敗れた各国の生き様を振り返る。
【A組3位】エクアドル
■攻守に完成度が高い組織だがゲームチェンジャーの不在が痛手に
開幕戦として開催国と戦うという大仕事を難なくこなしてみせたエクアドル。その開幕戦ではカタールに格の違いを見せつける。続く2戦目のオランダ戦ではがっぷりと組み合い、互角以上の戦いをみせた。結果はドローに終わったが、仮にサッカーに判定勝利というものがあるならば、エクアドルの勝利に軍配を上げる人が多かったはずである。
2戦目までは内容も結果も充実していたエクアドル。それだけにセネガルとの一戦に敗れてしまったことで大会を離れることになったのはあまりにも突然のことのように思えてしまう。
3戦通じて見えたのは非常にソリッドな4-4-2である。一般的にはボール保持には不向きなフォーメーションというイメージがあるだろうが、この大会のエクアドルは中盤のカイセドを中心とした柔軟な移動によって、相手のプレスを掻い潜ることができていた。
非保持においては前線の献身的な働きが中盤の厳しいプレスを誘導。中央もサイドも埋めるバランスのいい4-4-2はともすればボールの追い込みどころが迷子になることもあるが、エクアドルは前線で誘導して中盤で取り切るというメカニズムで流れを掴んでいた。
アタッキングサードにおいて威力を発揮したのはブライトンの左サイドユニットであるカイセドとエストゥピニャンのコンビだ。左サイドを弧を描いて侵入するようなエストゥピニャンを使いこなすカイセドの姿にブライトン成分を感じたブライトンファンは多かったはずである。逆サイドのプレシアードと共に、大外を賄うSBはエクアドルの攻撃のアクセントになっていた。
SHのプラタもこの大会の発見である。中央に絞ってボールを引き取る組み立ての手助けと、ボールを前に運ぶ役割の両立はいかにも現代的なSHのタスクをこなしていると言えるだろう。
そして、エネル・バレンシア。降りてきてのボールキープとファウル奪取に加えて、老獪なフィニッシュワークは心躍らせる開催国のサポーターを萎えさせるのに十分なもの。サイドをこなす万能性も含めて非常に貴重なカードだった。
セネガル戦での誤算は中盤のメンデスの出場停止。グルエソをアンカーとした中盤はやや不安定で序盤からセネガルに付け入る隙を許してしまった。
もう一つ、気になったのはゲームチェンジャーの不在。11人の完成度は高い一方でセネガルのように強引に流れを引き寄せてくるチームに対して、流れを引き戻せる存在がいない。前線の交代選手の信頼度はサルミエント以外はやや少なかったと言えるだろう。
完成度の高いチームだったが、層を問われるノックアウトラウンド以降では厳しい戦いになりそうでもあった。セネガル戦での相手に先手先手を許す展開は決勝トーナメントで直面する課題を一足早く突きつけられた格好とも言える。
Pick up player:モイセス・カイセド
非保持にゲームメイクにその万能性を遺憾なく発揮したカイセド。要所要所で見せるフィジカルの強さは目を見張るものがあり、さすが僕の中では2023年にアーセナル移籍が内定しているだけあるなと思った。
【A組4位】カタール
■偉大な一歩を足がかりにできるか
開催国としてこの大会にかけるものは多かっただろう。だが、アンダーカテゴリーから一貫してフェリックス・サンチェスに託してきた長期プロジェクトは儚く散ってしまった。
本大会までの道のりは順調なはずだった。アジアカップ制覇という成果は彼らのプロジェクトが問題なく前に進んでいることの証だし、冬開催で各国が準備期間を十分に取れないという状況も彼らにとっては強い追い風だったはず。今大会のカタールはそこに開催国というアドバンテージが乗っかるのである。
だからこそ、全く世界に届かなかったという結果への落胆は強い。エクアドルと当たった初戦の段階で「あれ?これ、ひょっとして全く通用しないんじゃない?」という嫌な予感が見ているものの脳裏をよぎり、セネガルに吹っ飛ばされた段階でその予感は確信に変わったと言えるだろう。3節目のオランダに手も足も出なかったのは当然の流れである。
