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「Catch up Premier League」~2023.12.30 プレミアリーグ 第20節 アストンビラ×バーンリー ハイライト

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割り切ったバーンリーをPKで振り切る

 アウェイだけでなくホームでも苦戦が見られるようになってきたアストンビラ。CL出場権を争うためにはこの年末年始は正念場といったところだろう。

 3-2-5のボール保持から主導権を握りにいくアストンビラ。3バックに変形するアストンビラに対して、バーンリーはプレスに行けない状況に。よって、ボールを持つことができたビラだが、縦パスを差し込んでの加速がいつもよりもうまくいかずに苦戦。敵陣に攻め込むフェーズでなかなか持ち味を活かすことができない。

 バーンリーは時折高い位置からのプレスにいくこともあるが、リトリートへの意識もきっちりと。特に左のSHのオドベールはベイリーを気にして列を下げての対応をすることもしばしばであった。ボールを奪った後はロングカウンターから素早くアストンビラをひっくり返しにかかる。

 しかし、先制点を決めたのはホームのビラ。左サイドの裏に流れる形からギャップを作ったワトキンスがカットインから横断。逆サイドのベイリー解放に成功し、シュートを打つ間合いを作っての先制ゴールに辿り着く。

 だが、バーンリーは即座に同点。セットプレーからファーへの折り返しをアムドゥニが仕留めて追いつく。その後もカウンターを軸としたバーンリーはさらに得点を重ねるチャンスを作るが、オフサイドによってビラはなんとか踏みとどまる。

 むしろ、実際にゴールを決めたのはビラの方。またしてもワトキンスの動き出しからの折り返しでディアビが勝ち越しゴールを決める。

 ビハインドになったバーンリーはファストブレイクに重きを置いた攻撃を維持しつつ、高い位置からのプレッシングからチャンスを作りにいく。しかしながら、この強引なチャレンジはベルゲの退場という結末で失敗に。以降はアストンビラが一方的に押し込む展開になっていく。

 しかしながらワンチャンスを活かしたバーンリー。グズムンドソンへのロングボールから抜け出したフォスターがゴールを生み出し、再三狙っていた裏抜けからチャンスを活かして同点にする。

 押し込みながらもなかなか決定打が出ないビラ。このまま前節同様のドローかと思われたビラだったが、終了間際にPKを獲得。ファウルを犯してしまったのは兄弟対決となったバーンリーのラムジーであった。

 ルイスがウイニングショットとなるPKを仕留めて悪循環に終止符を打ったビラ。10人のバーンリーをなんとか退けてホームでの2試合連続ドローを回避した。

ひとこと

 割り切っても戦えるバーンリーは地味に幅が広がっている感じがする。

試合結果

2023.12.30
プレミアリーグ 第20節
アストンビラ 3-2 バーンリー
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:28‘ ベイリー, 42‘ ディアビ, 89‘(PK) ルイス
BUR:31’ アムドゥニ, 71’ フォスター
主審:スチュアート・アットウェル

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