終了間際にようやくトッテナムが前に出る。

 先行を許したクリスタル・パレスは前半に比べればトッテナムのバックラインに対するプレッシングを強めていくことで出力を上げていく。だが、こうしたパレスの姿勢にも関わらず、試合は前半以上に見せ場の少ない展開に。散発的なカウンターとセットプレーくらいしか見どころのない流れとなっていく。

 ソンが一発で抜け出すアクションから大チャンスを迎えれば、パレスはセットプレーから決定的なチャンスを迎える。後は凪といった状態でただただ時間だけが過ぎていく展開に。選手交代もほとんど何かをもたらすことがなく淡々と90分が過ぎていく試合だった。

 結局試合はそのまま終了。前半終了間際のセットプレーの一発で逃げ切ることに成功したトッテナムがのらりくらりと勝ち点3を手にした試合だった。

ひとこと

 ちょっと、つまんなすぎませんか。笑

試合結果

2023.5.6
プレミアリーグ 第35節
トッテナム 1-0 クリスタル・パレス
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:45+1′ ケイン
主審:ダレン・イングランド

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次