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「Catch up Premier League」~2023.8.21 プレミアリーグ 第2節 クリスタル・パレス×アーセナル ハイライト

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右サイドを助けるエンケティアが勝利の立役者

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 共に開幕戦を勝利で飾った両チームによるマンデーナイトの一戦。アルテタは就任以降マンデーナイトのアウェイゲームは4戦全敗と相性の悪い「魔の月曜日」に挑むことになる。

 試合は大方の予想通り、アーセナルがボールを持ちながらのスタートとなった。前節に比べると、アンカー気味に鎮座したのはトーマスからライスになっている。トーマスもフラットに並びつつサイドに支援に出ていく形だったので3-1-6というよりは3-2-5をベースとした形に近くなっている。

 アーセナルの攻撃は右サイドが中心。ホワイトのオーバーラップこそ減少しているが、長く鋭いパスを出しつつ、即時奪回の後方支援ができるトーマスもそれなりにSBからの貢献度が増えてきているなと感じる。

 しかし、この日はパレスのサカ対策が盤石。特にカットインしながらのラストパスやシュートをシュラップやレルマが警戒しており、前節のようなエリアへの侵入があまり見られない。

 サカが苦しむ右サイドのヘルプとして効いていたのはエンケティア。サカの横ドリブルを警戒するパレスの守備陣の狙いの裏をかくように、縦方向の抜け出しからチャンスメイク。DFの間にゴリゴリ入っていくフィジカルも相まって、サカに代わり右サイドからのエリア侵入に貢献する。

 一方のパレスは攻撃の機会が限定的。ザハとオリーズがいない分、直線的な攻撃の鋭さは明らかに目減り。かつ1枚はがせるサイドアタッカーがいない分、エドゥアールは中央で山なりのクロスをサリバやホワイトと競り合わなければいけない羽目になっていた。

 押し込んでの攻略が後半も続くアーセナル。前半と同じく右サイドを中心に攻略の糸口を探していく。すると、先制点はセットプレーから。マルティネッリの素早いリスタートから裏を取ったエンケティアをパレスの守備陣はケアできず。慌てたジョンストンがエンケティアを倒してPKを献上。これをウーデゴールが決めてアーセナルが先制する。

 しかし、なかなか終盤に楽をさせてもらえないのが今季のアーセナル。冨安の退場をきっかけに一気に守りにリソースを割かないといけない状況に追い込まれる。

 5-3-1を組んだアーセナルに対して、中央への縦パスのコンビネーションとサイドアタッカーの増員のダブルパンチで攻め立てるホジソンのパレス。じりじりとゴールに近づく手ごたえを徐々に得るようになる。

 しかしながらアーセナルは3枚替えでさらに強固なブロックを組む。キヴィオルとジンチェンコの投入と、ジョルジーニョによる保持での時間キープを駆使しながら最後は何とか安全に着地に成功。2年連続でアウェイでの開幕戦としてセルハースト・パークを制圧したアーセナル。2連勝でブライトンとシティの追走に成功した。

ひとこと

 保持でも兆しを見せていただけに冨安の退場はいろんな側面から残念。

試合結果

2023.8.21
プレミアリーグ 第2節
クリスタル・パレス 0-1 アーセナル
セルハースト・パーク
【得点者】
ARS:53‘(PK) ウーデゴール
主審:デビッド・クート

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