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「Catch up UEFA Champions League」~2023.10.25 UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第3節 ヤングボーイズ×マンチェスター・シティ~

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横に広く→縦に鋭くの味変

 このグループはここまで2強2弱。2チームが上に上がるというレギュレーション的な話をすれば面白みのない展開になっている。追う側のヤングボーイズは覚悟の高い位置のプレスをスタートし、積極的にシティにプレッシャーをかけていく。

 しかしながら、シティからすればバックラインが余る形になることが多く、そこまで窒息するような形ではない。いつものようにリコ・ルイスを中盤に入れ込むなど、エデルソンを入れればバックラインの枚数自体は削る余裕を見せていた。

 ボールを送る先として選択されていたのは相手のSH、SB、CHの間のスペース。この間に選手を立たせて安定した前進の機会を掴んでいく。しかしながら前線に上がろうとするヌネスに対しては、ヤングボーイズがマンツー気味にCHがついていくなどズレを作ることを許さない。

 この日のシティでいつもと違ったのはドクを右サイドに置き、グリーリッシュと併用したこと。両サイドに大外から仕掛けられるWGを置くことで外側に幅を広げることができており、ハーランドとともに横幅が広めなファストブレイクを行うことができていた。なお、途中で左にドクを移動させていたのでインサイドに入り込む動きからのシュートを欲していたのかもしれない。

 ヤングボーイズは保持に回った際にはまったりとボールを回していく。アンカーをサリー気味に下ろして3-4-3に変形。外循環でボールを動かしていく。しかしながら、シティはリトリートをきっちりとしてこれに迎撃。ヤングボーイズはなかなか攻め入る隙を見つけることができなかった。

 後半、セットプレーからアカンジが決定機を迎えたシティはその次のセットプレーから先制。シュートのこぼれ球を再びアカンジが押し込んで勝ち越しに成功する。しかしながら、ヤングボーイズもすぐさま反撃。裏抜け一発でエリアがエデルソンとの1on1を制してすぐにタイスコアに引き戻す。

 そこからは自陣からつなぐアクションを軸に攻め立てるシティが優勢に。PKを獲得したのは67分のこと。ロドリがカマラに踏まれてしまいエリア内でファウルをゲット。このPKをハーランドが仕留める。

 これ以降もペースはシティ。交代出場したアルバレスにより、インサイドに縦の推進力がもたらされるとヤングボーイズはテイストの違う攻め手に苦戦する。アルバレス自身にネットを揺らされたシーンはグリーリッシュのハンドで事なきを得たが、直後にハーランドに中央をこじ開けられて万事休す。シティは順当に勝利を挙げてグループステージ突破に王手をかけた。

ひとこと

 エリアの突破からのゴールはかなり良かったけどなぁ。スタジアムの雰囲気も含めて。

試合結果

2023.10.25
UEFAチャンピオンズリーグ
Group G 第3節
ヤングボーイズ 1-3 マンチェスター・シティ
スタディオン・ヴァンクドルフ
【得点者】
YBO:52‘ エリア
Man City:48’ アカンジ, 67’(PK), 86′ ハーランド
主審:モアテン・クロー

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