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「Catch up UEFA Champions League」~2023.12.12 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第6節 インテル×レアル・ソシエダ~

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ミラノでの勝ち点奪取のミッションに成功

 グループD通過の残すトピックは首位通過チームがどちらになるかを決めるということのみ。インテルとソシエダは直接対決で雌雄を決することになる。勝てばインテル、引き分け以上ならソシエダが首位で通過する一戦である。

 ハイプレスでのスタートでテンポを奪いに行ったのはアウェイのソシエダ。CLではおなじみとなりつつある、先行逃げ切り方のハイプレスからインテルのポゼッションを苦しめるとスタートとなった。

 インテルは積極的なオフザボールで相手のマークを外しに行く。フラッテージの裏抜けなどはかなり優秀で効果的にソシエダのマークを剥がすことができていた。試合としてはそうした縦への鋭さ勝負が目立つ序盤戦になった。

 時間が経過すると、保持はソシエダがメインで進める展開に。4バックのフラットなビルドアップでインテルの2トップの脇に安全地帯を作りながらの前進を行うように。サイドの奥を取る形から関係性を作ってクロスを上げる形を作るところまでは至っている。

 しかしながら、インテルはサイドの封鎖は間に合っている感。サイドに集結したインテルの守備者を外してのクロスまではなかなかたどり着けず、効果的な攻撃は仕掛けられていない状態だった。

 インテルの方が前線のおさまりがいい分、少ない手数でのカウンターが成立する格好に。FWがボールを収めてくれるのならば、そこからの横断で逆サイドのWBの攻撃参加を促す形で得点を狙いに出ていく。

 後半はポゼッションでも少しずつ主導権をにぎる。ボール保持からじんわりとプレスを回避するイメージからインテルは少しペースを引き上げる形を作り出す。ハイプレスも含めて後半のインテルの振る舞いはかなり支配的なものだった。

 前半に逃げ切りをイメージしていたソシエダが後半にペースを落としてしまうのはインテルとは対照的。トップを入れ替えてのリフレッシュでハイプレスを持続させることで、試合を優勢に進めていく。

 しかしながら、ソシエダも右サイドから追撃のきっかけをつかみに行く。そして、右サイドからカットインを仕掛けてPKを奪ったのは久保。だが、これはOFRの結果シミュレーションと判断されてPKは取り消されてしまうことに。

 千載一遇のチャンスを逃してしまったソシエダ。以降もインテルの攻撃に対して抵抗を続けて、何とか無失点で切り抜けることに成功。ミラノでの勝ち点奪取という目標を達成し、グループD首位での突破をなんとか決めることができた。

ひとこと

 インテルの局面の選ばなさはノックアウトラウンドで効いてきそうだなと思う。

試合結果

2023.12.12
UEFAチャンピオンズリーグ
Group D 第6節
インテル 0-0 レアル・ソシエダ
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
主審:ザンドロ・シェーラー

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