チームづくりの筋が悪かったわけではない。特に初戦のエクアドル戦ではアジアカップで日本を苦しめていたボールをサイドに追い込んでのプレスを再現してみせた。だが、ボールを取りきれずに吹っ飛ばされる場面ばかりが目立つ結果に。盤面上は追い込むことができても、その部分で取りきれなかったり、あるいは突破されてしまったりなど彼らが作り上げてきた設計図と違うことばかりが起きていた印象である。
最終ラインの脆弱さも気になるところ。放り込みの処理にはめっぽう弱く、無駄に繋ごうとする意識が強いせいで相手にセカンドチャンスを与えることになることもしばしば。アジアでは許されても、強豪国揃いのW杯では通用しないということだろう。
思ってたんと違う!という印象はボール保持においても同じ。非保持における落ち着きのなさはボールを持った際にもチームに伝染してしまったかのよう。ボールを思うままに繋いでいたアジアカップとはまるで別人で、痺れを切らしたアフィーフがバックラインにボールを引き取りに行っては前線が空っぽになるという形の繰り返しだった。
それでも歴史的なW杯初得点を記録したのは大きな一歩。次回はアジア予選を勝ち抜いての本戦出場を狙いたいところ。各大陸の猛者には手痛いレッスンを受けた形となったが、出場国枠が増えたアジアできっちり地力をつけていることを証明したい。
Pick up player:アクラム・アフィーフ
前線をベースにしながらも組み立てにも絡める王様気質のプレイヤー。ボール保持で詰まった際に彼が最終ラインに手を差し伸べればスムーズにボールが回るようになったことからも、チームにおける立ち位置が窺える。何もかもしようとするタイプなので、どのポジションをベースにするかは悩ましいところ。アジア予選で同組になれば日本のハードな対戦相手になるだろう。
【B組3位】イラン
■ウェールズ撃破は多くの人を心を掴んだが
名鑑を読む限り、5-4-1での撤退型で迎えた開幕戦は対イングランド仕様の人海戦術と言っていいだろう。とはいえ、前線にキープ力のあるFWが不在だったこの試合では陣地回復の手段を得ることができないまま惨敗。2得点を生み出すことはできたが、6失点というインパクトを上塗りするのは難しいだろう。
その分、2節目は劇的な勝利をゲット。アズムンが前線で起点となりウェールズと互角の勝負を繰り広げ、最後には10人になったウェールズに打ち勝ち、日本とサウジアラビアが巻き起こしたアジア旋風に乗っかることに成功した。
だが、最後のアメリカ戦ではボールを持つ局面においてのクオリティの差に直面してしまった印象。ジョーカーだったジャハンバクシュの出場停止も重くのしかかった結果、力負けを喫して初の16強進出はならなかった。
予選から線で見ていないのでわからないが、4年間で3回の監督交代というのはかなりダメージがあったのではないだろうか。ケイロスという勝手知ったる指揮官に最終的には戻ってきたとはいえ、各試合の戦い方が練られていたかは怪しい部分はある。
うまく行ったウェールズ戦ではアズムンが起点になれたことが大きかった。その一方で、敗退が決まったアメリカ戦ではアズムンは孤立。2トップを採用してマークを分散できなかったのがダメだったのか、あるいはウェールズには通用してアメリカには通用しなかっただけの話なのかは結局分からずじまいである。いずれにしても力負けする試合が多かったのは事実である。
ウェールズに勝利して、決勝トーナメントに肉薄したといえば聞こえはいいが、監督交代を繰り返した結果、10人相手にしか勝てなかったと取ると結果はまた違った見え方にも思える。この辺りは4年間の道のりを再検証する必要はあるように思う。2戦目での健闘は多くの人の心を打ったため、どう捉えるかが難しい敗退となった。
