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「Catch up UEFA Champions League」~2023.12.12 UEFAチャンピオンズリーグ グループA 第6節 コペンハーゲン×ガラタサライ~

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パルケンでの大一番を制しコペンハーゲンが悲願達成

 グループAはサバイバル。最終節に勝利をすれば、どのチームにも突破の可能性は存在する。ちなみに引き分けになってしまったら、他会場のユナイテッドに突破のチャンスが回ってくることになる。この会場の2チームはそうなれば共倒れだ。

 コペンハーゲンはいつも通り、CFよりもワイドのアタッカーが前に出ていくプレス。彼らがCBをケアしつつ、CFは中盤の底にいるトレイラのところをケアする。外に関しては3センターがスライドしながら対応。高い位置からサイドを止めにかかっていく。

 インサイドに差し込むことができないガラタサライはサイドを中心に長いボールを展開するが、なかなかこれが収まらず。中央を塞ぐコペンハーゲンに対して効果的な一手を見出すことができない。

 ガラタサライのプレッシングはよりストレートに強気なスタンス。前線は2トップが高い位置からシンプルに捕まえにいき、中盤はそれに追従して勝負を仕掛けていく。マークが外れていればコペンハーゲンのCBは自陣からボールをドリブルで運ぶシーンもあるが、基本的にはロングボールでの安全第一の対応がベースとなった。

 どちらのチームも基本的には保持側ではリスクを回避する方針。大一番らしい緊張感がある試合は非保持側優勢でチャンスが少ないまま、前半をスコアレスで終える。

 後半の立ち上がりに押し込むことに成功したのはガラタサライ。コペンハーゲンがプレスを控えながら受けに回ったことで、サイド攻撃を軸に勝負を仕掛けるシーンが増えていく。

 しかしながら、先制したのはコペンハーゲン。クラエソンのリーチの長さを生かしたボールキープから左サイドを一気に破壊すると、最後は折り返しをレラガー。流れるような美しい崩しでコペンハーゲンが少ないチャンスを活かす。

 攻めなければいけなくなったガラタサライはサイドから圧力をかけていく。右はツィエクのインスイングのクロスとボーイの奥を取るラン。左サイドはトップ下から移動したアクチュルコールがカットインからのシュートを狙っていく。

 しかし、ボックス内でのコペンハーゲンの守備は非常に強力。さらには保持に転じた時には手薄なガラタサライの守備ブロックを侵食するなど、試合運びとしては十分ということができるだろう。

 ただ、最後のレラガーの退場は流石に計算外だったはず。10人で後半追加タイムを戦うことになったコペンハーゲン。ガラタサライの痺れるような圧力の攻撃を受けることになるが、ゴールに迫る場面をグラバラを軸になんとか凌ぎ切る。

 本拠地パルケンで悲願を達成したコペンハーゲン。バイエルンに続く2つ目のノックアウトラウンドの切符を手にして、堂々と決勝トーナメントに乗り込む。

ひとこと

 コペンハーゲンは今大会における最もシステマティックなチームの1つ。故にマンチェスター・シティとの対戦は非常に相性が悪いと思うが、ディフェンディングチャンピオンにぜひ正面からぶつかっていってほしい。

試合結果

2023.12.12
UEFAチャンピオンズリーグ
Group A 第6節
コペンハーゲン 1-0 ガラタサライ
パルケン・スタディオン
【得点者】
COP:58′ レラガー
主審:ダニエレ・オルサト

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