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「Catch up La Liga」~2023.12.10 ラ・リーガ 第16節 バルセロナ×ジローナ ハイライト

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ポゼッション強者の振る舞いでバルセロナを撃破

 いつも通りの4バックから3バックへの可変で3-2-5の形をとるバルセロナ。サイドから裏を狙うためのアクションを多く行っていたが、ジローナは大外のレーンでWBが高い位置で止めるための真っ向勝負を仕掛けていく。守備の陣形としては5-3-2のような形にも見えた。

 ジローナはボールを奪い返すとカウンター。ボールを奪ったところのファストブレイクを右サイドで発動。バルセロナは相手のカウンターに対して対応が遅れる場面が目立つ。案の定、先制ゴールはこちらのサイドから。クロスをドフビクが合わせて早々にスコアを動かす。

 しかしながら、7分後にバルセロナはセットプレーから同点。レバンドフスキが叩き込んで試合を振り出しに戻す。

 一時的にプレスを控えていたジローナは20分を超えると徐々に高い位置で食い止めるように。攻撃の機会を多く得ることで勝負を仕掛けていく。特に効いていたのは左サイドのユニット。仕掛けられるサヴィーニョも良かったが、後方から内外問わずに攻撃を支援しつつ、自らも高いシュート意識を持つミゲルの存在が印象的。そのミゲルの勢いのあるミドルシュートでジローナが2点目をゲット。ハーフタイムをリードで迎える。

 後半もジローナがボールを持つスタート。バルセロナはハイプレスの意識を強める形でジローナからボールを奪いに行った。しかしながら、ジローナの振る舞いはポゼッション強者のそれ。ボールをもち、敵陣に押し込んで、ロストをしたタイミングできっちりと即時奪回を仕掛けていく。

 事態が好転しないバルセロナ。保持時の3CBにバルデを入れるという超攻撃的な布陣で反撃に打って出る。しかしながら、次に点を決めたのはジローナ。交代で入ったヴァレリのゴールでバルセロナをさらに突き放す。

 終盤戦は非常にオープンな展開の駆け引き。どちらのチームに得点が入ってもおかしくない状況が延々と続いていく。ギュンドアンが1点差に縮めるゴールを決めた時にはもしや!と思ったのだが、この試合の主役は明らかにジローナ。ストゥアーニが再び2点差に広げるゴールを仕留めて試合は完全決着。旋風を巻き起こしているアウェイのジローナはバルセロナ食いに成功した。

ひとこと

 ジローナの方が今はバルセロナよりも保持型のチームっぽいかも。

試合結果

2023.12.10
ラ・リーガ
第16節
バルセロナ 2-4 ジローナ
エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス
【得点者】
BAR:19′ レバンドフスキ、90+2′ ギュンドアン
GIR:12′ ドフビク, 40′ ミゲル, 80′ フェルナンデス, 90+5′ スチュアーニ
主審:ディシドロ・ディアス・デ・メラ・エスクデロス

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