pick up player:サルダル・アズムン
今回のイランは地の利はあったが、自国の情勢問題に絡んだ騒がしさもやや気になるところではあった。そういう意味でピッチの内外で主役となったアズムンは偉大。得点はなくてもチームを色んな意味で背負っていた。
【B組4位】ウェールズ
■リベンジの機会を得るためには
64年ぶりのW杯へのチャレンジはなかなかにハードなものに。今思えば、アメリカと引き分けた開幕戦が実質今大会のハイライトになってしまった。
以降はイランに退場者を出して敗れてしまうと、宿敵のイングランドに力負け。いいところなく大会から姿を消すことになってしまった。
気になったのは一本調子な戦い方である。特にボール保持の局面が気になるところ。アメリカと引き分けた試合の転換点となったのは前線へのムーアの投入だった。長いボールを収められる彼のおかげでボールは前に進めるようになった。
しかしながら、逆に言えば彼への長いボール以外に明確な前進の手段がないということでもある。ムーアへの長いボールから前進を狙いながら、途中からジョンソンを投入しオフザボールの運動量を増やすというのが彼らのお決まりのパターン。これ一本で勝負する武器としてはあまりにも弱い。
残念だったのはベテラン陣の存在感の薄さ。ラムジー、ベイルとここ10年のウェールズを代表するタレントはアメリカ戦でのベイルのPK奪取を除けば、ろくに存在感を示すことができず。勝つしかないイングランド戦においてはベイルはハーフタイムで交代させられる有様だった。
保持の面での物足りなさがあるのにも関わらず、他の部分で勝負できるポイントを見出すことができないのが彼らの予選敗退を招いたと言ってもいい。高いラインでイランに守りきれず、前進の手段も持ち合わせていないとなれば、自陣に引いても高い位置から追い回しても難しいのは当然である。
プレーオフを勝ち抜いてのW杯出場は大きな経験になったのは間違いない。だが、ベイルとラムジーの後を見据えることができなければ、4年後のリベンジの舞台に立つことが自体が難しくなる可能性がある。
pick up player:ギャレス・ベイル
流れの中でうまくいかなくても、アメリカ戦のPK奪取と蹴り込んだPKはそれだけで千両役者の存在感を見せたとも言える輝かしい場面だった。ウェールズがここまでこれた道のりを考えても彼らには欠かせない存在と言えるだろう。
【C組3位】メキシコ
■抑揚のバランスを見つける時間の代償
ベスト16の常連であり、新興国に立ちはだかるW杯の門番的な役割を果たすことでお馴染みのメキシコ。しかしながら、今大会はまさかの44年ぶりのグループステージ敗退となってしまった。
結果を見れば驚きではあるが、内容を見ると納得できる点はそこそこ出てくる印象はある。得点に目を向けてみるとゴールを入れることができたのはサウジアラビア戦の後半のみ。200分以上ノーゴールの時間を過ごしてしまっては短期決戦においては致命傷である。
ノーゴールとなったポーランド戦とアルゼンチン戦はそれぞれ沈黙の要因が異なる。ポーランドとの試合においては、明らかに流れに乗ることができていた。もちろん、レバンドフスキのPKをオチョアが止めたシーンである。だが、この時間帯においてメキシコは急ぎすぎてしまった嫌いがある。常に裏!裏!と急ぎすぎてしまった故に、攻めに一呼吸を入れることができず、一本調子の状態で漫然と裏パスを点で合わせる作業に終始してしまった。
アルゼンチン戦はまるで逆。こちらは全く動きがなかったことが致命傷になった。引き分けOK、寝技覚悟のローラインブロックで静的なゲームコントロールに徹したが、メッシの一撃で全てが覆されてしまい、完全に雰囲気に飲まれてしまうこととなった。
