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「Catch up Premier League」~2023.9.23 プレミアリーグ 第6節 バーンリー×マンチェスター・ユナイテッド ハイライト

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ブルーノのスーパーゴールを死に物狂いでキープ

 アーセナル、ブライトンと連敗を喫してしまい、リーグ戦では出遅れとなったユナイテッド。CLでも初陣を飾ることができず、テン・ハーグへの風当たりは日に日に強まっている。昇格組のバーンリーに敗れるようなことがあれば、より周辺は騒がしいものになるだろう。

 立ち上がりにボールを持つのはバーンリー。CBが開きながらボールを持ちつつ、SBのは内外柔軟にプレーする。普段であれば、インサイドに絞ることが多い右のSBのロバーツだが、この日はラッシュフォードとの駆け引きを頑張っていた。前に食いつきやすいラッシュフォードがプレスに出てくると、その背後からロバーツは運ぶことができる。ここがバーンリーの前進のルートになっていた。

 右サイドのロバーツは奥まで侵入すると、折り返しのクロスからアムドゥニの決定機を演出。しかし、これはオナナがファインセーブでシャットアウト。CLでの不出来を塗り替えるようなスーパーセーブでこの決定機を防ぐ。

 アムドゥニはこのシーンを含めていくつかチャンスがあったのでそれは決め切りたかったところ。ストライカーとしての仕上げの役割を果たすことはできなかった。

 ユナイテッドは保持で非常に苦労。リンデロフが列を上げて工夫を見せていたが、それがスムーズな前進につながるかは別問題という感じ。カウンターも打ててはいるが、これはGKのトラフォードによってセーブに遭う。セットプレーからエバンスがネットを揺らすなど、見所満載のゴールが決まったかと思いきや、これはオフサイドで取り消し。

 このシーン以降は両チームとも繋ぎでミスが多く、なかなか敵陣まで入れない展開に。じりじりとした試合を動かしたのはクラックの一撃。エバンスの大きな展開を受けたブルーノの豪快なボレーが試合を動かし、ユナイテッドがハーフタイムをリードで迎えることに成功。立て続けにホイルンドが同じ形の決定機を迎えるなど、勢いに乗って前半を終える。

 後半頭は前半に戻ったかのように高い位置にプレスに出てくるユナイテッドに対して、どこまでバーンリーが牙をむけるか?という流れになった。しかしながらアムドゥニが流れるなどでPA内に人がいなかったり、あるいは強引な持ち運びからロストしたり、前半のようにバーンリーは流れに乗ることができない。ユナイテッドも決定機にはならないが、押し返すことはできており、バーンリーの前進に対してコストをかけさせることができていた。

 バーンリーの終盤の交代策は悪くはなかった。グズムンドソンの負傷交代以降、右サイドに移動してからすっかり元気がなくなったコレオジョよりも、ラーセンの裏抜けの方が効果的だった。

 しかしながらテン・ハーグもヴァランを最後の壁として投入。中盤より前の交代策が限られている分、PA内での跳ね返しの安定感を分厚くしたユナイテッド。最後まで逃げ切りに成功し、公式戦での連敗に歯止めをかけることに成功した。

ひとこと

 内容の寂しさは否めないが、まずは勝たなければいけない一戦だっただけにきっちり結果を出せたことは大きい。ブルーノのボレーに救われた格好である。

試合結果

2023.9.23
プレミアリーグ 第6節
バーンリー 0-1 マンチェスター・ユナイテッド
ターフ・ムーア
【得点者】
Man Utd:45’ ブルーノ・フェルナンデス
主審:トニー・ハリントン

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