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「2つの地獄にさよならを」~2023.9.19 グループI 第1節 ジョホール・ダルル・タクジムFC×川崎フロンターレ マッチプレビュー

目次

Fixture

AFC Champions League
グループI 第1節
2023.9.19
ジョホール・ダルル・タクジムFC
×
川崎フロンターレ
@スルタン・イブラヒム・スタジアム

Match facts

Match facts
  • 昨季のGSの対戦は川崎の1勝1分。
  • ジョホールは直近5試合の日本勢との対戦で未勝利(D1,L4)
  • 川崎は直近のACL16試合で1敗のみ(W10,D5)

予想スタメン

展望

オールコートマンツーの立ち位置は?

 さてACLである。ACLはDAZNが全試合放映というアクロバティックなことをやってくれるようになったので予習ができるようになった。かつてのように日テレのCSが放映権を持っている状態では考えられなかったことである。

 しかしながら、昨季までのACLはコロナの影響から集中開催。中2日の6連打となれば、プレビューとレビューを繰り返しながら把握するのは無理である。ということで、通常開催に戻った今年はようやくつかんだプレビューチャンスということになる。

 だが、第1節の相手についてはACLでの戦いをウォッチできない。そんな自分の思いを汲んでくれたのか、川崎の今季のACL初戦はジョホール。蔚山と共に2年連続のグループステージえの同居である。なので、昨シーズンの思い出をベースにプレビューを何とか仕上げていきたい。

 その前に今季のジョホールの様子を見ていこう。抽選会の時にも触れたが、今季のリーグはここまで無敗。抽選会の段階では20戦全勝でリーグ戦を駆け抜けている状況だったが、直後のリーグ戦ではアウェイで引き分けており、リーグ戦の連勝は止まっている。

 勝ちまくっているということはそれなりに調子はいいのだろうが、そもそもここ3年は国内のリーグ戦で負けていないようだし、それ以前も負けていても年に1回とかなので、20連勝=飛躍的な実力の向上というわけではなさそうである。リーグの力関係がそういうものなのだろう。

 ちなみにマレーシアリーグは1ヵ月の夏休み中。ジョホールにとって、川崎との試合はリーグ再開前の中断明けの初戦という位置づけになる。

 スカッドは各セクションに1人程度の主力が加入しているが、大幅な変化はなし。前線にはベルグソンもフォレスティエリもいる。よって、ベースは昨シーズンと似たような形と類推することができるだろう。

 というわけで昨シーズンの戦いを振り返っていく。ジョホールのプランの特徴は何といっても強気なオールコートでのマンツー。4-3-3に対して、3-5-2での高い位置からの追い回しで無理なくマンツーを作ることができていた。

 ただし、Transfer marktによると、今季のリーグ戦でのフォーメーションは4-3-3が基本線。マンツーでプレスをかけるとなると、前からの人数は合わないフォーメーションになる。もっとも、昨季の対戦でも川崎相手にマンツーは無理!と悟ったところからバックラインできっちり数的優位を確保していたため、何が何でもマンツー!という理念があるわけではないのかもしれない。

 それでも非保持でサイドのラインが下がってしまうと、攻撃に移ったときに前線が孤立しやすいという問題点がある。4-3-3を鵜呑みにするなら1トップにボールが入らない状況である。

 それは避けたいはずなので、ある程度前からの追い回しも視野に入れてくると考えるのが妥当だろう。国内王者らしくランアンドガンからのずっと俺のターンで攻めるのが理想像のはず。川崎相手にどこまでそれを実現できるかが、ジョホールの挑戦ということになるだろう。

去年の地獄と今年の地獄

 川崎にとってまず面倒なのは環境面だ。高温のマレーシアは天候的にやりやすい舞台とは言えず、慣れているホームチームにアドバンテージがあるのは明白だろう。昨季もピッチの状況にはだいぶ苦しめられてきた。6試合ではなく1試合であることで多少マイルドにはなっているだろうが、基本的にはホームチームに有利に作用する要素だ。

 それでも昨季はジョホールがリザーブで臨んだ第4節では川崎は4-0での快勝を収めている。ベンチメンバーとの差を考えれば、90分の中でも体力面で優位に立ちたいところではある。

 戦い方として川崎が最も避けたいのはマンツー主体のハイプレスにフリーズしてしまい、GKに持たされてしまう形。いわゆる等々力の札幌戦の前半の流れである。

 ここからマンツーにハマってしまい、ボールをあっという間に失ってしまうという流れになったら、ジョホールは人数をかけた厚みのある攻撃を展開することができるだろう。それだけは避けたい。

 裏を取るという意味でマルシーニョのスピードは当然活用すべきだが、それ以外の選手の抜け出しにおいてはきっちりと横パスや横のドリブルを使いながらジョホールのDFラインの足を止める動きをつけること。相手のDFの縦方向のベクトルを止めて、自分たちの裏抜けのベクトルがより刺さるような状況を作ることが重要だ。ちなみに4-0で勝利した昨年の対戦ではこれができていた。

 押し込むフェーズを作ることができれば、試合運びとしてまずは半分合格。残りは相手のストライカーをきっちりと孤立させることができるかどうか。昨季はどちらの試合も谷口がいたが、今季は彼もいなければジェジエウも間に合わなさそうという状況。車屋と大南が相手のストライカーに時間を与えることを許すかどうかは重要になる。

 まとめると、まず避けたいのはマンツーマンにハマってしまう札幌戦の前半のシナリオ、それを避けることができれば、ストライカーをきっちり孤立させられるかどうかが次の分かれ目になる。

 昨年涙をのんだマレーシアの地、そして今季最も虚無だった札幌戦の前半。川崎は2つの地獄にさよならを告げて、ACLの開幕戦を勝利で飾ることができるだろうか?

【参考】
transfermarkt(
https://www.transfermarkt.co.uk/)

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