急ぎすぎたポーランド戦と押さえ込みに失敗したアルゼンチン戦の反省を踏まえ、ようやくいいバランスを見出したのがサウジアラビア戦だった。ボール保持で相手を動かしつつ、機動力抜群の2列目を生かしながら一気に畳み掛ける。抑揚のついたボール保持でサウジアラビアをボコボコにして見せた。
最終節で全てをなかったことにできる可能性もあったが、出遅れの代償はポーランドとの間に開いた得失点差として重くのしかかってしまう。敗退は驚きではあるが、短期決戦においてバランスを見つけることに苦心した証拠でもあるだろう。
pick up player:ギジェルモ・オチョア
W杯というのは4年に一度大暴れするオチョアの姿を再確認する大会である。
【C組4位】サウジアラビア
■特大インパクトと通用しなかった普段着
最下位で敗れ去ったチームの歴史で言えば、最もW杯にインパクトを残した国と言ってもいい今回のサウジアラビア。なんと言っても彼らのハイライトは初戦のアルゼンチン戦だ。アルゼンチンの無敗記録ストップと、アジア勢としての対アルゼンチン戦の本大会初勝利という偉業は紛れもなく今回の大会のハイライトである。
だが、その旋風は長く続くことはなかった。ポーランド相手にはレバンドフスキにW杯初得点を許し、調子に乗せてしまうと、最終節ではメキシコに完全に力負け。2連敗でグループ最下位に沈んでしまった。
まず、エクスキューズとして述べておきたいのは怪我人が多かったこと。アルゼンチン戦の後半に退いたアッ=シャハラーニーをはじめとして、スカッドは試合を追うごとに痩せ細っていく。最終節となったメキシコ戦でのベンチ入りメンバーの少なさを見れば、彼らがいかに苦しんだかを窺い知ることができるだろう。メキシコ戦でもう少しメンバーを揃えることができれば、ここまでワンサイドゲームにはならなかったはずだ。
ただ、3試合の評価は難しい。唯一の勝利となったアルゼンチン戦は結果を見ればもちろん偉業であり、多くの人を感動させたことは疑いの余地はない。だが、ハイラインでオフサイドトラップをかけ続けるという一辺倒な戦い方は博打うちの嫌いが強い。
むしろ、本来の姿が見られたのは2戦目のポーランド戦と言っていいだろう。その試合で相手を崩すことができずに敗れたという事実は重たい。賞賛されたアルゼンチン戦は位置付けとしては奇策で、落胆を生んだポーランド戦が普段着。アジア予選は一応全試合チェックしたので、この部分は比較的自信を持っていける。よって、旋風を巻き起こした部分と普段着が通用しなかった部分を切り分けなければいけないのは複雑なところである。
それでも本大会でこれまでからっきしだったことを考えれば、アルゼンチン撃破という大きな実績を手にしたのは大きい。ベスト16進出を目指すための成功体験として、これ以上に貴重なものはないだろう。
pick up player:サウド・アブドゥルハミド
両SB、中盤と複数ポジションで高クオリティを披露。サウジアラビアのスカッド事情も相まってグループステージにおけるクローン化したかった選手ナンバーワン。
【D組3位】チュニジア
■攻守に組織力を発揮する好チームが泣いた不運
初戦はデンマーク相手にドローに持ち込んだことで驚きを提供し、最終節ではフランス相手に金星をゲット。FIFAランキング的には2強2弱と目されたグループDにおいてポジティブな印象を残したのはチュニジアだった。
今大会はアフリカ勢のソリッドさが目立つ大会でもあるが、チュニジアはその代表格のような存在と言ってもいいだろう。ボール扱いがうまく、身体能力任せの前進ではなく、ショートパスを繋ぎながら相手のプレスを掻い潜ってみせる。
非保持においてもブロックは強固。コンパクトでソリッドな3-4-3は保持側のチームに自由を許さず。グループステージ3試合を通してわずかに1失点というのは彼らの守備が優れていた証拠でもある。
ユニットとして推すことができるのは左サイド。強力なフィジカルで高い位置でも起点になれるライドゥニはこの3試合で最も目立った選手と言っていい。初戦でみせた咆哮は多くのファンの脳裏に焼き付く彼のトレードマーク。ボールを預けられる彼によって、トップ下に押し出されるムサクニとトップのジェバリのコンビネーションはより生きる。攻撃においては強力なユニットになった。
だが、そこから先のアタッキングサードにおいてはややジリ貧感があったのも事実。オーストラリアが高さがあり、デンマークもチュニジア同様に強固だったという外的要因もあることはあるが、PA内でのクオリティで勝負をかけるチームではないということだろう。ファウルが嵩んでしまい、悪い意味で試合の流れを途切れさせる悪癖も気になった。
グループステージ突破においての壁になったのはやはりオーストラリア戦。素早い前進を許したのはわずかな機会だっただけに、失点シーンにおいてはスキリが審判と交錯して倒れてしまい、中盤の対応が後手に回ったことは悔いが残る。ロースコア勝負のグループDにおいては1点が大きくのしかかってしまうという観点からも不運な失点だった。
ビルドアップの局面においては確かなクオリティを見せた前線は軒並み30歳位周辺。このセクションで4年後を見据えた世代交代ができるかどうかが次回のW杯の出場の可否を分けるだろう。
pick up player:ハンニバル・メイブリ
貢献度で言えばライドゥニなんだけど、倒れている相手にボールをぶつけたり、目の前の試合そっちのけで突破に絡む裏のカードを熱心に見ていたりなど、今大会随一のベンチから目立ったプレイヤーだったので選出。
【D組4位】 デンマーク
■CF不在と一本調子な攻め手に悩まされる
EUROではスイスと並び非常にコレクティブなサッカーを展開したチーム。組分け的にもここは問題なく突破するかと思われたがまさかのグループステージ敗退となった。開幕戦のチュニジア戦では強固な守備同士の一戦で両軍納得のスコアレスドローといった風情だったが、続くフランス戦とオーストラリア戦で連敗を喫し、呆気なく終戦となってしまった。
フランス戦での健闘を見ればわかるように、グループステージで敗れようとどこにとってもデンマークが倒しにくいチームであることに異論はないだろう。問題は勝てなかったことである。3試合通して得点は1つ。決めた1得点はコーナーキックからということで、オープンプレーからの得点は1つもなかったことになる。
オーストラリア戦はそうした彼らの問題点が浮き彫りになる試合だったと言えるだろう。ボールを奪い、サイドに展開し、ハーフスペースの折り返しを行うところまではできていた。だが、そこからゴール前で相手を脅かす手段がない。ハーフスペースの裏抜けまでの過程もやや機械的一本調子な嫌いがある。メーレ、R.クリステンセンと攻撃的なSBはいいアクセントにはなっていたが、うまくエリア内に待ち構えていた選手達と繋がれていたかは怪しい。
真っ先に挙げられるのはCFとして信頼できるタレントがいないというところだろう。ドルベリ、コーネリウス、ブライスワイトはいずれも確固たる信頼を置ける選手とは言い切れず、試合ごとにメンバーを入れ替えながら試行錯誤することとなった。
CF以外で気になったのは司令塔であるエリクセンの存在感の薄さ。EUROからカムバックしてきたというストーリーはそれだけで特別なものであることに疑いの余地はないが、ユナイテッドで見せているような輝かしいゲームメイクは鳴りを潜めていた。一本調子な試合運びを変えるならば彼!と思っていたけども、この部分で存在感を出せなかったのは痛恨だろう。
シュマイケルからの正守護神移行のタイミングは難しいが、CBをはじめとするバックラインは強固でこの先数年も安定感は揺るがないはず。やはり、前線を主体としたアタッカーの台頭があるかどうかが今後の大きなポイントになるだろう。
Pick up player:ヨアキム・アンデルセン
ボールを持たせた時の配球力は天下一品。クリスタル・パレスでの好調を本大会でも遺憾無く発揮した。